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屋内で国内最古、老朽化で建て替え

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2014/05/01 毎日新聞
Photo: 再整備後の神奈川スケートリンクの外観図=横浜市体育協会提供 © 毎日新聞 再整備後の神奈川スケートリンクの外観図=横浜市体育協会提供

 現存する屋内スケート場では国内で最も古く、東日本大震災で仙台市から避難したソチ五輪男子フィギュアスケート金メダリストの羽生結弦選手(19)も練習した「神奈川スケートリンク」(横浜市神奈川区広台太田町)が、老朽化のため建て替えられる。事業費は計18億円。工事期間中は仮設リンクで対応、来年12月までに新スケート場を完成させる予定だ。

 体育館とリンクを併用した施設として1951年にオープン。運営母体だった財団法人「神奈川体育館」が昨年7月、公益財団法人「横浜市体育協会」(市体協)に統合され、現在は市体協が管理している。

 施設はもともと茨城県阿見町にあった旧海軍航空隊の格納庫で、戦闘機「零戦」などの修理が行われていた。その後、49年に横浜市で開かれた「日本貿易博覧会」の演芸場として使用されることになり今の場所に移築され、51年にスケートリンクに生まれ変わった。

 フィギュアやアイスホッケーなどの練習場に利用され、60年代のピーク時には年間90万人が利用した。近年は建造物の歴史に加え、羽生選手が東日本大震災後に練習したリンクとしても注目を集めていた。

 一方で、利用者は年間20万人程度まで減少。老朽化が進み、耐震性などの問題から市民が安全に利用できるようにと建て替えを求める声も相次いだ。

 新スケートリンクは国際規格(30メートル×60メートル)のメインリンクや60台以上を収容できる駐車場を整備し、フィギュアスケートの大会も開催できる予定。工事期間中の代替施設として、昨年8月に同市南区に移転した市立横浜総合高校の敷地(中区)に仮設リンクを設け、新スケート場が完成するまで営業する。

 市体協スケートリンク再整備室の植木克典部長は「もともと地域から親しまれているリンク。リニューアルして、快適に利用できる環境を確保したい」としている。【飯田憲】

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