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未来のMacを先取り!「OS X Yosemite」特大プレビュー

ITmedia NEWS のロゴ ITmedia NEWS 2014/06/17 21:50 ITMedia
未来のMacを先取り!「OS X Yosemite」特大プレビュー: WWDC 2014で発表された次世代OS X「Yosemite」 © ITMedia 提供 WWDC 2014で発表された次世代OS X「Yosemite」

 WWDC 2014では2つの重要な発表が行なわれた。1つはすでにほかの記事でも紹介している「iOS 8」。もう1つはMacの新OS「OS X Yosemite」だ。

 実はこのOS、バージョン番号はOS X 10.10。ついに「10.」の後が2ケタになった最初のバージョンである。世界は10進法に支配されている。Mac 30年の歴史を振り返ると、バージョンの下1ケタが0や5になるものはメジャーアップデートの中でも特に大きな意味を持つものが多い。このOS X v10.10も、Macの歴史における分岐点のOSとなることだろう。

 いや、それどころかOS X Yosemiteは「これからの時代、パソコンはどうあるべきか」を世に問うOSなのかもしれない。

●Lion以降の集大成、そして新しい出発点

 OS X Yosemiteは、Macの新しい時代を切り開くOSだ。このOSが何を目指しているかを理解するうえでは、「OS X Yosemite」という、ただ1つの点を見つめて判断するより、ここ数年の「OS X」を振り返って、それらをつなぎあわせたほうが分かりやすい。

 新たな変化の兆しが生まれたのは2010年だった。パソコンはかつて情報テクノロジーの王者だったが、2007年のiPhone登場で状況が変わり、2010年のiPad登場で、さらに立ち場が弱くなった。

 故スティーブ・ジョブズも、iPad発表直後はパソコンがすぐになくなることはないが製品としては色あせてしまった、といった主旨の発言を繰り返し、ポストPC時代の到来を告げ、もしかしたら、このままMacを含めたパソコンはどんどん存在感がなくなるのかもしれないとさえ思わせた。実際、iPadの発表後は世界的にパソコンの出荷台数が急減する。

 だが、アップルは2010年秋の「Back to the Mac」というイベントを開き、自らこの状況の改革に乗り出した。

 「iPhoneやiPadといったポストPCの製品が勢いを増す時代になった。それにあわせてパソコンの側も、これらの新世代の製品の特徴を取り込むように進化すべきだ」という主旨の発表で、まさにこれを形にしたApp Storeやアプリケーションのフル画面動作モード、通知サービス、「OS X v10.7 Lion」が発表された。

 2011年7月に出た「OS X Lion」では、OSの名前が「Mac OS X」から「OS X」に改まり、自動保存、絵文字、単語の自動修正、iOS風のアプリ起動画面(ラウンチパッド)など、基本的なiOS的要素が追加された。

 続く2012年7月の「OS X Mountain Lion」では、さらにスライドして表示する通知センターが加わり、「ノート」アプリケーション、iChatというアプリに変わる「メッセージ」アプリが追加、ほかにもゲームセンターなど、前バージョンでは間に合っていなかったiOS的基本機能が加わっている。

 2013年10月、アップルは名付け方も新しい「OS X Mavericks」が登場。このOSのテーマは引き続き「iBook」や「マップ」といったMacに足りていなかった基本アプリの追加も行なわれたが、それに加えてiCloudを通してのiOS機器とMacの本格的な連携を初めて実現した。

 Pages、Numbers、KeynoteといったアプリケーションでiCloud上に保存した書類は、iOS機器の対応アプリでもiCloudから開くことができ、その逆もできるようになった。さらにはiCloud Keychainという画期的な機能で、一度、Macの快適なキーボードで無線LANの長いパスワードなどを入力し登録しておけば、同じiCloudのアカウントが登録されたiOS機器にもその結果が反映され、パスワード入力なしで無線LANが利用可能になった。実はiOSユーザーは、この機能のためだけでもMacを使いたくなるのでは、と思うほど便利な機能だ。

 iPadの台頭でパソコンよりもタブレット製品の人気が出てくると、競合他社の中には「パソコン vs. タブレット」の構図で異なる製品ジャンルを比較し、「パソコンのほうが優れているから弊社のパソコンを」「いや、タブレットのほうが優れているから弊社のタブレットを」といったアピールの仕方が増えた。さらには「パソコンでありながら、タブレットとしても使える」ことを売りにした製品も出てきている。

 しかし、アップルの視点とスタンスは、それらとは一線を画す。きちんといい仕事をして作り込んだものであれば、スマートフォンにはスマートフォンならではの魅力と使い勝手のよさがあり、タブレットにはタブレットだからこその魅力と使い勝手のよさがある。そして、パソコンという製品にもパソコンならではの魅力と使い勝手のよさがある――そこでアップルは、さまざまま機器の間で切り替えを意識することなく同じ作業ができるようにした。こうすることによって、それぞれの機器の違いや魅力が世の中に伝わると考えたのだ。

