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油断すると灰色に……シロネコもクロネコ並みに撮るのが難しい!

ザテレビジョン のロゴ ザテレビジョン 2017/06/30
油断すると灰色に……シロネコもクロネコ並みに撮るのが難しい! © KADOKAWA CORPORATION 提供 油断すると灰色に……シロネコもクロネコ並みに撮るのが難しい!

よく晴れた夏の日、猫も暑くて岩の上でへちゃーとなっておりました。その手足のへちゃーっぷりが愛らしくてぎりぎりまで近づいて撮影。人に慣れていて近づいてもぴくりともせず(2016年7月 パナソニック LUMIX DMC-CM1) よく晴れた夏の日、猫も暑くて岩の上でへちゃーとなっておりました。その手足のへちゃーっぷりが愛らしくてぎりぎりまで近づいて撮影。人に慣れていて近づいてもぴくりともせず(2016年7月 パナソニック LUMIX DMC-CM1)  ハチワレハチワレ、クロネコと来たら、次はシロネコへ行かざるをえまい。無彩色シリーズっぽくなってるけど、まあそれはそれとして、シロネコである。  さすがにシロネコの写真は数が少なかったので、冒頭写真は黒がちょっと混じったのになってしまった。ご容赦を。  で、シロネコの撮影もまたクロネコに負けず劣らず難しいのである。なぜなら白いから。  白い猫は白く撮りたい。白はちょっと油断すると灰色になる。灰色だとシロネコっぽさが出ない。ぱりっと白くしたい。  逆に白く明るく、と思いすぎると白はあっさり白トビする。白だから白トビしてもいいんだけど、なんというか毛のちょっとしたニュアンスなんかも消えてしまうのだ。  特に猫が日向、背景が日陰だったりすると輝度差がありすぎてカメラが一度に捉えられる範囲を越えちゃうのだ。 日陰で暗い背景の前に日差しを浴びた白い猫。まぶしい(2017年2月 オリンパス OM-D E-M1) 日陰で暗い背景の前に日差しを浴びた白い猫。まぶしい(2017年2月 オリンパス OM-D E-M1)  この写真はそのギリギリを狙ったもの。  実は真っ白のシロネコではないんだけど、シロネコに見えるのでよしとしてください。 ほどよくまぶしく撮れたシロネコ。キリッとした黄色い目と半逆光で血管が透けている、ピンと立った耳がすごく精悍。しゃがんで真正面から撮影(2017年6月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII) ほどよくまぶしく撮れたシロネコ。キリッとした黄色い目と半逆光で血管が透けている、ピンと立った耳がすごく精悍。しゃがんで真正面から撮影(2017年6月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII)  次の猫はちょうど頭に日差しを浴びていい感じに輝いていたので、少しだけマイナスの補正をかけて直射日光があたった頭のあたりだけ白トビしつつ、あとはほどよくシロネコらしさが出るように撮ってみた。  白トビを嫌い過ぎると、今度は全体にグレーっぽくなって目元も暗くなってシロネコらしさが出なくなるから、  大事なのは塩梅。クロネコはいい感じに黒く、シロネコはいい感じに白く撮るべし、である。シロネコは白く明るくまぶしく撮りたいではないか。 ほんのりピンクの首輪だけにかろうじて色があるというアスファルトと白線とシロネコ(2016年4月 パナソニック LUMIX DMC-TX1) ほんのりピンクの首輪だけにかろうじて色があるというアスファルトと白線とシロネコ(2016年4月 パナソニック LUMIX DMC-TX1)  シロネコが白いところにいたりするともう何がなんだかである。  アスファルトの道路の、わざわざ白いところにちょこんといて、それを見下ろしたら、なんか保護色っぽくて面白かったのでつい撮ってしまった1枚。  普通ならボツにする写真なのだけど、こういうネタのときくらいはいいでしょう。 シロネコは汚れが目立つのが難点  シロネコの難しさはもうひとつある。  それは「汚れが目立つ」こと。白いんだから当然ですわな。  キジトラあたりになると多少汚れても関係ないのだが、白いワイシャツだと余計襟元の汚れが目立つようなもので、シロネコはちょっと汚れると目立つ。  まあ猫って季節で毛が抜け替わるし、マメに毛繕いをするので身体が弱ってない限り、比較的きれいに保っているのだが(清潔好きだといわれるほど)、ときどき汚れた子も。  私は結構好きなのだけど、写真映えはしませんわな。 最近撮影したワイルドなシロネコ。天気も悪かったのでちょいと汚れているけれども、汚れたシロネコというのもまた捨てがたい(2017年6月 ニコン D7500) 最近撮影したワイルドなシロネコ。天気も悪かったのでちょいと汚れているけれども、汚れたシロネコというのもまた捨てがたい(2017年6月 ニコン D7500)  この猫もきれいなシロネコです。たぶん、シロネコ。ただ汚れてるだけだと思う。  しかも低木の影から出てきてくれなかったのでよけいワイルドな感じに。隙間からぎろっとニラんでる目がたまりません。  個人の感想なんだけど、シロネコって警戒心の強い猫が多い気がする。目立つため、注目されやすいからだろうか。  確かにシロネコがいるとそっちにフォーカスを合わせちゃう。次の写真は手前にチャシロの猫がいるのについ肩越しに後ろのシロネコを狙ってしまったもの。 のほほんとしてる(ように見える)チャシロの猫を後ろからじっと見つめるシロネコ。首から腰の凹みにシロネコが入る構図で狙ってみた(2016年4月 パナソニック LUMIX DMC-TX1) のほほんとしてる(ように見える)チャシロの猫を後ろからじっと見つめるシロネコ。首から腰の凹みにシロネコが入る構図で狙ってみた(2016年4月 パナソニック LUMIX DMC-TX1)  背景とのコントラストがあるとさらにたまらんことになる。 キリッとした顔でうなるシロネコ。日差しの関係でよりキリッと見える(2016年4月 パナソニック LUMIX DMC-TX1) キリッとした顔でうなるシロネコ。日差しの関係でよりキリッと見える(2016年4月 パナソニック LUMIX DMC-TX1)  これ、ちょうど顔の後ろが日陰になってたおかげで夕日を浴びた顔との明暗差がはっきり出て、表情の迫力が増してくれた。  にゃあとちょっと鳴いただけには見えないのがいい。  ちなみにこの猫、さっきの白線の上にいて保護色になってた猫と同じです。  さて最後はシロネコの醍醐味。  シロネコにときどき見られる「オッドアイ」(odd-eyed)。日本語だと「金目銀目」。銀というよりは青系なんだけど。見事なオッドアイの猫写真が残ってたので(たいていこの連載で使っちゃうから)最後にどうぞ。 警戒されてたのでちょっと遠くからそっと撮影。見事なオッドアイのシロネコだ(2016年6月 ペンタックス K-1) 警戒されてたのでちょっと遠くからそっと撮影。見事なオッドアイのシロネコだ(2016年6月 ペンタックス K-1)  ちなみにオッドアイって英語だよな、と念のために辞書を引いたら英和辞典や英英辞典に「odd-eyed」や「odd-eyes」の項目、あるいは用例がない。  ググったら和製英語だという声もあり、どっちだろうとさらに調べたら、英語版のWikipediaに「Odd-eyed cat」という項目があり(片方が青い目、もう片方は緑か黄色か茶色い目の猫のことだと書いてあった)、個人的に気になっているところであります。 筆者紹介─荻窪圭 老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
 

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