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小池栄子、ドラマ『母になる』で好評価 高い演技力はどう培われた?

Real Sound のロゴ Real Sound 2017/04/27 株式会社サイゾー
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 水曜ドラマ『母になる』(日本テレビ系)の中で、主人公に負けないほどの存在感を放っているのが、門倉麻子役を演じる小池栄子だ。同作は、柏崎結衣(沢尻エリカ)が、誘拐され行方不明になった息子・コウ(道枝駿佑)と9年越しに再会を果たし、その親子の姿から“母親”とは何かを問う物語。 (参考:沢尻エリカと小池栄子、ふたりの“母親”の強さに涙! 『母になる』第3話の優しい嘘)  小池は、当時誘拐されたコウを救い、7年間の間一緒に暮らしていた“育ての親”として“実の母”と対峙していく。キャスト発表時からすでに、不気味な存在感を見せていた小池。彼女が出演した映画『八日目の蝉』(2011年)のような誘拐劇を想像した視聴者の声も多かった。だが、コウを洗脳するかのような“狂気”の手紙をしたためた第2話のイメージから一変、第3話では、愛情を注いだコウのために何をするべきかを理解した“母親”を深みのある芝居で演じ、多くの視聴者を驚かせた。  第3話での小池の演技を絶賛する無類のドラマフリーク・麦倉正樹氏は、グラビアアイドルから実力派女優へとシフトできた理由を、次のように見ている。 「グラビアアイドルの仕事はずっと続けられるものではないため、どこかでキャリアをシフトするのが普通だと思いますが、彼女の場合は女優業を始めた当初から思い切ったイメージの転換を図っていました。小池さんは、堤幸彦監督の映画『恋愛寫眞』(2003年)で、観客の予想を超えた役を演じていて、ラブストーリーかと思いきや、かなりホラー要素の強い作品だったので衝撃を受けました。グラビア出身でありながら、綺麗に撮られようとか、好かれる役をやろうという意識があまり感じられず、そこが彼女の独自性に繋がったと考えています。引き立て役に徹して、映画の一部になろうという意識がはっきりとあって、だからこそ多くの作品に起用されたし、女優としてのスキルを磨いて、確固たるポジションを確立できたのではないでしょうか」  また、2008年に数々の主演女優賞を獲得した『接吻』や、第35回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を獲得した『八日目の蝉』の経験が、今作の演技にも活かされていると続ける。 「『八日目の蝉』で演じた役は、特殊な環境で育った人物という意味で、『母になる』のコウの立場に近い気がしますが、『母になる』では逆に母親の立場で演じている。演技の中で繋がりができてるなと思いました。加えて、『接吻』で小池さんが演じた役は、今作とも近い気がします。世の中から孤立していて、その孤独を埋めようと足掻く女性という役で、思いつめた感じの雰囲気が似ています。『接吻』は衝撃的なエンディングを迎えますが、視聴者が思っていたほど、『母になる』は狂気的じゃなかった。コウとのやりとりでは、包容力を持った母親らしさが感じられて、演出とはいえ沢尻さんよりよほど母親らしく映っていました。これまで、内向的なおどおどした役か、笑いながら人を殺すような狂気的な役、もしくは『世界一難しい恋』の時のように主人公を励ますきっぷのいい姉御キャラだった彼女が、シリアスな芝居でここまで表現できるのは、これまでの出演作で培った演技力の賜物でしょう」  バラエティ番組での活躍も、その演技に特色と説得力を与えているという。 「相手としっかり向き合って演技をしているかどうかは大切な要素で、小池さんのセリフは、本当にその人に向けて語られていると感じます。かつて放送していたバラエティ番組『爆笑問題の検索ちゃん』(テレビ朝日系)や、現在放送中の『クレイジージャニー』(TBSテレビ)では、ダウンタウンの松本人志さんとも、息の合ったやり取りをみせています。それは結局、人をちゃんと見ているからこそ可能なのでしょう。彼女の場合、そのコミュニケーション能力の高さが、そのまま演技に繋がっているのではないでしょうか」  サイコパスのイメージを大きく覆す演技で、女優としての懐の深さを示した小池。第3話で見せた沢尻エリカとの高度な演技合戦の先には、さらに驚くべき展開が待っていそうだ。 (大和田茉椰)

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