 これは前バージョンであるOS X Mavericksがリリースされたとき筆者が思いついた言葉なのだが、「気分や状況によって、ギアを切り替える」(ギアには自動車などのギアの意味と、機器という意味でのギアの2つの意味をかけてある)――これこそがいま、アップルが目指している新時代のデジタルライフスタイルだろう。

 そしてその意味において、OS X Yosemiteは、Lionから続く流れの集大成であり、それと同時に、これから先の新しく大きな1歩を踏み出したOSだともいえる。

●「Continuity」という“攻めの連携”

 Yosemiteの持つ最大の機能的特徴は「Continuity」(連続性)である。これは何か1つの機能を指すものではなく、複数の機能の総称だが、iOS機器とMacが時には1つの機器であるかのように滑らかに連携をすることを可能にしている。

 これまでを振り返ると、Mavericksまでの進化はMacの土台部分を大改修してiOSと共通のモダンな要素を取り入れることだった。これに対してYosemiteでは、ついに土台がそろった2つのOSを使って、本格的に相互連携していくという新時代の提案をしている。

 具体例の1つは「Instant Hotspot」という機能だ。これは近くにLTEなどでネット接続が可能な自分のiOS機器が近くにあると、それを勝手に見つけてきてMac側のWi-Fiメニューに項目を表示する。そしてその項目を選ぶことで、テザリング機能をMacの側からオン/オフできるというもので、iPhoneやiPadをカバンの中に入れたまま操作できる快適さがある。おまけに、Macがネット接続をしていないと、きちんとMacの側がiPhone側のバッテリー寿命を気遣って、自動的に接続を切断するといった見えない連携も行なっている。

 2つ目は「電話」で、iPhoneにかかってきた電話を、カバンの中や遠くの部屋にあるiPhoneを探し出さなくても、Macを電話の子機として受け答え可能にする、という機能だ。スピーカーファンとして通話することもできれば、iPhone付属のヘッドフォンマイクで受け答えをすることもできる。また、通話を拒否して留守電に回したり、「今、電話に出られない」旨をさっとSMSで返信することもできる。

 3つ目は「SMS」の進化。実はアップルが用意したiMessageという機能は、以前からOS Xに搭載されており、画面上で青いフキダシで表示されるiPhoneやiPadとのやりとりはMacでも受け答えが可能だった。

 しかし、iPhone以外の電話の利用者が混じっていると、その人からのメッセージだけは緑のフキダシで表示されていた。これはSMSという電話会社による通信機能で送受信されたメッセージで、メッセージの1つ1つに対して通信料がかかるやりとりだ。しかも、このやりとりはiPhoneやiPad内のSIMカードにひも付けられた電話番号に対して送られてくるものなので、ほかの機器では受けることができないし参照もできないものだった。

 一方、Yosemiteでは、機器同士がWi-Fi通信できる距離にあれば、それを利用してMacとiOS機器の間でSMSメッセージのリレーをし、あたかもMacでSMSの送受信が可能になったかのように思わせる。地味ながら、かゆいところに手が届く改良で、アップルがiOS機器とMacとの行き来を、どれほど滑らかにつなごうとしているのかが分かる機能でもある。

 4つ目にして、最大の目玉は「Handoff」で、これはMacとiOS間の行き来を劇的に変化させ、ライフスタイルや仕事のスタイルまで変えてしまう機能といえる。これはMacの上で、メール、Safari、Pages、Numbers、Keynote、マップ、メッセージ、リマインダー、カレンダー、連絡先といったアプリで作業をしていると、iOSの画面左下にそのアプリケーションの線画アイコンが表示され、それを上にスワイプすると、Macでの作業画面とほぼ同じ状態のものがiPhoneやiPad上で再現されて作業の続きができる機能だ。

 もちろん、逆も可能で、iOS上で上記の対応アプリを利用していると、Macのドック上に「Handoff」のアイコンが現れ、それをクリックするとiPhone/iPad上での作業画面がMac上でも再現される。

 例えば、企画会議の前にMacで資料を作成している状況を思い浮かべてみよう。会議の時間は目前に迫っており、悠長にデスクでMacを開いて内容チェックしている時間はない。それを移動時間の間にiPhoneで修正し、会議室についたらiPadでプレゼンテーションする、ということが「アプリを起動して、書類を開く」といったステップを踏まず、スワイプ操作1つで行なえるようになる。

 Yosemiteは1つのことを明らかにした。それは、これまでLionからMavericksまでのiOS連携は、実はただの基礎固めでしかなく、Yosemiteからが本当の“攻めの連携”が始まるということだ。それはつまり、世界に5億人いるiPhoneユーザー、2億人いるiPadユーザーたちがさらなる便利さと快適さを求めて、ほかならぬ「Macが欲しくなる」ようにしむける連携だ。

