古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

大阪府警元警部補、起訴内容の認否留保

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2014/05/01 毎日新聞

 大阪府警堺署の虚偽調書事件で、証拠隠滅罪に問われた堺署元警部補、呰上(あざかみ)和彦被告(51)=依願退職=の初公判が1日、大阪地裁(田口直樹裁判官)であった。呰上被告は「差し控えたい」と起訴内容の認否を留保した。弁護側は、起訴猶予(不起訴)になった当時の署長ら幹部の関わりを公判で明らかにしたい意向を示した。

 起訴内容によると、呰上被告は2012年12月2日、堺署の留置場で男が暴れた公務執行妨害事件を巡り、巡査長が男の保護室収容を決めたのに、その上司が指揮したとする調書を作ったとされる。

 検察側は冒頭陳述で、虚偽調書を部下に作らせた呰上被告が部下の再三の抗議を聞き入れなかったと明らかにした。動機については触れなかった。

 呰上被告の弁護人は閉廷後、「1人だけ起訴されて納得できない」と話した。署長らの供述調書などの証拠採用に検察側が同意するよう求めており、6月2日予定の次回公判で認否に触れるという。

 事件では、刑事課員2人が呰上被告の関与を隠した2通目の虚偽調書を作成。署長と副署長は本来の正しい内容の調書を部下から入手したのに署内に隠し、検察庁に送らなかったとされた。また、巡査長らが男の公判で虚偽調書に沿って偽証する事態に発展した。

 府警は昨年12月、署長ら9人を書類送検した。大阪地検は呰上被告だけを在宅起訴し、他は悪質性が低いとして起訴猶予にした。【堀江拓哉】

毎日新聞の関連記事

image beaconimage beaconimage beacon