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木村拓哉&中居正広、ラジオ選曲にこめた“新しい地図”へのメッセージとは?

Real Sound のロゴ Real Sound 2017/09/27 07:00 株式会社ブループリント
© Real Sound 提供

 「言葉で言うと、それぞれの価値観があると思うんで。言葉よりも態度で示すっていうのがいいんじゃないかな。悩んで、踏ん張って、自分のペースで始めましょう……『はじまりのうた』!」9月22日、『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM)で、木村拓哉がこんなトークを展開した。(関連:木村拓哉、“同級生”マツコ・デラックスからの評価は?「覚悟してるランキングでいったらトップ3」) 9月22日は、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3名が新プロジェクト・新しい地図をスタートさせた日。まさに、“はじまり”のタイミングで、この曲をセレクトしたのは、どんな意図があったのだろうか。少なくともファンには長年共に歩んできた3人へのエールとして映ったはずだ。 昨年から報道されてきたSMAPの解散騒動。その背景がメンバーの口から、直接的な言葉で語られることはなかった。その理由は、この“言葉だとそれぞれの価値観がある”だったのかもしれない。だからこそ、心情を反映した楽曲を流すというのが“態度で示している”のではないか。もちろん木村の番組では、SMAP以外の曲を流すこともある。海外の楽曲を含め、多くの選択肢の中から選ばれる1曲。特別な意味を見出したくなってしまうのが、ファン心理というものだ。 3人がジャニーズ事務所を退所した9月8日の放送回も、木村はSMAPの楽曲「This is love」を流した。「This is love」の歌詞、<愛の唄で君を送り出すんだ>とは、まさにそのまま仲間たちの旅立ちを想っての選曲に聞こえる。そして、番組のラストには「前に!」が流れた。<前に 前に 空の彼方 僕らもっともっと飛べるよ>。9月22日に開設された新しい地図のトップページには、一面の青空が広がっている。 そして、同じく3人を見送る形になった中居正広も、ラジオ『中居正広のON & ON AIR』(ニッポン放送)で意味深な選曲を見せている。9月23日放送回では、冒頭からバイクのトークを披露し、尾崎豊の「15の夜」へ。ちょうど同時刻、テレビでは香取がMCを務める『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)の最終回がオンエアされているタイミングだった。 <誰にも縛られたくないと/逃げ込んだこの夜に/自由になれた気がした>の歌詞は、新しい地図のメッセージムービーにある「逃げよう。自分を縛りつけるものから」と、共鳴しているようではないか。さらに、「15の夜」は、アルバム『十七歳の地図』に収録されている楽曲であることも、新しい地図を彷彿とさせる。 続いて中居が、料理の話を繰り広げるとアニメ『キテレツ大百科』でお馴染み、YUKAの「お料理行進曲」が流れる。アニメのオープニング映像の冒頭で大きな地図が描かれていたのを覚えている人も少なくないだろう。これはできすぎた偶然か、それとも……。 もちろんスタッフが選曲しているということも考えられる。だが、これほどのキャリアと影響力を持つ彼らのこと、邪推されたくない場合は自らリスクヘッジしていくのではないかと思うのだ。わかる人にだけ、伝わればそれでいい。それぞれの価値観を否定することなく想いを届けるためには、間接的な方法を取るしかないのだろう。発信側と受信側のアンテナが一致しなければ気づかれもしない。だが、そうして届いた想いは、とても重くて愛しいものだ。 新しい地図は、10月16日に本格始動する。その動きを受けて、ふたりのラジオではどんな楽曲が流れるのか。直接的なメッセージだけではなく、その態度に込められた意図を汲み取る。そんなリスナー側も感度を高めていく新しいラジオの楽しみ方が、ふたりの番組にはある。(佐藤結衣)

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