●Yosemiteがめざした世界観

 OSの狙いを解読したところで、続いてYosemiteを詳細に分析してみようと思う。このOSの、Continuity以外の最大の特徴は「見た目」の変更だ。

 新たな時代を切り開く製品にとって「見た目」の変更は重要な要素だ。人にしても同じかもしれない。何かの大きなできごとがきっかけで、本人がまったく新しい気持ちの人間に生まれ変わっても、心の内側だけで、それまでと同じ格好をしていたのでは、周囲の人々になかなか変化に気づいてもらえず、これまでと同様の扱いを受け、結果として新展開を妨げられてしまう。

 アップルは、これまでにも度々、見た目を大きく変更することで、うまく時代の節目をアピールしてきた。1998年の半透明でカラフルなiMacや、2010年のiPhone 4といったハードのデザインの時もあれば、2001年のMac OS X初バージョンのAquaやブラシメタルと呼ばれる見た目の変更を行い「時代が変わったんだ」と告げてきた。

 OS X Yosemiteは、「Mac」というパソコンの新しい門出となるOSであり、その大きく変わった見た目はそれを世界に伝えるためのステートメントだ。もっとも、見た目を変えれば、それだけでなんとなく「新しく見せられる」という側面もある。そのせいで最近では「見た目」を変更することが、ソフトウェア商品を売るための手段の1つとなっている悪い側面もある。

 OS X Yosemiteの再デザインは、本当に「理にかなった」ものなのだろうか。2つの視点から分析してみたい。

 まず1つは「どれくらい細かいところまでこだわって世界観を作り込んでいるか」で、これによって再デザインの本気度が浮かび上がってくる。

 演出のための見た目変更は、短期間でコストをかけずに、できるだけ見た目を変えようとするので、画面上での面積も大きく目立つ部分だけを変更しようとする傾向が強い。これに対して本気の再デザインでは、細部まで破たんがないように新しい世界観を作り込む。

 例えば、画面上で使う文字の種類(フォント)にしてもそうなら、色調、画面上の要素のコントラストづけもそうだし、動きもそうだ。

 2001年のMac OS X v10.0が登場してから、ブラシュメタル画面など何度かのデザイン変更を加えた後も、そのまま引き継がれてきたウィンドウ左上の赤(閉じる)、黄(ドックにしまう)、緑(リサイズ/最大化)の3つのボタンが13年目にして初めて再デザインされ、Finderウィンドウの上に並ぶ表示スタイル変更や並べ替え、共有などのボタンアイコンも、よく見ると塗りつぶしをなくし、細い線だけで輪郭が描かれた涼しいものに描き直されている(ほとんどの人は、この部分の変更に気づきもしないだろう)。

 メニューバーも、Spotlight検索の虫眼鏡アイコンが柄が長く細くなったり、バッテリーが横長になっていることなら気がつく人がいるかもしれないが、線の太さに調整が入っただけの無線LANの受信感度を示すアイコンや、実はかすかにグラデーションが入っているアップルメニューからグラデーションがなくなり、黒の塗りつぶしに変わったことについては、一生気がつかない人がいるかもしれない。

 OSの「機能一覧」や「新しい特徴」としても、まったく紹介されることがなければ、使い勝手にもそれほど大きな変化を生むとは思えない変化――普通の企業なら、関わった人は「そんな細かいところにお金と時間をかけるな」と怒られる社員が出てきそうな変化だ。

 しかし、だからこそアップルは、そんな細かいところまでこだわれる、世界でもなかなか類を見ない企業となっている。そのモノづくりに臨む姿勢は、道を究めた職人が、普通の人が触ってもほとんど気がつかないような数ミクロンの厚みの違いやしなりの違いにこだわって道具をつくる様にも似ている。

 彼らが作る道具に触れた人々は、そのこだわりの細かさにほとんど気がつくことがない。実は人間の脳の補正機能は偉大で、多少歪みがある道具や凸凹がある道具でも、「それは平らだ」と思い込んで使うことができる。しかし、一度、細かなこだわりで本当に上質を極めたものに触れると、その快感が身体に刻まれる。そして、これまでどこかで我慢して使っていた道具に戻った時、「ここはなんでこうじゃないんだ」と新たに不満が見えてしまう。

 実際のところ筆者も、Mavericksのメニューバーにあるアップルマークにまだ残っていたかすかなグラデーションや、色々な機能が満載され、いつのまにかFinderウィンドウの見た目が重く暑苦しくなっていたことに気がついたのも、この記事を書き始めてからだ。

 こう書くと「よいもの」を知ることは、逆に不幸なのではないかと考える人がいるかもしれない。その一方で、そういった我慢をしていた要素を取り除いたほうが、道具そのものの存在感が消え、その上で作られている自分の作品、作業そのものの存在感が増して、集中でき、創造性が高まる、という考え方もある。アップルは後者を信じてこうした細部にまでこだわっているのだと思う。

