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新「iPhone」3機種と「ZenFone 4」「Galaxy Note8」「Xperia XZ1」のスペックを比較する

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2017/09/18
新「iPhone」3機種と「ZenFone 4」「Galaxy Note8」「Xperia XZ1」のスペックを比較する: 左から「ZenFone 4」「Galaxy Note8」「Xperia XZ1」 © ITmedia Mobile 提供 左から「ZenFone 4」「Galaxy Note8」「Xperia XZ1」

 Appleが「iPhone X」「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」を発表した。iPhone 8/8 Plusは現行のiPhone 7/7 Plusの正統進化、iPhone Xは「次の10年に向けた新しい製品」として、デザインやディスプレイ、UI(ユーザーインタフェース)を大きく変えてきた。ちなみに、「X」は「テン」と発音し、数字の10を表す。iPhone 8/8 Plusは例年通りの発売スケジュールで、9月15日に予約開始、9月22日発売となる一方、iPhone Xは少し遅れ、10月27日から予約を受け付け、11月3日に発売される。

 もちろん、2017年秋〜冬に発売されるスマートフォンはiPhoneだけではない。iPhone 8/8 Plus発売の翌日、9月23日にはASUSの「ZenFone 4」が発売される。Samsung Electronicsの「Galaxy Note8」とソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia XZ1」も、日本でもキャリアから発売される可能性が濃厚だ。これら3機種はiPhone 8/8 Plus/Xとスペックが近く、比較検討している人も多いのではないだろうか。

 そこで、現時点での情報をもとに、新しいiPhone 3機種と新しいAndroid 3機種のスペックを比較してみた。

●一番大きな/小さなモデルは?

 新しいiPhone 3機種のボディーは、側面が丸みを帯びたフォルムこそ従来モデルを踏襲しているが、素材がアルミから、耐久性のあるガラスと金属フレームを組み合わせたものに変更された。iPhone Xのフレームは、医療に使われるものと同じグレードのステンレススチール製、iPhone 8/8 Plusのフレームは、航空宇宙産業で使われているものと同じグレードのアルミニウム素材だ。

 iPhone 3機種とGalaxy Note8はQi規格のワイヤレスチャージに対応。また、ZenFone 4以外は防水防塵(じん)に対応。iPhoneの3機種はFeliCaにも対応している。なお、Xperia XZ1、Note8についてはNFC搭載との記載しかないが、例年、日本向けモデルではFeliCaに対応してきていることから、今回も対応するとみていいだろう。

 Android 3機種とサイズを比べてみると、最も小さく軽いのが4.7型ディスプレイのiPhone 8。最も大きいのはiPhone 8 PlusかGalaxy Note8か難しいところだが、8 Plusの方がNote8より7g重く、6機種の中で最も重い。

 ボディーの素材は、iPhone 3機種とZenFone 4、Note8は背面にガラス、フレームに金属を使っている。背面もフレームも金属なのはXperia XZ1だけだ。正面から見た雰囲気は、額縁の太さや大きさからZenFone 4とiPhone 8は少し似ているように感じる。iPhone XとNote8は有機ELの縦長全画面ディスプレイだが、iPhone Xの切り欠きや両サイドにわずかに残る額縁のせいか、それほど似ていない。Xperia XZ1は独特の角がとがったスクエアフォルムを継続している。

●iPhone XとNote8は超狭額縁で有機ELを採用

 iPhone 8/8 Plus、Xperia XZ1、ZenFone 4は従来通り液晶ディスプレイを搭載しているが、iPhone XとNote8は有機ELを採用。特にiPhone Xは従来のiPhoneから大きく変わり、画面サイズはPlusシリーズよりもさらに大きく約5.8型になった。上下左右の額縁が非常に細く、ホームボタンもなくなったので、フロント画面はほぼ全面ディスプレイだ。ディスプレイの角は本体のカーブに合わせて丸く処理されている。なお、ホームボタンがなくなったが、Android端末のようにナビゲーションキーが表示されることはなく、アプリを閉じる場合は画面下部から上にスワイプする。

 iPhone Xは縦長画面になり、約19.5:9の画面アスペクト比になっている。これは18.5:9のNote8よりもやや縦に長い比率。縦スクロールして見るSNSやWebサイトは表示する情報量が増え、横画面表示にすると、特に映画など2:1の動画コンテンツは迫力を感じるはずだ。ただ、ディスプレイ上部にインカメラや各種センサー、受話口などを配置した切り欠きがあり、これが気になるという人は多いかもしれない。

 Note8もiPhone Xと同じ有機ELのベゼルレスデザインで、正面に目に見えるボタンはないが、ディスプレイの下部に圧力を感知する仮想キーがあり、画面を押すと従来のホームボタンと同様の働きをする。

