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嵐 二宮和也、NEWS 加藤シゲアキ、関ジャニ∞ 錦戸亮……作詞に表れるジャニーズメンバーの個性

Real Sound のロゴ Real Sound 2017/09/18 株式会社ブループリント
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 10月4日にSexy Zoneの14thシングル『ぎゅっと』が発売される。“「大切なあなた」と「大切なじぶん」へ贈る歌”というキャッチコピーが付いている「ぎゅっと」は、身近にいる大切な存在へ、そしていつも頑張っている自分へ贈る、優しさに溢れた応援歌。メンバーの菊池風磨が詞を共作している。菊池はこれまで自身のソロ曲では作詞・作曲を行なっていたが、シングル曲の作詞を手がけるのは初。9月18日からは、菊池の初主演ドラマ『吾輩の部屋である』(日本テレビ)の主題歌としてもオンエアがスタートしている。(関連:Sexy Zone、等身大の姿でさらなる飛躍へ? 菊池風磨初主演ドラマ『吾輩の部屋である』への期待) 菊池をはじめ、ジャニーズには頻繁に作詞を手掛けているメンバーも少なくない。今回は、意外にも多くの楽曲で作詞を手掛けるメンバーを見てみよう。■嵐 二宮和也 嵐といえば、櫻井翔がラップのリリックを手がけていることが有名だ。しかし、二宮和也も数多くの作詞を手掛けている。二宮の作詞の特徴は、「つい深読みしたくなる歌詞」ではないだろうか。例えば、9thアルバム『僕の見ている風景』に収録されている二宮のソロ曲「1992*4##111」は、タイトルからして深読みしたくなる曲だ。auの携帯で「1992*4##111」と打つと「ありがとう」となるのだが、タイトルの読みは「ありがとう」ではなく、「とくべつ」だ。同楽曲の<暗号>という歌詞に“とくべつ”とルビが振ってあることに由来するが、歌詞全体を見ると<ちっちゃい子だって、その親だって、誰もが使っている魔法なんだから。>、<ひとりでここまでやってきたわけじゃないから。>など、「1992*4##111」が「ありがとう」という意味になることが推測される。しかし、最後までタイトルの読みが出てこないため、聴き手に意味が委ねられる歌詞だ。また、ソロ曲「虹」と「Gimmick Game」は女性目線の歌詞。実体験が基になっているわけではないそうだが、あえて女性目線の歌詞にすることで自分の素直な感情を表現しているのかもしれない。二宮の頭の中がどうなっているのか、つい深読みしたくなってしまう詞だ。■NEWS 加藤シゲアキ 作家としても活躍しているNEWS・加藤シゲアキは、作家デビュー前からソロ曲の作詞を手掛けている。加藤の作詞は、英詩が多めで「世界像が見える歌詞」が多い。例えば、ベストアルバム『NEWS BEST』に収録されているソロ曲「カカオ」。大人の女性目線の歌詞の曲で、直接的な表現を使っていないのに妖艶さと恋の辛さが伝わってくる詞だ。<溶けかけたチョコレート/舐めたら/汚れた口で何を探すの?>という歌い出しも、ビターな恋を表すかのような「カカオ」というタイトルとリンクしている。そして作家デビュー後は、ドラマチックさがより増した詞へ変化している。最新アルバム『NEVERLAND』の「あやめ」を見ると顕著だ。<街揺れる明かり/時のまにまに>や<決して空想/夢想の彼方>などの美しい日本語や、<ここは乾いた/ただ荒野/それでも前向いて歩こうや>や<空から落ちる蜘蛛の糸/んなもんいらねぇ飛んでやらぁ>などの加藤らしい叙情的なワードが並び、情景が浮んでくるのだ。表現力に磨きがかかった加藤が紡ぎ出す歌詞の世界は、今後もどんどん深まっていきそうだ。■関ジャニ∞ 錦戸亮 関ジャニ∞は、メンバー自らが作詞・作曲・編曲を手がけるケースが多いグループだ。その中でも錦戸亮自身が作詞・作曲を手がけるソロ曲は、「まっすぐな詩」が特徴である。歌詞の世界の登場人物の気持ちをストレートに表しているのだ。例えば錦戸のソロ曲「stereo」は付き合いだした恋人との時間や思い出を大切にしたいと思っている男性の心情を表している詞で、<今の僕で足りるかなぁ?/一つ残らず集めたいよ>や<歌ってる今も/頭の中が君で埋め尽くされてく>など、これでもかというほどまっすぐな言葉が並んでいる。童謡のような歌である「おえかき」を作るなど新しい試みもあるが、9thアルバムの『ジャム』収録の「Traffic」の詞も実にストレート。アルバムを通して感じられる上昇志向、人生を走っていくことをドライブに例えており、その思いがしっかり伝わってくる。錦戸の歌詞には、まっすぐな彼の人間性が現れているのだろう。 こう見ると、ジャニーズメンバーの詞にはそれぞれ個性が表れている。Sexy Zone・菊池も例外ではなく、これまでは大人びた恋を描く詞が多かった。しかし、「ぎゅっと」では、明るく前向きな言葉が並んでいる。菊池にとって新境地となるのではないだろうか。10月4日の発売日、曲の全容が見えるのが楽しみだ。(高橋梓)

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