 もっとも、この考えが正しければ、文字の存在感の「重さ」が目立つ日本語のOS環境において、Yosemiteの最終出荷版で、どれだけフォントにこだわってくれるかは気にしたいポイントだ。

●OS XとiOS、2つの親を持つOS

 OS X Yosemiteのデザインで注目したい2つ目のポイントは「連続性と意味合いの深さ」だ。形あるモノであれば、過去の作品だけでなく、大自然にも由来を求めることができる。

 だが、GUI(グラフィカル・ユーザー・インタフェース)という画面の上の架空の世界では、ゼロから創造するか、ほかの作品に由来を求めるかの2択しかない。

 すでに多くのユーザーがいるパソコンのOSで、ただ「変化をアピールするための変化」として、新しい操作性を発明してもそれはユーザーを混乱させることにしかならない。そこでアップルは、製品に深さと意味付けを与える「由来」については、これまでの「OS X」と「iOS」の2つに求めることにした。

 MacとiOS機器が、より密に連携する新時代のOSとして、これほど理にかなったデザインの選択はない。

 「イノベーション」という言葉は一般には新しい技術の発明と誤解されているが、実は物事の「新結合」であったり「新機軸」を指す言葉だ(Webなどで調べて検索してみてほしい)。そういう意味では、Yosemiteは、まさにイノベーティブなOSだとも言えるかもしれない。

 Yosemiteはいわば2つ遺伝子を受け継いでいる。「OS X」側がこれまでのパソコンの世界や定評のあるMacの使い心地を与える一方で、「iOS」というもう1つの親は、見た目の新しさとともに、新しい利用スタイルへの自然な誘導を行なってくれる。

 iOS由来のフラットデザインが、2013年からすでにiOS 7を利用している人に親しみやすさを与える役割もあり、Macに新規ユーザーを呼び込むビジネス上のかなめにもなっている。

 iOSのフラットデザインに、どういう意味が込められているかは以前にもかなり長い記事を書いたので、ここで繰り返すつもりはない(後編の3ページ目から解説が書かれているので、気になる人は、その3ページ目を読んでもらえればと思う。「WWDC 2013所感(後編):新しいアップルと、デザインが持つ本当の意味 )。

 だが、かいつまんで言うと、IT機器で「ウィンドウ」という表現を使っている限りは、自分が作業していた書類がどこにいったか分からなくなってしまう人、誤操作で元の状態に戻せなくなってしまう人がいる、という30年前から続く問題がある。自分はそんなことはない、という若い人たちも、将来、認知能力の低下によって、そうなる可能性はある。

 そして、この問題を、何か新しい(暗記しなければならない)機能を増やして解決するのではなく、自然に解消するのには、ウィンドウの動きや上下関係などをできるだけ可視化し、分かりやすくすることだ、というのがここ数年アップルが目指してきたことだ。

 アップルはメニューバーは元より、新たにFinderのサイドバー(よく使う項目が表示される)やメッセージの相手一覧、リマインダーの「リスト」一覧などの表示切り替え用の要素(※1)に透過性を持たせ、その下にあるのが別のウィンドウなのか、それとも「デスクトップピクチャ(壁紙)」なのかを把握できるようにしている。

 また、公式動画を見た限りでは、Finderのウィンドウではスクロール時にアイコンがどの方向に動いていったか分かりやすくするようにツールバーにも半透明の要素が持たされるようだ。

 ところで、こうやって画面の上を半透明のものが行き来して、向こう側が透けて見える世界では、行き交うウィンドウはかなり薄いものでなければならないし、その上に表示されるアイコンもやたらと陰影がある3D感があるものだと、それらが軽々と重なり合うというだけでも違和感が生じてくる。

 そこでiOS 7でもアイコンが陰影がなく、より中小度が増したフラットな形のものに刷新されたが、同様にYosemiteのアイコンもフラットなものに作り直された。

 また、iOS 7では画面の外の物理的な世界と、画面の上だけの架空なフラットな世界とのコントラストを出すためか、色調をリアルを追求しくすみがあったそれまでのアイコンの色調から鮮烈なRGBカラースペースの色を使ったものに変更してきたが、Yosemiteでも、同様の色調の変化が見られる。

 iOS 7では、それに加えて「これでもか」というくらいにアイコンに「円」の要素を取り入れていた。Yosemiteでも連絡先アイコンに表示される人の写真が円形になるなど円の要素を取り入れている部分があるが、iOS 7ほどまでにそこにこだわっている感はない。

 それ以上に興味深いのは、せっかくContinuityというiOSとの連続性の機能を搭載したにも関わらず、基本的にContinuityに対応したどのアプリケーションのアイコンもわざわざiOS 8とOS X Yosemiteでは違う形にしていることだ。

