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家族で使うならWindows 8のピュアタブレット!使ってわかったこれだけの理由

2014/09/19
 

 

 

 

 

 

 

 

薄さと軽さ、想像以上のキビキビとした動きに感動


今回使用したWindows 8搭載タブレットは、富士通の『ARROWS Tab Wi-Fi QH55/J(以下ARROWS Tab Wi-Fi)』。第一印象は、「なにこれ、薄くて軽―い!」というもの。本体の厚みは1cmを切って9.9mm、重量は約574g。初代『iPad』や少し前のAndroidタブレットに比べてもかなりスリム。それに、ディスプレイは10.1型ワイド(1366×768ドット)と広い。これにフルスペックのWindows(Windows 8/32ビット版)が載っているとは、最初ちょっと信じられなかったほどだ。

現物を見てまず驚くのは、この薄さ! 省電力CPUを積んでいるので本体が熱くなりにくい。HDDではなくSSD(約64GB)であり、冷却ファンもないので騒音は皆無!

スリムな本体ではあるが、パフォーマンスはどうだろう? Windowsのタブレットと聞くと、「動作がかなり"もっさり"してるんじゃないの?」という疑問を持つ人も多いだろう(自分もそのひとりだった)。ARROWS Tab Wi-Fi に搭載されているCPUは低消費電力のAtomプロセッサー(Z2760 /1.50GHz)。にもかかわらず、タブレットとして使う分には、想像以上にキビキビと動く。もちろん、仕事で重いファイルやアプリケーションをガリガリ使うのであれば、より上位のスペックが欲しくなるだろう。USBポート(1基搭載)などの拡張性も一般的なノートPCに比べて低いのは事実だ。

しかし、家庭内で使うならこれで十分だと思える。このスリムさでバッテリーの駆動時間は、動画再生時で約10.5時間。ぶっ通しで使うのでなければ、丸1日は持つだろう。家ではタブレットをメインに使いたいけど、時々パソコンも必要。そう考える家庭では、これ1台でまかなえるのではないだろうか。

 

充電は専用のクレードルを用いる。普段はダイニングテーブルなどに設置し、立てかけておくのがよいだろう。このままWebをチェックしたり、動画などの視聴にも便利に使える。

 

 

 

 

 

 

 

 

家族でも安心して使えるWindows 8のセーフティ機能


ARROWS Tab Wi-Fiは、形状こそタブレットだが、これまでのPCと変わらず、家族ごとのアカウントを設定してサインインすることが可能だ。iOSやAndroidのタブレットは、(現状では)ログインするアカウントを切り替えられず、家族で共有する際には不都合が生じていた。特に子供がいる場合は、インストールするアプリやブックマークに注意しておく必要があり、その分、大人は不便を強いられる。例えばメールやSNSは自動でログインできる状態にはしておけない。通常はオフにしておき、使う時だけユーザー名やパスワードを入力することになるが、これはかなり面倒であり、使用頻度も下がってしまう。

Windows 8のタブレットであれば、ローカルのアカウントが設定できるため、家族の人数分の環境が構築可能だ。壁紙などの基本設定はもちろん、アプリやブラウザのブックマークも個別に管理できる。メールやSNSといったパーソナルなアプリも別々に、親は仕事でも使える環境、子供は勉強や遊び用の環境と棲み分けできるのだ。

Windowsなので、家族の数だけアカウントが設定できる。わが家は子供が小学生なので、おおざっぱに「こども」用アカウントとしたが、成長すればアカウントをそれぞれに分けていってもいいだろう。

 

サインインする時のパスワード入力は面倒なもの。Windows 8からは、特定の場所をなぞるだけでサインインできる「ピクチャーパスワード」機能が搭載された。上の写真のように、設定したポイントからポイントへ指をスライドさせる。これなら子供にも簡単だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

Webサイトやゲームを子供に安心して使わせられる

「Microsoftファミリーセーフティー」は、子供が使用するアプリやWebブラウザでアクセスできるサイトを制限する機能。ゲームやパソコン自体の利用時間をあらかじめ決めておいたり、子供がどうパソコンを使ったかのレポートも見ることができる。

Webコンテンツの制限を設定する画面。「許可したサイトのみ」「子供向け」「一般的なサイトのみ」「一般的なサイト+コミュニケーションツールを許可」「成人向けサイトは警告する」の5種類のレベルで設定可能。ファイルのダウンロードを禁止しておけば、不正プログラムのインストールも防げる。

 

ブロックされたWebサイトも、その場に保護者がいればパスワードを入力することで表示できる。その場に保護者がいなければ、リクエストして後で許可をもらうことも可能。アプリの使用についても同様の手順で利用可能になる。

 

Windows ストアからダウンロードできるゲームのレーティングについて設定できる。

 

コンピュータの1日の利用時間を、平日、土日に分けて制限できる。さらに、使用できる時間帯も設定可能。

 

 

 

 

 

 

 

 

Windows ストア アプリでWindows 8の楽しさを実感!


