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島崎遥香、“汽車ポッポ”に思わず笑顔 AKB卒業へのはなむけ『警視庁 ナシゴレン課』の楽しさ

Real Sound のロゴ Real Sound 2016/12/06 株式会社サイゾー
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 月曜の深夜。1週間の始まりに気だるさを感じつつ、寝付く前にスカッとした気分になりたい。そんな夜にオススメのドラマがある。AKB48の島崎遥香が主演する『警視庁 ナシゴレン課』(テレビ朝日系)だ。 参考:島崎遥香、AKB卒業後は女優として成功する? 『警視庁 ナシゴレン課』に見る課題  ナシゴレン課は、刑事ならではの足を使った地味な捜査は、一切なし。個性豊かな部下たちと、刑事部屋から一歩も出ずに、難事件を解決していく、誰もが思わずクスッと笑える「なんじゃそりゃ」なワンシチュエーションドラマだ。  島崎が演じるのは、超キレ者の女デカ長。部下や容疑者への塩対応、興味のないことには無反応だが、気分が乗ったときには悪ノリに参加してみせる。そんなデカ長の性格は、どこかで見たことがあるような…。自由奔放&高飛車で、一見とっつきにくそうに見えるが、最終的には周りから愛される、そんな島崎を彷彿とさせるキャラクターなのだ。  そんなデカ長を慕う部下たちは、古田新太、勝村政信ら、ベテランの俳優たち。演技派がガッチリと脇を固めつつも、作品全体の雰囲気は実にゆるくて、微笑ましい。12月5日深夜放送の第8話では、役者陣のチームワークも良くなっているせいか、大小さまざまなボケが転がる、ある意味見応えたっぷりな回だった。  島崎が推理を披露する、いわば山場ともいえるシーンでも古田と勝村が殺害シーンを、いそいそとコントじみた芝居で再現。アドリブなのか、そういう演出なのか、再現が終わると微妙な空気でお辞儀をし合って持ち場に戻るなど、細かな動きで笑いを誘う。  言い逃れようとする容疑者を追い詰めるのは、サスペンスでは欠かせない崖の上…ではなく、ナシゴレン課全員で歌うオリジナルソング『ナシゴレン道玄坂』に合わせて、みんなで連なった汽車ポッポ。犯人を取り囲み、島崎が「ポッポー」と連呼するシーンは、まさにカオスだ。心なしか島崎の声が少し震えていて、きっと笑いがこらえきれなかったのではないかと想像すると、つい頬が緩む。そんなことを連想してしまうのは、番組の公式Twitterで監督の「OK、カット」がかかった瞬間に、笑顔が溢れる自然体の島崎の姿が公開されているからだ。(参照:『警視庁 ナシゴレン課』公式ツイッター)   もちろんコメディなので、事件の経緯も推理も雑な上に、犯人の供述も「動機はいらない」とバッサリカットされてしまう。刑事ドラマとしては前代未聞の展開だが、深夜ドラマはそのくらい肩の力を抜いて見られるもので、ちょうどいい。  2016年内をもって、AKB48を卒業することを宣言している島崎。このドラマは、女優として羽ばたく島崎に向けた、企画・原作を手掛ける秋元康による激励の形なのだろう。この笑いに満ちたはなむけで、島崎が今後どのような表情を見せてくれるのか。最終話まで、楽しく見届けたい。(文=佐藤結衣)

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