●指紋センサーの位置は?

 iPhone Xを除く全モデルが指紋認証に対応しているが、センサーの位置は異なる。iPhone 8/8 Plus、ZenFone 4はディスプレイ下のホームボタンの位置、Xperia XZ1は側面の電源ボタン、Note8は背面に配置されている。

 iPhone Xは指紋センサーを搭載しないが、インカメラや赤外線カメラ、投光イルミネータなどを活用して顔認証「Face ID」を行う。暗い場所でも利用でき、写真ではロックを解除できない。髪形が変わったり、帽子を被ったりしても正しく認識する。

 Note8の顔認証は試していないが、Galaxy S8の顔認証は暗い場所では認識せず、Android端末標準の顔認証もそうだが、写真でもロック解除できてしまうことがある。そういった顔認証よりは、かなり厳密な認識をiPhone Xはしており、プライバシーをしっかり守りつつ、ロック解除をスムーズに行うようだ。

 ただ、指紋センサーがなくなってしまったことに物足りなさを感じる場面があるかもしれない。また、Apple Payを利用する際には、顔認証を行ってからiPhoneをかざすことになり、手順が少し変わる。

●カメラの違いは?

 iPhone 8とXperia XZ1を除く4機種は2つのカメラを搭載する。iPhone X、8 Plus、Note8は通常カメラと望遠カメラの組み合わせ、ZenFone 4は広角推しだ。

 iPhone Xのカメラは、同じくデュアルカメラを採用したiPhone 8 Plusよりスペックが高く、サブの望遠レンズにも光学式手ブレ補正機能を搭載したので、2倍までのズームでも光学式手ブレ補正が効く。サブカメラが望遠、ダブルの光学式手ブレ補正搭載という点では、Note8といい勝負だ。

 ただ、Note8はメインのレンズがiPhone Xより明るいF1.7。また、全ての画素が位相差センサーになり、素早いAFと高画質を実現するデュアルピクセルセンサーを強みとしている。数値だけ見るとNote8に軍配が上がりそうだが、ここはぜひ実機で撮った写真を比較検証してみたいものだ。

 iPhone Xのセンサーの種類は「裏面照射型センサー」と記載があるので、恐らくソニー製だろう。ただし、Xperia XZ1などが搭載するメモリ積層型ではないので、960fpsのスーパースローモーション撮影や先読み撮影はできない。

●イヤフォンジャックはある?

 iPhone 3機種には3.5mmのイヤフォンジャックがなく、Lightning端子に接続するか、AirPodsのようなBluetoothイヤフォンを使う。一方、Android3機種には引き続き3.5mmのイヤフォンジャックが搭載されている。ZenFone 4、Note8は底面、Xperia XZ1は上面に配置されている。

●LTEバンドと各キャリアの通信技術にはどこまで対応?

 今回の新しい3つのiPhoneでは、3キャリアとも同じ型番のモデルを販売する。対応周波数は3モデルとも同じで、LTEバンドは、FDD-LTEがバンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、66。TD-LTEはバンド34、38、39、40、41、42となる。

 auは4つの周波数を束ねる「4CC CA(4 Component-Carrier Carrier Aggregation)」の導入により、iPhone 8/8 Plusで下り最大588Mbpsを実現すると発表。同じ周波数をサポートしていることから、iPhone Xも対応するはずだ。ドコモとソフトバンクは新iPhoneの通信速度はまだ公表していないが、Appleのサイトには理論値で下り最大800Mbpsとの記載がある。

 ZenFone 4は9月23日に日本でも発売となり、日本向けモデルの対応LTEバンドは、FDD-LTEがバンド1、2、3、5、7、8、18、19、28。TD-LTEがバンド38、39、40、41となっている。3CC CAまでのキャリアアグリゲーションに対応しているが、バンド42(3.5GHz帯)に対応していないことから、従来モデルとあまり変わらない通信速度になりそうだ。ちなみに、ZenFone 4の速度の理論値は下り最大600Mppsとなっている。

 Note8とXperia XZ1は日本向けモデルの対応バンドが公表されていないが、速度の理論値はNote8とXperia XZ1とも下り最大1Gbpsを達成している。

 6機種を比較してみると、Galaxy Note8とiPhone Xのスペックがやや高めという印象を受けたが、値段も(Note8の日本での価格は未定だが)高額だ。なおスペック表には入れていないが、付属のSペンを使ってメモを取ったり絵を描いたりといった、さまざまな操作ができるのはNote8だけ。

 ここで比較したAndroidの新モデルもじきに日本に登場するだろう。じっくり比較しながらベストなモデルを選んでほしい。

【訂正:9月18日24時52分 初出時に「Xperia XZ1」を「Xperia Z1」としていた箇所がありました。おわびして訂正いたします

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