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業界関係者も大絶賛! アンジャッシュ渡部の“バラエティ愛”

サイゾー のロゴ サイゾー 2014/06/15 Cyzo
© Cyzo 提供

 若手のころからコントの名手として知られ、ライブの完成度は同世代でもピカイチと評判で、2000年代に巻き起こったネタ番組ブームでは、実力派芸人として一目置かれていたが、その後主流となっているトーク番組では力を発揮できずにいたお笑いコンビ・アンジャッシュ。しかし、2010年ころから、徐々に児嶋一哉(41)が『リンカーン』(TBS系)などでイジられキャラとして頭角を現すと、一躍ブレイク。シンプルながらあまりにも大げさなキレ芸でイジられキャラとしての地位を確立し、現在でもその特異な立場を活かし、バラエティ番組で活躍している。

 一方、遅ればせながら、児嶋の影に隠れていた印象のあった相方の渡部建(41)も、最近では、あらゆるバラエティ番組に引っ張りだこの様子。コンビとしてのレギュラー番組は少ないが、チャンネルをつければ、そこには渡部がいるというブレイクぶりだ。

「やっぱりその理由は勉強熱心さですよ。聞くところによると、たとえばロケ先の情報なんかもスタッフが仕入れるよりも早く事前に調べていて、しかも、その情報量が半端じゃないという話ですよ。どんなに短いVTRのロケでも同じように取り組むそうですからね。スタッフの中にはそんな渡部さんに対して、自分の仕事を取られたような気分になってやりにくいタイプもいるようですが、やっぱりありがたいですよ。制作サイドの意図を汲んで、きっちりと実現してくれますからね。確かにハプニング的な笑いはないですけど、番組を成立させてくれる力は抜群ではないでしょうか。スタッフを含めて、バラエティというものを作るのが本当に好きなのだと思います」(放送作家)

 1日に放送された特番『坂上忍の成長マン!!』(テレビ朝日系)でも、メインの坂上に代わって進行を任されていたのは渡部だった。グルメロケという企画で、バラエティ畑にまだ不慣れな坂上を立てながら番組を成立させるには、確かに渡部が適任に違いない。芸人として十分なキャリアがあり、さらには情報も豊富な渡部であれば、坂上をフォローしつつ進行をし、笑いも十分計算できるというわけだ。

「笑いのセンスも抜群ですよね。彼らのコントはもちろんですが、小島よしおさんの『そんなの関係ねえ』も、渡部さんがテンポを変えたほうがいいと指摘し、その後、大ブレイクを果たしましたし、ダンディ坂野さんの『ゲッツ』も、元々『ゲット』だったのを『ゲッツ』のほうがいいんじゃないかと助言したのが渡部さんだったようですから。そのあたりの嗅覚はさすがの一言ですよ」(前出)

 グルメ好きはもちろんのこと、高校野球マニアで夜景鑑賞士検定3級取得を持ち、心理学に精通し、社交ダンスのラテン1級など多方面の知識を持っていることで知られる渡部。そしてその根底には芸人としての実力があるのだから、まさに鬼に金棒といえる。これまでブレイクしなかったのが不思議なほどだ。

 しかし、その“これまで売れてこなかった”ことが、今の渡部のブレイクを後押しているともいえる。つまり、有吉弘行(40)などの後輩芸人が、ここ数年台頭してきたことに、しっかりと対応したからこそ、渡部は今の立場を築いたのではないか。かつてのバラエティでは、渡部よりも先輩である大物芸人たちが広く番組を持ち、そこでは渡部や有吉なども一様に若手であった。しかし、大物たちに代わって新たな番組を持ったのは有吉など渡部の後輩。そんな状況になりながらも、これまで売れこなかったアンジャッシュは何一つ腐ることなく、与えられた役割をきっちりとこなし、今の立場を手にしたといえる。そして、そんな献身的な姿勢も、前出の放送作家が言っていたように、「バラエティを作るのが好き」という気持ちの表れに違いない。多彩な趣味を持ち、ときおり見せる嫌味なトークは芸人らしくないが、すべては番組のため。笑いを知っているからこそ、渡部はそれを実践する。グルメリポーターなどの仕事も多く、芸人らしくないとバッシングを受けることもある渡部だが、やはりそれは彼が誰よりも笑いを知っていて、バラエティを愛しているからに他ならない。(文=峯尾)著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

※イメージ画像:『ホメ渡部の「ホメる技術」7 ― 仕事・恋愛・人生を成功させる』プレジデント社

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