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山崎まさよしの歌声と演奏味わう“独演会” 最新作から人気曲まで披露した弾き語りライブ

Real Sound のロゴ Real Sound 2016/12/28 株式会社サイゾー
© Real Sound 提供

 山崎まさよしが全国ツアー『YAMAZAKI MASAYOSHI ONE KNIGHT STAND TOUR 2016-2017』を12月1日よりスタートさせた。「ONE KNIGHT STAND」はこれまでも山崎が度々行ってきた弾き語りライブシリーズで、今回の開催は2011年以来、約5年ぶり。本稿では、ツアー序盤となる12月7日川崎クラブチッタにて行われた公演についてレポートする。 (関連:SMAPへの楽曲提供はなぜ特別なことなのか 槇原敬之、山崎まさよしらコメントから考える)  ステージには、中央にマイクスタンド、アコースティックギター2本、エレキギター、キーボード、小道具をのせたテーブルが配置されていた。山崎はオープニングを飾るSE「贈り物」で登場すると、パンデイロを軽く叩き始め、そのリズムをループマシンに刻む。繰り返し聴こえるパンデイロの音にあわせてアコギをつま弾き、即興のリズムパートを完成させると、「パイオニア」の歌唱へ。今回は全編を通してリズムパートをその場で作り、それにあわせて山崎が歌うスタイルが取り入れられ、弾き語りというよりはバンドサウンドを山崎一人が構築する独演会のような趣で楽曲が披露されていった。  一方、山崎は今回の公演を「発表会のよう」と表現していた。本ツアーは12月14日にリリースされるアルバム『LIFE』の発売を挟んだツアーということもあり、この日は発売前のアルバムから初披露される新曲が次々と披露されていくかたちとなった。「ポラロイド写真」の前には、山崎から「CDもまだないのにまた新曲です。不親切極まりない。しかも全部CDと違うアレンジ(笑)」との告白が。一足先に新曲を生で聴ける、しかもそれがオリジナルと異なるアレンジとは、なかなかスペシャルなライブである。「ポラロイド写真」のようにピアノの音色のみで歌われる楽曲から、「ガムシャラバタフライ」のようにボイスパーカッションやエレキギターのソロを披露するものまで、山崎の歌声と演奏、アレンジセンスをよりライブ感あるものとして楽しむことができた。  「君の名前」披露前には、本公演が二部構成であることが突如明かされた。久々のスタンディングライブ、観客を気遣っての配慮だそうだ。自身の娘が誕生した際に制作したという同曲を、ピアノの弾き語りで一音一音丁寧に歌い上げると、一部のステージを終えた。  二部は、『LIFE』収録曲であり『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)10月〜12月エンディングテーマの「カゲロウ」からスタートし、映画『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』主題歌の「空へ」などの既発曲が中心に披露された。「ド ミ ノ」で観客から自然と沸き起こったコーラスとセッションした一幕では、山崎は一段とテンションの高いパフォーマンスを繰り広げる。そして、その盛り上がりの中「セロリ」を観客とともに合唱。山崎の初主演映画『月とキャベツ』が公開20周年を迎えたことが感慨深げに語られると、テーマ曲「One more time, One more chance」をときに優しく、ときに力強く歌い、本編の幕を閉じた。  アンコールでは、クリスマスの予定がないという観客からの反応に「じゃあこの曲で慰めてあげよう」と「8月のクリスマス」を披露。あっという間の2時間のステージだった。  アットホームな雰囲気の中、山崎のボーカリストとしての魅力とプレイヤーとしての魅力が存分に発揮された『ONE KNIGHT STAND TOUR』は、今後2月18日熊本B.9 V1公演まで続いていく。そして、翌3月からは全国のホールをまわる『YAMAZAKI MASAYOSHI CONCERT TOUR 2017』がスタート。期間をあけずに行われる2つのツアーは、それぞれの演奏スタイルで様々な角度から最新作『LIFE』を楽しむことができる機会となるだろう。(久蔵千恵)

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