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榮倉奈々、妊娠騒動で“セカンドの女”に終止符? 『東京タラレバ娘』第8話が示す時間の大切さ

Real Sound のロゴ Real Sound 2017/03/09 株式会社サイゾー
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 「今日より若い明日はない」。3月8日に放送された『東京タラレバ娘』第8話。これまで香(榮倉奈々)は、“セカンドの女”として元カレ涼(平岡祐太)との関係をダラダラと続けてきた。そんな泥沼に浸かったような状態の中で、香の“妊娠騒動”が巻き起こる。妊娠したかもしれないと不安に思う香。“妊娠”という事柄以上に、香は涼にどう思われるかを気にしていた。 参考:榮倉奈々の真骨頂は“泣きの演技”にアリ! 『東京タラレバ娘』後半への期待  「涼ちゃん子どもが欲しいんだって」「もしかして、これ(妊娠)で涼ちゃんが私をまた本命にしてくれる……なんてことは……ない……ですかね?」「でももし陽性で、それで、涼ちゃんが少しでも嫌な顔したら、終わりだよね?」と軸はあくまで涼。そうやって香はあらかじめ様々な可能性を考え、傷つかないように自分の言葉で伏線を張り巡らせていく。市販の妊娠検査薬を前にして、「開けたくない……その箱開けたくない」と口にする香。この言葉には、妊娠検査薬の箱とパンドラの箱(涼ちゃんとの未来)のふたつ意味が含まれていたのだろう。  涼から「責任とるよ、ちゃんと」という言葉をもらい、やっと検査する決心がついた香だが、結局、妊娠してなかったことが判明した。その結果に涙がこぼれ落ちる。安心したのかと倫子(吉高由里子)と小雪(大島優子)に聞かれ、「わかんない。私一体何なんだろ。今自分がさ、わかんない。ホッとしてんのか、がっかりしてるのか、わかんない。何なんだろ私」と混乱する香。中途半端な関係性だったからこそ、妊娠していなかったことへの安堵の気持ちもある。一方で、妊娠疑惑により、涼との将来への可能性が見えていただけに、それが打ち砕かれたことに対してのショックもあるのだろう。「もし妊娠してタラ、きっと結婚に向かって進んでたのに。でも、今からだって涼ちゃんが彼女と別れてくれレバ……」。  香は、涼のマンションに向かい、直接会って結果を報告しようとするが、結局呼び鈴を押さずに、マンションのエントランスに留まって涼に電話をかける。きっと、彼の反応を直視するのが怖かったから。妊娠していなかったことを聞いた涼は「よかったーーー!」と心から安堵。それは、香が最も恐れていた結果だろう。さらに「できてなくてよかったな香」「やっぱよく考えたら俺、まだ父親になる覚悟ないわ」と悪気なく続ける。それを聞いて“私は彼の本命にはなれない”と悟る香。悔しくて、悲しくて、傷ついて、虚しくて、どうしようもない感情を涙で流そうとするが収まらず、次から次へと溢れ出てくる。  このまま涼といても未来がないことはわかっているが、どうしても想いを断ち切れない。涙を無理やり押しとどめ、涼の部屋へ向かおうとする香。だが、たまたま涼の部屋にいて話を聞いていたKEY(坂口健太郎)にエントランスで遭遇し、「あんた何やってんだよ。今行ったらまた同じことの繰り返しだろ」と制止される。エントランスを出ようと歩みを進めるも、振り返ろうとする香に対して「振り返るな。行け」と背中を力強く押すKEY。きっと“過去を振り返るな。未来に向かって行け”という意味合いもあるのだろう。  第8話は、香と涼の関係性を軸に話が展開されていったが、その一方で“有限である時間”がもうひとつのテーマになっていたように思う。「女は25過ぎると時間が経つのが早い」「どうやら私たちには時間がないらしい」「ゆっくりなんて嫌です。早く次に進みましょう」など、“時間”に関係するワードが随所に散りばめられていた印象だ。香と涼の未来がない関係性もまた、時間は無限ではないのだから過去にとらわれている暇はないことを暗示していた。昨日よりも今日、今日よりも明日と私たちは着実に老いて行くのだから。  残すところあと2回となった『東京タラレバ娘』。香、倫子、小雪のタラレバ娘たちは自分たちが思い描く幸せを手にできるのだろうか。そして香は、涼にとっての“都合のいい女”というポジションを本当に卒業できたのか、気になるところだ。(文=戸塚安友奈)

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