Windows 8には、タブレット操作に最適化されたアプリをダウンロードできる「Windows ストア」が用意されている。仕事の効率化を図れるアプリから、ゲームまで、メジャーなアプリはだいたい揃えられるイメージだ。もちろん、これまでのように、CD-ROMやソフトメーカーからのサイトからもWindows用のソフトをインストールすることはできるのだが、目的のアプリを探しやすい、購入したアプリは最大5台までのマシンにインストールできるメリットが、「Windows ストア」にはある。無料アプリも数多いし、有料のアプリは試用も可能になっている。従来のパソコンでは使うソフトが固定してしまいがちだが、スマホのように気軽にソフトをインストールすることで、環境をどんどん進化させることができるだろう。

「Windows ストア」なら子供にも安全

アプリのインストールは、子供がある程度の歳になるまでは親が管理したい。とはいえ、「Windowsストア」にはマイクロソフトの審査を経たアプリのみが登録されているので、危険なアプリを入れてしまう可能性は少ない。むしろ、他のサイトからダウンロードさせるのではなく、(Microsoftファミリーセーフティーの機能でダウンロードを禁止に設定しておける)、「Windowsストア」からのみアプリをダウンロードするよう教育するほうがいいだろう。有料アプリは勝手に購入できないよう、その都度パスワードを入力するよう設定しておこう。

「Windows ストア」はアプリが探しやすく、画面をタッチするだけでインストールできる。これまでのようにインストーラーをダウンロードして起動云々といった手順も必要ない。クレジットカードの情報を登録しておけば、有料アプリの購入も簡単だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

シーンを選ばない豊富な端末、ニーズに合わせて自由自在


Windows 8を搭載した製品は、ARROWS Tab Wi-Fiのようなピュアタブレットタイプ、UltraBookをはじめとするノートPCタイプ、液晶画面が回転やスライドし、ノートPCとしてもタブレットとしても使えるコンバーチブルタイプ、ディスプレイ部とキーボードが着脱可能なタイプなど、実に様々なタイプから選択できる。もちろん、デスクトップタイプのPCにもWindows 8が搭載される。

どのタイプを選ぶかは、使う人の利用スタイルによるだろう。ざっくりと言えば、ピュアタブレットタイプは、これまでのタブレットやスマホのように気軽なシチュエーションで使うのに向いている。仕事で本格的な文書作成に用いるのであれば、ノートPCタイプやコンバーチブルタイプが快適だろう。ちなみに、ノートPCタイプは、タッチパネル対応とそうでないものが混在しているので、購入時には多少の注意が必要だ。

防水・防塵は家庭内でもメリット大

防水・防塵機能があれば、水や小麦粉など粉モノがかぶっても問題なし。さらに、タブレットはソファーやベッドの上に置きっ放しになりやすいが、そこでもホコリが内部に入る心配はないだろう。

ARROWS Tab Wi-Fiは防水・防塵性能を備えている。防水・防塵というと、アウトドアの過酷な環境をイメージするかもしれないが、家の中であっても役立つ機能だ。キッチンでは、水気はもちろん、料理に使う小麦粉など、粉モノも多い(燃えやすく、湿気を含んでカビやすいので、土や砂よりたちが悪いかもしれない)。レシピサイトを見ながら料理をするといったシチュエーションで、手が濡れていても気にせずに使える。とくに、子供は大人よりも注意力が散漫になりがちで、水気のあるモノをこぼしたりしがちなので、防水だと安心して使わせられる。

また、ARROWS Tab Wi-Fiは薄くて軽いのが特徴のため、落としてしまうと壊れてしまう華奢な印象があるかもしれない。だが、薄くて軽いことで子供の手でもしっかりと持てるので、むしろ落下などの事故は起こりにくいように思われる。

バスタイムにゆったりしながらタブレットを使うのもまたよし。防水性能はIPX5/7/8なので、お風呂で使って万が一沈めてしまっても壊れる心配がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

