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東京・町田市の一部が神奈川に!? 相模原市との境界線に異変アリ

エキサイト Bit のロゴ エキサイト Bit 2017/01/07 すがたもえ子

東京都町田市は神奈川県に食い込んだその立地から「東京の盲腸」「神奈川県町田市」などと言われ続けており、イギリスのEU離脱の際にはネット上では「町田も神奈川県編入の住民投票を」と便乗して盛り上がった。郵便物も「神奈川県町田市」で届いてしまうし、レストラン検索サイトでは神奈川県エリアで検索しなければヒットしなかったりする。

その町田と神奈川県相模原市との境界線が、2016年12月1日付けで一部変更になったというのだ。「どうせいつものネタだろう」と思っている人も多く、町田市民でも実際に変更になった事を知らない人が多い。

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町田に住んでいる方にお話を聞いてみると、「えっ、ネタじゃないの?」という答えがまず返ってくる状態だ。町田が東京か神奈川かをめぐる問題は町田のみなさんもかなり関心が高いようだ。中には「自分が住んでるところが対象じゃないなら、別に気にならない」という人もいた。

なぜ今このタイミングで、なぜ変更することになったのかを調査してみた。

河川改修で飛び地が発生していた

対応していただいた町田市総務部総務課の飯澤さんによると、町田市民への周知は、2016年12月1日発行の「広報まちだ」の中で、“小山地区が変更になります”というお知らせをしており、市のサイトでも地図を掲載して変更したことを告知している。

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地図のピンクの部分が相模原市から町田市へ、青い部分が町田市から相模原市へ編入した区域になる。町田市と相模原市は、両市を流れる境川を境界線にしているように見えるのだが、実際はそうではない。境川の中心を両市の境にしようという合意はあるのだが、現在はまだ実現していないのだ。

元々、境川は今のような形ではなかった。蛇行していたため、昭和40年以前はよく川の氾濫が起きていたのだという。河川の氾濫を防止するために、東京都と神奈川県とで改修して流れをゆるやかにした結果、境川沿いには互いに飛び地ができてしまった。飛び地のままだと行政が事業をやる上でも整備が進めにくく、住人の住所も分かりにくいので、境界変更を下流から進めてきたというわけだ。

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昭和60年から相模原市と共同で行ってきたこの計画は、神奈川県大和市との境から相模原と町田の接する約20キロの区間を9期に分けるもの。1期にかける時間は3年ほどで、距離は約2キロづつ進めている。今回の変更は第6期にあたる。

変更になるエリアに住んでいる人の意見は?

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今回変更になる対象区域のお宅へは、町田市の職員と相模原市の職員がペアになって個別に訪問して話を進めている。町田の人が相模原に入った場合(その逆の場合も)免許証や銀行などは本人による手続きが必要なこと等を説明し、賛同をもらっている。区域全員の同意をもらえて初めて変更ができるので、1名でも反対がいた場合、変更にはならない。そのため、住人が嫌だけど変更になってしまった、というようなケースはないのだ。

それじゃあ、市民の方から問い合わせはなかったのだろうか?

今回変更の告知があった小山地区にお住まいの方から「うちは住所は変更になるのか」という問い合わせは何件かあったが、いずれも対象区域にお住いの方ではなかったそうだ。

(すがたもえ子)

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