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宮崎県日向市のふるさと納税の返礼品「ひょっとこ踊り」って何?

エキサイト Bit のロゴ エキサイト Bit 2017/07/08 09:00 石原亜香利
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宮崎県日向市は2017年5月、ふるさと納税の返礼品として「ひょっとこ踊りの出張公演」を登録した。50万円以上の寄付者が対象で、地元の保存会が2人以上の踊り手を派遣。離島などを除く全国各地で踊りを披露するという。

「ひょっとこ踊り」は日向市無形民俗文化財

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このたびふるさと納税の返礼品として登録された「ひょっとこ踊り」とはどのような踊りなのか。日向市の担当者はこう答える。

「『ひょっとこ踊り』は、明治時代に日向市塩見永田地区に眼科医を開業していた橘公行(たちばなきみゆき)氏が、民間で演じられる神楽である『里神楽(さとかぐら)』をもとに考案し伝授されたといわれています。五穀豊穣、商売繁盛、子孫繁栄を祈願するため、村の青年たちが中心となって踊りを継承していましたが、『橘ひょっとこ踊り保存会』が正式に結成され、本市の伝統芸能として本格的な継承活動が行われるようになり、92年には日向市無形民俗文化財に指定されました。

ひょっとこ踊りは、ひょっとこ、おかめ、きつねがそれぞれのお面を付け、赤い着物に白い帯、豆絞りの手ぬぐいをかぶります。きつねは、白いももひき姿に白い足袋、ひょっとこは白いふんどしに黒い足袋を履き、テンテコテンと笛、鉦(かね)、太鼓の軽快なリズムに合わせ、手、足、首と体全体を使ってコミカルに踊ります」

ちなみに1万円以上の寄付による返礼品として「日向ひょっとこ衣装セット」と「手作り日向ひょっとこ面」も登録されている。

また、日向市には、この伝統のひょっとこ踊りを毎年披露するイベントもあるという。

「昭和59年から、ひょっとこ踊りの発祥地として、毎年8月第1土曜日に『日向ひょっとこ夏祭り』を開催しており、今年で34回目となります。全国から2,000人以上の踊り手が集まり市内が衣装の赤一色に染まる光景は、宮崎県を代表するイベントといわれる所以でもあります」

「ひょっとこ踊りの神様」的な存在だった

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このひょっとこ踊りの出張公演は、2017年5月1日よりふるさと納税の返礼品として登録されたばかりとあり、まだ派遣はされていないという。

「まだ返礼品としては派遣されていませんが、橘ひょっと踊り保存会は、これまでさまざまなテレビ出演やイベントに招待されており、全国のひょっと踊りファンからは『ひょっとこ踊りの神様』的な存在となっています。

今後、本返礼品の周知拡大によって、ひょっとこ踊り講習会の開催や結婚式での出し物など、さまざまな機会での派遣が多くなることが予想されています」

なぜひょっとこ踊りを返礼品として登録したのか

このひょっとこ踊り、なぜ返礼品として登録したのか。日向市の担当者は次のように意気込む。

「橘ひょっと踊り保存会が、全国のさまざまな場所で踊りを披露し、人に笑いと感動、素晴らしさを伝えることで、ひょっとこ踊りと発祥の地・日向市の知名度の向上を図ることを目的に返礼品として登録しました。ひょっとこ踊りに興味を持っていただくことで『日向ひょっとこ夏祭り』へのご来場や踊り手としての参加による誘客にもつなげていきたいと考えています」

今後、どのような人が返礼品としてひょっとこ踊りの派遣をオーダーするのか、楽しみである。

(石原亜香利)

取材協力

宮崎県日向市

https://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/45206

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