 おそらく、同じアイコンにすると、まったく同じ機能と操作性が期待されてしまうからあえて変えているのだろう。デザイン要素的に関連のある同じアプリケーションだということさえ伝われば、むしろ、アイコンが異なったほうが都合がいいこともあるし、そもそもiPhoneとiPad両対応アプリのものの中には、画面上は同じアイコンだが、起動したデバイスによって操作方法や使える機能まで変わってくるものもある。この辺りの統一ルール造りは、この先のOSの課題かもしれない。

 ただ、こうしたアイコンの見直しは、1997年以来、Mac OSの顔であり続けた「Happy Mac」(ドック上に「Finder」用のアイコンとして表示される)の外観にまでついに変化を及ぼした。面影は残すものの、これまで聖域として(実は光沢などがついているが)ほとんど形は変わらずにいたこのマークが、ついにモダナイズされたことにも、このOSがどれくらい全面的に手直しをしようとしているかの意気込み見える。

 一方で、Yosemiteのもう1つの由来であるMavericksについては、実は新たにContinuity関連など、大幅に機能が追加されているにもかかわらず、標準装備されているアプリケーションをむやみに増やしたりすることはなく、電話やSMSの機能などにしてもFaceTimeやメッセージといったアプリケーションに自然な延長として組み込み、違和感なく使い始められるように工夫している。

 一見して「そりゃ当然こうでしょう」と思えるような機能設計こそ、実際にやろうとすると大変なものだ。これまでのOS Xの系譜とiOSの系譜の延長線が交わる交差点に、パソコンの新しいライフスタイルを提案するOS X Yosemiteを作り出すということは、まるで2つの川が1つに合わさって大きな流れを作り出すようで、なるべくしてなった自然なことだと思うかもしれない。

 しかし、その自然を人の手で作り出すとなると、その裏には膨大なディスカッションや、開発や、切り捨てがあったことだろう。これは実際に手を動かして、モノをつくった経験がある人にしか分からない苦労なのかもしれないが。

※情報表示の切り替え時のクリック先として表示しておく必要はあるが、そこに表示されている文字情報を読み込むことはあまりない要素

●未来へ向けての大胆な跳躍

 デザインに関してもう1つ、付け加えるべきことがある。それはこのOSにいくつか大胆なデザイン上のチャレンジもあることだ。

 その代表例が、新たに刷新されたSpotlight検索機能で呼び出すと、まるでパソコン全体がGoogleのホームページにでもなったかのように画面の中央に(半透明の)大きな「検索」キーワードの入力欄が現れること。

 ある意味、大胆で演出感が強過ぎるこのデザインは、まるで一昔前のSF映画を見ているようだ。十数年前のSF映画を見たことがある人は、パソコンの操作画面がいちいちあまりにも大げさで「そんな画面はないよ」と突っ込みを入れていた人も多いかもしれない。

 それでは、映像監督はなぜ、パソコンの素の画面を使わず、わざわざ手間をかけてそんな偽の画面を作ったのだろうか。それは映画を見ているコンピューターの分からない人にも、そのシーンで登場人物が何をしているかを分かりやすく伝えるためだ。

 つまり、そういった分かりやす過ぎる演出は、機械に詳しくない人でも利用できるパソコンを目指したMacの方向性と必ずしもかけ離れてはいない。しかも、そうした演出を、きちんと格好よくやっているSF映画には、人の心をワクワクさせる要素もある。映画「マイノリティーレポート」や「マトリックス」のユーザーインタフェースの話はIT業界でも度々話題になっている。

 脱線するが、先日筆者は、ジャガーが40年振りに出したスポーツカー「Fタイプクーペ」のデザイナーを取材した。この車の内装には、まるでロケットランチャーのスイッチのようなメタル感がバリバリのボタンが用意されていたり、計器類にメカニカルなアナログのぬくもりがあったりして、美しくもあり、「運転してみたい」と思わせる強烈な魅力がある。その際、同車の内装と外装をデザインした担当者が「007などの映画にインスピレーションを受けた」と語っていたのが強烈に印象に残っている。

 ストイックなまでにミニマルなデザインを好むと思われがちなアップルだが、実はユーザーに親しんでほしい新しい要素には、こうしたグラマラスで演出過多な要素を意図的に盛り込むことがたまにある(ハードでいえば初代iMac、ソフトでいえばウィンドウがドックに吸い込まれるジニーエフェクトなどがその最たる例だろう)。

 アップルがこれから5年、10年先にどういう世界を目指すかで1つはっきりしているのは、Siriなどを使った音声操作の世界だ。

 例えば「リマインダーに夜9時の予定を設定する」といった操作にしても、トラックパッドやタッチスクリーンを使った操作では、まず「リマインダー」のアプリケーションを起動して、「新規リマインダー」の作成ボタンを押し、要件を入力し、時刻アラーム設定ボタンを押し、時間を設定してアプリケーションを閉じる、というかなり煩雑なステップを踏む必要がある。これがSiriであればiPhoneのホームボタンを長押しして「9時に電話をかけるとリマインドして」と一言語るだけですべて完了する。

