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嵐はファミリー層の支持をさらに拡大する? 『しやがれ』放送枠移動から考察

Real Sound のロゴ Real Sound 2017/01/19 株式会社サイゾー
© Real Sound 提供

 嵐の冠番組『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)が、2017年4月より従来の放送時間である土曜日22時〜23時から、1時間早い土曜日21時〜22時の枠に移動することを発表した。

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 同番組は、嵐のメンバーが、それぞれ自分の企画を背負い日本各地を飛び回る体当たりバラエティー。「何でもない事を嵐がスペシャルにする」というテーマのもと、様々な企画をスタジオとロケで展開している。

 嵐はこの年末年始にも相葉雅紀が『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)で総合司会の大役を務め、元日には『元日はTOKIO×嵐』(日本テレビ系)など、多くの番組に出演。改めてその勢いを知らしめてくれた。

 そんななかでの『嵐にしやがれ』放送枠の移動は、果たしてグループにとってどのような影響を与えるのか。リアルサウンドで『ジャニーズとテレビ史』を連載する太田省一氏は、この動きについて「嵐がファミリー層の支持をより拡大させることになる」と分析する。

「今回の枠移動は、前番組が相葉雅紀も出演する土曜19時〜20時の『天才!志村どうぶつ園』、20時〜21時の『世界一受けたい授業』と、家族で見るテレビ番組が続いており、この流れに『嵐にしやがれ』を位置付け、よりファミリー層へ存在感をアピールしていくものだと考えられます。それは日本テレビが日曜日19時〜20時にTOKIOの冠番組である『ザ!鉄腕!DASH!!』、20時〜21時に『謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!』、21時〜22時に『行列のできる法律相談所』を展開し、成功を収めていることから生まれたアイデアではないでしょうか」

 続けて同氏は、嵐がなぜファミリー層からの支持を得やすいグループなのかを教えてくれた。

「嵐は、グループとして変わらずに持っている『健全さ』が大きな魅力の一つです。一人一人の個性も強いですが、健全で素直な感じや初々しさが、デビューしてからもずっと失われていないような部分に、多くのファンが魅了されているのでしょう。『健全さ』というものは、かつてのジャニーズやフォーリーブスの時代からあったジャニーズのある種の伝統で、嵐はまさにそれを受け継ぐグループだといえます。『嵐にしやがれ』での体当たり企画も、『VS嵐』での『東京フレンドパーク』的な企画も、すべて彼らの仲の良さやフレッシュさをより際立たせています」

 そのなかでも、特に現在の嵐を体現するのが相葉雅紀であると同氏は指摘する。

「2016年末の『NHK紅白歌合戦』における相葉の総合司会が、まさに嵐の魅力を体現しているといえるでしょう。進行の初々しさ、他の出演者から弄られるお茶目さ、大トリを飾った嵐の歌唱中に感極まる姿、そしてそんな彼を支えようとする他のメンバーの姿に胸を打たれた人も少なくないはずです。番組自体もこれまでより家族や幅広い視聴者層を意識した構成になっていましたし、そのアイコンとして相葉が適役だったことも、司会抜擢の理由なのかもしれません。個人で出演している番組も『天才! 志村どうぶつ園』や『グッと!スポーツ』(NHK総合)などファミリー向けのものが多く、現段階でグループコンセプトをよりわかりやすく体現しているメンバーといえます」

 最後に、太田氏は『初TOKIO×初嵐』でも共演のあるTOKIOとの関係性にも迫った。

「土日のゴールデンタイムを同じく担っているTOKIOは、嵐にとっても視聴者にとっても兄貴的な存在感で親しまれています。『元日はTOKIO×嵐』なども、そんな関係性をベースにした両グループのカップリングの良さ、そこで引き立つ互いの魅力がはっきりと出ている番組だと思います。今後も嵐はTOKIOの例を踏まえつつ、健全さのなかの初々しさを打ち出し、ファミリー層への支持を拡大し続けるでしょう」

 嵐にとって、視聴者にとって、今回の枠移動は成功となるか。4月からの変化がもたらす影響に注視したい。(編集部)

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