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大陪審、トランプ氏長男の面会に絡み召喚状=関係筋

Reuters のロゴ Reuters 2017/08/03

[ワシントン 3日 ロイター] - トランプ米大統領の長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏が昨年6月にロシア人弁護士と面会した件で大陪審は召喚状を発行した。複数の関係筋が3日、ロイターに対し明らかにした。

関係筋はまた、昨年の米大統領選へのロシアの干渉疑惑を捜査しているモラー特別検察官がワシントンで大陪審を選定したことも明らかにした。関係筋の1人によると、大陪審はここ数週間に選定された。

面会にはトランプ氏の娘婿であるクシュナー大統領上級顧問と、大統領選でトランプ陣営の選対本部長を務めたポール・マナフォート氏も出席していた。

召喚状が誰に対するものかは現時点で明らかになっていない。

トランプ大統領は3日夜にウェストバージニア州で開いた集会で、「大半の人はわれわれの選挙戦にロシアの干渉がなかったことを知っている。われわれはロシアのおかげで勝利したのではない。皆さんのおかげで勝利したのだ」と訴えた。

大陪審、トランプ氏長男に召喚状=関係筋 © REUTERS 大陪審、トランプ氏長男に召喚状=関係筋

元検事のポール・カラン氏は「モラー氏の捜査においてこれは重大な進展だ」との見方を示し、「刑事訴追につながる情報が明らかになった可能性を示唆している。誰に対するものかが問題だ」と述べた。

一方、トランプ氏の弁護士、ジェイ・セクロウ氏はフォックス・ニュースで「異例の措置ではない」と述べた。

関係筋の1人は、ロシアによる大統領選への干渉は昨年6月の面会後間もなく本格化したことから、モラー氏の捜査ではこの点が焦点になっていると述べた。

状況説明を受けた関係筋の1人によると、モラー氏は、面会の際か面会の後にトランプ陣営関係者がロシアに対し、大統領選の対立候補だったヒラリー・クリントン氏の陣営に関する情報を流すよう促したかどうか捜査している。

捜査に詳しい別の関係筋によると、捜査ではトランプ大統領自身は対象になっていないが、昨年6月の面会について大統領が事前に知っていたか、後に報告を受けたかを見極めようとしているという。

コブ大統領特別顧問は、モラー氏が大陪審を選定したことは承知していないとした上で、「ホワイトハウスはモラー氏の作業の公正な終了を促すことを支持しており、同氏に全面的に協力することを約束する」と述べた。

トランプ氏個人の弁護士の1人であるジョン・ダウド氏は「大陪審のニュースに関しては、トランプ大統領が捜査の対象ではないと明言できる」と述べた。

モラー氏とマナフォート氏の報道官はコメントを控えた。トランプ・ジュニア氏およびクシュナー氏の弁護士のコメントも現時点で取れていない。

こうした中、米上院の共和、民主両党の議員らは3日、トランプ大統領がモラー氏を不当に解任することを阻止する法案を提出した。

セクロウ氏は「大統領はモラー氏の解任を考えていない」とし、議員らの懸念を否定した。

大陪審のニュースを受け、米金融市場では株価とドルが下落、米国債は上昇した。

メルク・インベストメンツのプレジデント兼最高投資責任者、アレックス・メルク氏は、大陪審がトランプ氏に不利に傾いている可能性が高いとした上で、ドルの弱材料、ユーロや金には強材料だと指摘。トランプ氏の政策実現が一段と困難になることから、長期的にリスク資産にとってネガティブだとし、政権への逆風が強まるほど成長加速の望みも小さくなると述べた。

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