 実はGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を操作するよりも、はるかに簡単に用事が済んでしまう。パソコンに要件を言いつけて、それがかなう時代がやってきたら、それはGUI誕生以来最大の進化となるはずだ。Siriは、その重要なステップであり、実はYosemiteでも最終版には機能として追加される、というウワサもある。もっとも、今の技術で実現できるSiriは、まだまだ機能的に未熟で、OSメーカーとしては、とりあえずユーザーとパソコンの対話の場を用意して、利用者がどんな情報を探すことが多いかなどを知っておく必要もある。新たに追加された、まるでMacの顔だか口のようにも見える画面中央の検索フィールドは、そんな未来のMacへの入り口となるのかもしれない。

 もちろん、このやり過ぎ感のあるデザインには賛否両論があるだろう。いや、Spotlightだけでない。採用されているフォントにしても、新アイコンのデザインにしても、物すごく細かな愛着からこだわりを持ち、反対してくる人がいるかもしれない。

 だが、それこそがアップルの狙いだ。

 1つのものを次のステージに進化させるとき、いちいち回りの意見を聞いて調整してから1歩を踏み出したのではミリ単位の小さな進捗しか生み出すことができない。

 一方、未来へ向けてやり過ぎなくらい大胆に跳躍をしておいて、そこから「さすがにちょっとやり過ぎだった部分を調整」したほうが結果としては大きな前進を果たすことができる。

 だから、Yosemiteで新時代への跳躍を目指すアップルは、ある意味、大胆過ぎるくらいの攻めの変化を取り入れ、そしてMac OS Xの最初のバージョンがリリースされた前年の2000年以来、なんと14年振りにOSの公開β版もリリースする。

 あの2000年10月の「Mac OS X Public Beta」から2001年3月の「Mac OS X v10.0」正式リリースまでの5カ月間で、アップルがどれだけブラッシュアップしたかを知っている人なら、夏に公開βリリース、秋に最終版というわずか2〜3カ月の間でもそれなりの調整をかけてくると信じられるはずだ(関連記事:Leopardへの助走――Mac OS Xの誕生からTigerまで)。

●気が利いた新機能が満載の標準アプリケーション

 ここまでOS X Yosemiteが持つOSとしてのコンセプトやデザインについて話をしてきた。新時代を切り開くOSを深く知るには、目指す方向性や姿勢の理解が大事だと思ったからだ。

 だが、新OSがメリットとなる新機能がなかったらユーザーは新OSに移行してくれない。アップルはその点も考慮して、これまでMacの利用でよく不満として挙げられてきた意見に耳を傾けては、そこを解消し、これまでのMacやiOSの利用スタイルから想像を膨らませて「こんな機能が加わったらもっと楽しく便利になる」という機能を追加してきている。

 特に大きく変わったのはFinder、メッセージ、Mail、Safariの4つだ。

Finder

 Finderでは、新たにiCloud Driveというインターネットストレージが用意される。iCloudの利用者は無料でも5Gバイト、そして最大で1Tバイトもの書類保管用スペースを利用できる。Finderのほかのフォルダと同様に、検索もできるし、タグやラベルをつけることもできる。

 それでいて同じiCloudでログインしているほかのMacから利用したり、Webブラウザを使えばWindows機からも利用できる。また、iOS機器でもiCloudに対応したアプリケーションから開くことが可能だ。

 そんなことはDropboxやGoogleドライブといった他社製のソフト/サービスでも実現しているじゃないか、と指摘する人がいるかもしれない。その通りだ。

 しかし、iCloud DriveはOSの標準機能である。一緒に仕事をしている相手や、ITに不慣れな家族にDropboxやGoogle Driveの入手やインストールの仕方、最初の同期が終わったかの確認の仕方など一連の説明をするのと、最初に一度、iCloudの設定だけを教えておき、すぐに使い始めるのとではどっちが簡単だろうか。その答えを出すのに、さほどの想像力は必要ないだろう。

 Finderにはこれ以外にも重要な新機能がある。なんとiOS 8機器との間でAirDropを使って写真や書類などの受け渡しが可能になったのだ。むしろ、「これまでなんでそれができなかったのか」と疑問に思う人も多いだろうし、筆者もそのうちの1人ではあるが、とにかくこれまではできなかったし、今度からはできるようになった。これは両デバイスを使う、ある程度、デジタルに精通した人にとってはうれしい機能変更のはずだ。

メッセージ

 一方、大胆に機能が追加されたのが「メッセージ」だ。すでにContinuityの部分で、iPhoneを媒介してSMSのやりとりも可能になったことは紹介したが、それに加えて新たにSoundbite、つまり短い声の録音メッセージも送れるようになった。