SkyDriveを家族で使う


SkyDriveは、マイクロソフトのオンラインストレージ。いわゆるクラウドに、様々なデジタルデータを保存できるサービスだ。Windows 8では、SkyDriveとの連携が強化され、ローカルのフォルダーのように利用できるようになった。Officeシリーズでは、ファイルのデフォルトの保存先としてSkyDriveが選べる。このように、ネットの向こう側を意識しなくてすむのがWindows 8のポイントだ。さらにSkyDriveは、PCだけでなく、iPhoneやAndroidのスマホにも対応してもいる。無料で利用できる容量はなんと7GBもある。

とはいえ、すでにDropboxなど、他のクラウドサービスを使っており、また新たに導入するのは面倒だと思う人もいるかもしれない。そんな人には、SkyDriveをまずは写真や動画の保存用として使うことを提案したい。Windows 8のフォトアプリは特別な設定なしに、SkyDriveの写真を表示できるし、WMV形式の動画はダウンロードせずとも試聴が可能だ。

さらにSkyDriveは、フォルダーごとにアクセスできるユーザーを指定できるので、「仕事用」「家族用」と使い分けることもできる。

デジカメやスマホで撮影した写真や動画を「家族用」フォルダーに放り込んでおけば、タブレットで家族みんなが楽しめるし、反対に子供がタブレットで撮影した写真を別のパソコンやスマホで確認することもできる。

旅行などの写真を共有するための家族用フォルダーをSkyDriveに作成してみた。ローカルのHDDやDVDへの保存では、データは破損や紛失の可能性があるが、クラウドであればサービス側で2重3重のバックアップがなされるので、データ紛失の可能性が低い。

 

Officeの入っていないマシンでもOfficeファイルが扱える

ちなみに、ARROWS Tab Wi-Fi(QH55/J)には「Microsoft Office Home and Business 2010」が搭載されているが、Officeシリーズがインストールされていないデバイスでも「Office Web Apps」を使いOfficeファイルの閲覧や編集が可能だ。「タブレットにはOfficeを入れるほど仕事で使わないな」と思っていても、メールをチェックしたときに、添付されてきたファイルを確認したりすることは多いはず。さらに、仕事で使うファイルをSkyDriveで共有すれば、作業効率もかなりアップする。

 

 

 

 

 

 

 

 

Windows 8のタブレットを外に持ち出して使う

最初に述べたように、ARROWS Tab Wi-Fiはかなり携帯性に優れたタブレットだ。重量は約574g、厚さ9.9mmは、薄めの雑誌1冊分に相当する。ほとんどのカバンにすんなりと収まるし、「PCは重いから持って行こうかどうか迷う」ということも減るだろう。

インターネットへの接続も、モバイルWi-Fiルーターやスマホのテザリング機能を活用すれば場所を問わない。もちろん、仕事用途にも使えるが、このマシンでおすすめしたいのは動画鑑賞だ。10.1型ワイドのディスプレイは、映像配信サービスのコンテンツを楽しむのにも最適。今はちょっと寒いが、暖かい季節になれば公園で映画やテレビドラマを鑑賞したい。とくに、小さい子供を持つ父親にはありがちな、休日に子供を公園に連れて行かねばならず、その間かなり暇をもてあますというシチュエーションには、かなりオススメだ。イヤホンを使えば、カフェや移動中の電車の中でも見られる(もちろん、データ通信の電波が入るという条件はあるが)。ドライブ中に落ち着かなくなりがちな子供に映画を見せたり、ゲームをさせるのにもいいだろう。

こういった用途を考えても、ピュアタブレットタイプのARROWS Tab Wi-Fiはファミリー向けのマシンだ。普段はリビングやダイニングルームに転がしておき、家族旅行にも持って行ける。そして、いざという時は仕事もこなせる。正直言うと、使う前は、「キーボードのないPCなんて……」と思っていたが、家族の共用デバイスとしては相当にアリだなと実感した。

■関連リンク
ARROWS Tab Wi-Fi QH55/J
http://www.fmworld.net/arrows/tab_wifi/qh/
http://japanese.engadget.com/2012/10/18/arrows-tab-windows-8-574g-10-5/

■小口 覺(おぐち さとる)プロフィール

IT、SNS、スマートフォン、ネット、家電、ガジェットからサブカル、ビジネスまでゆる~くカバーしているライター。  Twitter@oguyan


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