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正午のドルは110円前半、北朝鮮リスク後退の円売りは一服

Reuters のロゴ Reuters 2017/08/15

[東京 15日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル高/円安の110.17/19円だった。北朝鮮を巡る地政学リスクの後退が意識され、朝方からドル買い/円売りの流れとなり、じり高で推移。110円を回復したが、正午前には円売りがひとまず一巡し、110円前半での小動きに移行した。

朝方に、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、グアムへのミサイル発射計画について軍から報告を受けたと、北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)が報じた。金委員長は、何らかの決定を下す前にもう少し米国の行動を注視する姿勢を示したと伝わり、ドル/円はやや強含んだ。

市場では「具体的な話に踏み込んでおらず、今すぐ事態が緊迫するようにはうかがえない」(国内金融機関)との受け止めが聞かれ、リスク回避ムードが和らいだとみられている。日経平均が100円超高で寄り付いた後、上げ幅を広げたのを眺め、ドル/円は強含んだ。

正午のドルは110円前半、北朝鮮リスク後退の円売りは一服 © REUTERS 正午のドルは110円前半、北朝鮮リスク後退の円売りは一服

仲値公示にかけては、実需筋による「淡々としたドル買い」(国内金融機関)が観測された。北朝鮮を巡る地政学リスクに関しては、次の具体的な動きがない限り投機的な下攻めは難しいとみられ、ドル売り圧力は高まらなかったもよう。

ドル/円は109円後半や110円台のストップロスを巻き込んで一時110.24円に上昇。クロス円も、ユーロ/円は129.92円、英ポンド/円は142.92円付近、豪ドル/円は86.77円付近に、それぞれ一時上昇し、円全面安の展開となった。

ただ、正午前に円売りはひとまず一巡したとみられ、高値圏での小動きに移行した。「一段高には新たな材料が必要」(国内金融機関)との声が聞かれた。

一方、米国のトランプ大統領との電話会談後、安倍晋三首相の記者会見での発言が伝わったが、相場反応は限られた。

首相は「同盟国の安全に対する米大統領のコミットメントを高く評価」「北朝鮮のミサイルを発射させないことが最も重要であるとの認識で一致」「あらゆる事態に備えて日米同盟の下、高度な監視態勢やミサイル防衛態勢をとる」などとした。

安倍首相とトランプ米大統領の電話会談について「トランプ大統領はグアム周辺に向けたミサイル発射予告に強い懸念」「実際にミサイルが発射された際の対応、具体的なアクションについての議論なかった」など、外務省幹部の発言も伝わったが、こちらも相場反応は限られた。

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