 相手がメッセージでしつこく「で、結局、火曜日の予定はこれそうなの?」と聞いてくる。こちらは宅配業者が荷物を引き取りに来るまでに急いで宛名を書かなくてはならず手が離せない。そんなときにメッセージウィンドウの右下にあるマイクボタンをクリックして「8割の可能性で行けると思うけれど、午後の会議次第ではかなり遅刻することになるかも。何時までやっていそう?」と声で録音してメッセージを送る。

 これはiOS 8と共通の新機能なので、iPhoneからメッセージを送っている相手に、声で返事をすることもできるし、文字で返すこともできる。コミュニケーションのスタイルに大きな柔軟性が生まれる機能だ。

 こちらもすでにLINEやFacebookメッセンジャーなど、多くのメッセージ系アプリに標準搭載されている機能だが、LINEのIDを教え合ったり、Facebookの登録の仕方を教えたりするところから始めることを考えると、一度Apple IDの設定さえすれば済む標準機能の手軽さが魅力となるはずだ。

 ちなみにメッセージでは、会話にタイトルをつけて整理したり、会話の途中から参加者を増やすことも可能になる。

Mail

 利便性の面で、大きな進化があるのがMailアプリだ。大幅に強化されたiCloudとの連携で最大5Gバイトまでの添付書類が送れるようになった。

 メールを使っていてわずらわしいのが、添付書類の容量制限だ。例えば、あそこのクライアントのサーバはこの間、たった10Mバイトの書類を添付しただけでエラーが出て返ってきた。あるいは、メールを数通に分けて送るとか、あそこは100Mバイトまで大丈夫だけれど、どうやって圧縮しても115Mバイトになってしまうので、仕方がないからファイル共有サービスに書類をアップロードしてリンクをメールする――こんな面倒なことを1日に何回もやっている人も多いだろう。

 そこでアップルがOS X標準のMail機能に加えてきたのがMailDropと呼ばれる大容量書類添付機能だ。容量が大きな書類を添付すると、自動的に書類をiCloud領域にアップロードして、メールにダウンロード用のリンクを挿入する。

 操作の手順は普通に書類を添付したメールを送るのとまったく変わらず、処理はほぼ全自動で行なわれる。インターネット普及の起爆剤として、電子メールが世の中に普及してから20年近くが経つが、発表されてから振り返ると、どうしてもっと早く実現しなかったのだろうとさえ思える機能だ。

 署名だけして返さなければならない書類が送られてくることや、PDF形式の原稿の校正がメールで送られてくる人も多いだろう。そんなとき、これまではまずプリンターで印刷してからサインして、それを郵送(またはスキャン)するといった馬鹿げた手順を踏んでいた人も多いだろう(実はOS Xの「プレビュー」には印刷しなくても書類にサインを加える機能が元々あるのだが、ほとんど知られていない)。

 これに対して新しいMailでは、送られてきたメールの「返信」ボタンを押せば、メール編集画面上で署名を加えたり(Macのカメラでほかの紙にペンで描いた署名を取り込み合成する)、矢印や囲み、指示や差し替え文章などをPDF書類上に描き込むことができるようになる。これは仕事のスタイルを大きく変えてくれそうだ。

Safari

 アップルが最も力を込めて宣伝しているのがSafariの変更だ。ツールバーなどをよりシンプルにしたことで、Webコンテンツそのものの表示スペースが大きくなり、お気に入りはアドレスバーに文字を打ち込もうとすると、その下にアイコンで表示される。

 タブ機能はMacで開いているタブに加え、同じiCloudのIDで利用しているiOS機器で開いているタブも一気に参照できるようになり、何かを検索しようとするとWikipedia、Bing、マップ、ニュース、iTunesを検索した候補も自動で表示するようになる。

 最近、Webページを閲覧している間は、それまでの自分のWebブラザを使っての行動履歴が取られてマーケティング活動などに使われていることが多いが、それをよしとしない人は「プライベートブラウズモード」でウィンドウを開きそれを利用する。そのウィンドウから利用している限りは、新しくMacを買って新規設定した直後のように、Safariがあなたのことを一切知らない状態で、履歴や足跡を残さずに怪しげなWebサイトのチェックや秘匿性が重要なオンラインバンキングなどの利用を安心して行なわせてくれる。標準検索エンジンの候補として、ユーザー動向を一切、調査しないことを掲げている「DuckDuckGo」を選ぶことも可能になっている。

 これに加えて、新Safariは改良されたNitro JavaScriptエンジンを搭載し、Webページの表示などもさらに大幅に高速化。米国などでは人気のネットビデオレンタルサービスのNeflixをバッテリー消費などをあまりせず利用する機能なども追加された。

 少し地味と言えば地味かもしれないが、一度でも使うとそれなしには戻れないアプリケーションの改善は、ユーザーを無料の新OSにアップデートさせるのには十分な理由となるはずだ。

●iOS 8とともにデジタル写真に革命を起こす新アプリケーション

 アプリケーションについては、もう1つ話題がある。実はiOS 8のリリース後、OS X用に今後、新たな標準アプリとなるであろう「Photos for OS X」のリリースが予定されている。これはiOS 8の超重要機能と関連した新アプリケーションだ。

 前回、ITmediaでWWDCの速報記事を書いたときは、急いで仕上げる必要があったため、この重要機能について触れるのを忘れてしまった(関連記事:林信行のWWDC 2014ポイント解説:iPhoneの体験を加速する「iOS 8」――ユーザー主体の時代へ)。

 そこで、Yosemiteの話題から少し脱線にはなるが、まずはこのiOS 8の重要新機能の解説を行ないたい。

 今、世界中のiPhoneユーザーが、iPhoneを電話である以上に、カメラとして愛用している。写真や動画の撮影や、表示/再生の機能は、実はiPhoneの至宝であり、これまでの新型iPhoneの発表でも、新OSの発表でもカメラ関連の進化がないことはなかった。

 iPhoneが、国内有名デジカメメーカーのコンパクトデジタルカメラと同じCCDを内蔵し、圧倒的な描写力で高い評価を得てからは、ほかのスマートフォンメーカーもかなり本腰でカメラ機能に注力し、画質で追随してはいるものの、iOS 8では使い勝手でそれらの製品を引き離してしまう機能を搭載している。

 それは「iCloudフォトライブラリー」で、iOS機器で撮影した写真すべてをクラウド上に保存してしまう機能だ。標準で5Gバイトまでなら無料で使え、さらに毎月99セント(約100円)の月額料金を払えば20Gバイトまで、毎月3.99ドル(約400円)で200Gバイトまで写真を蓄積できる。また、料金設定は不明なものの、最大1人当たり1Tバイトまでの写真をiCloud上に保管することもできる。

 ストレージ容量が足りないと考える読者もいるかもしれない(筆者もそちら側だ)。ただ、そういう人は自分の恋人や伴侶、親兄弟や親友ならどうかと想像を巡らせてほしい。ほとんどのユーザーにとって、これはこれまで通りに使っていたら数年間撮り貯めても到達しない容量のはずだ。

 子供が中学、高校に入ってから卒業した後までのすべての写真は確実に入るだろうし、数年間の旅行先の写真もすべて収まる。流行りのライフログ機器で機械的に記録された写真ではなく、「これはきれい」、「これは記録に残したい」というハートの暖まりを覚えてiPhoneのシャッターを切った映像が、もしかしたら一生分記録でき、そしていつでも、大事な瞬間を思い出したいときに、さっと見つけ出してくれる。これは「カメラ」というものの概念すらも変えてしまう「革命」だ。

 そしてもちろん、これからはiOS機器とMacの連携が大事な時代。そこでアップルはYosemiteのリリースと前後して、iOS 8の「iCloudフォトライブラリー」を、Macでも参照できるようにする新アプリケーションをリリースするのだ。

●リリースは秋、その前に公開β版も

 OS X Yosemiteは、新しい時代を切り開くOSだ。それでいて、あれだけ見た目が違うのに、これまでのOS Xユーザーが違和感なく移行できるOSでもある。そして、すでにiOS 7のフラットデザインに慣れ親しんだ人が、パソコンを買う際に十分な親しみと魅力を感じるOSでもある。

 Yosemiteのリリースはこの秋で、アップグレードは無料。Mac App Storeから配布が行なわれる。ただ、その前にβ版が公開予定だ。

 これだけ大胆な新しい提案をしており、これだけ大胆にデザインも変えてきたのだから、最初からすべて完璧というわけではないかもしれない。それを見て、揚げ足をとってソーシャルメディアやブログで自分がいかに洞察が深いかを世の中に示すのもいいが、それだけに終わらせず、同じフィードバックをβ版公開を機会にアップルにも伝えてほしい。私も自ら実践して、例えばアイコンのデザインや公開β版時点での日本語フォントについてはフィードバックしたいと思っている。

 もちろん、そんなことをしてもアップルからは感謝状もお礼の言葉も送られてこないかもしれない。何せ世界に数千万人の利用者がいるOSだ。誰かが思いつくアイディアは、たいてい十数人から送られてくる。しかしそれでも、意味がないことではない。それだけ大勢からフィードバックが行なわれた意見にはアップルも、その分、しっかりと耳を傾けるだろう。

 そして、あなたの元にお礼状は届かないかもしれないが、秋ごろには、あなたの意見も取り込まれて少しだけ使いやすくなった最終版のOS X Yosemiteが届き、あなたの日々の生活や仕事にちょっとだけ喜びを加えてくれるはずだ。

[林信行,ITmedia]

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