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混雑時にYouTubeを快適に視聴できる格安SIMは? 12サービスを比較(4月編)

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2017/04/22
混雑時にYouTubeを快適に視聴できる格安SIMは? 12サービスを比較(4月編): YouTubeの動画再生テストを実施 © ITmedia Mobile 提供 YouTubeの動画再生テストを実施

 MVNOが提供する「格安SIM」サービスを選ぶにあたって気になる通信の「実効速度」。ITmedia Mobileでは、毎月、スピードテストアプリを使って速度を計測する「通信速度定点観測」を掲載しているが、スピードテストアプリの結果はあくまで1つの指標であり、全ての実力を示すものではない。「スピードテストの結果が良くても、実際には快適に通信できなかった」という声も聞かれる。

 そこで、スピードテストとは違う手法で通信の実力を検証する。今回は、YouTubeの動画をどれだけ快適に再生できるかをテストしてみた。

 今回、テストを行ったのは以下の12サービス。

・IIJmio(タイプD)

・OCN モバイル ONE

・BIGLOBE SIM

・LINEモバイル

・楽天モバイル

・NifMo

・FREETEL SIM

・DMM mobile

・U-mobile PREMIUM

・イオンモバイル

・mineo(Aプラン)

・UQ mobile

 本来なら、通信速度定点観測で取り上げている全てのサービスを検証したいところだが、同時に計測できる端末が2台しかなく、12時台を中心に混雑するランチタイムの時間内に計測できないため、利用者が多い、または注目度の高いと判断した12サービスに絞らせてもらった。

●YouTube動画を3分間にわたり再生

 調査条件は以下の通り。

・計測端末:ZenFone 3×2台

・計測内容:YouTubeの動画(720p)を3分ずつ再生する

・計測日時:4月17日(月)12時20分〜、4月14日(金)18時34分〜

・計測場所:アイティメディア社内(東京都千代田区紀尾井町)

・速度計測アプリ:通信速度モニター

 特に通信が混雑しやすいランチタイムと、退勤する人が多い夕方という、2つの時間帯で計測した。重視したのは「動画の再生時間」。通信が混み合っていると動画が再生できず止まることがあるため、より長く再生できれば、このテストでは「優秀」となる。そこで、3分で動画をどれだけ再生できたかによって、以下の通り5段階で評価する。

・15秒未満……×

・15秒以上1分未満……△

・1分以上2分未満……▲

・2分以上2分半未満……○

・2分半以上……◎

 動画の再生開始と同時にストップウォッチで計測し、3分ちょうどのタイミングで動画を一時停止。手作業なので1〜2秒誤差の可能性があることをご了承いただきたい。

 YouTubeで再生した動画は、カメラ(iPhone 7 Plus)を固定して、静止したぬいぐるみや小物を録画したもの。データは動画だが、再生する絵が変わらないため、どの地点から再生しても極力同じデータ量が流れるようにした。

 また、YouTubeの動画再生中の実効速度を確認すべく、参考データとして「通信速度モニター」アプリが表示した数字も記録した。このアプリを立ち上げて「モニター」にチェックを入れると、通信中の速度(下りと上り)が、画面上部にリアルタイムに表示される。

 YouTubeの動画を再生してから、「30秒」「1分」「3分」が経過するタイミングで、カメラで再生画面を3回連続で撮影し、3回の中で最も高い数値を記録した。ただし30秒、1分、3分のタイミングは精密ではなく(1〜2秒のずれがある)、通信速度モニターの速度も激しく変化するため、あくまで参考値として見てほしい。

 そして「スピードテストの結果とどれだけ違うのか?」を把握するため、RBB SPEEDTESTで計測した下りの速度もあわせて記録する。ただし時間内にテストを終わらせるために、RBB SPEEDTESTでは1回しか計測していない。

 測定に利用した端末が2台しかないため、サービスによって計測時間にズレがあることもご理解いただきたい。

●平日昼:FREETELがスピードテストと懸け離れた結果に

 まずは4月17日(月)12時20分から計測した結果を見ていこう。この時間帯は特に通信が混雑し、普段計測しているスピードテストアプリでは、下り1Mbps台か1Mbps未満になるサービスが多い。そんな中で3分間ほぼ途切れなく再生できたのは、「LINEモバイル」「楽天モバイル」「NifMo」「UQ mobile」。スピードテストではUQ mobileのみ10Mbps超えの12.87Mbpsで、他の3サービスは3〜4Mbps台だったが、YouTubeの再生では大きな差は出なかった。

 通信速度モニターの結果は、UQ mobileはたまたま通信の発生しなかったタイミングだったのか、30秒と1分時点では0Mbpsが続いたが、3分で2.4Mbpsに上昇した。LINEモバイル、楽天モバイル、NifMoは1〜5Mbps台が出ていた。

 ちなみにNifMoは、4月14日の12時47分に計測したときは、スピードテストの結果は0.28Mbpsで、YouTube動画は何度も途切れてしまった(初めての測定で再生時間を記録していなかったので、17日に再計測した)。17日の計測時刻は13時を回っていたため、若干有利になってしまった可能性がある(次回は12時台に何とか終われるように頑張ります……)。UQ mobileは、同じく14日の12時47分に再生したときも、全く問題なく3分間再生できた。

 「mineo(Aプラン)」も2分30秒再生と、まずまずの結果。「IIJmio(タイプD)」「OCN モバイル ONE」「BIGLOBE SIM」は約1分の再生だったが、スピードテストの結果が1Mbps未満だったことを考えると、健闘した方か。

 一方、「FREETEL SIM」はスピードテストでは2.7Mbpsで速い方だが、動画は40秒ほどしか再生できず、通信速度モニターでも0.2〜0.3Mbps台しか出なかった。スピードテストの結果と実際の快適さが乖離(かいり)した例といえる。

 「U-mobile PREMIUM」は約10秒しか再生できず、スピードテストと通信速度モニターでも1Mbpsを割っており、厳しい結果となった。

●平日夕方:LINEモバイル、UQ mobile、FREETELが好調

 続いて、4月14日(金)18時34分から計測した結果を見ていこう。3分間、ほぼ途切れなく再生できたのは、LINEモバイル、FREETEL SIM、UQ mobileだった。LINEモバイルとUQ mobileは、昼に続いての好結果となった。

 FREETEL SIMは昼の不調から名誉挽回したが、スピードテストで16.91Mbpsだったのに対し、通信速度モニターでは1Mbpsにも満たず、2つの測定で大きな差が出ているのは気になるところだ。

 次いで好調だったのが、約2分再生できた楽天モバイル、DMM mobile、イオンモバイル。IIJmio(タイプD)、OCN モバイル ONE、BIGLOBE SIMは、昼とあまり変わらず、1分台前半の再生。NifMoは約1分40秒再生できたが、昼からは調子を落としてしまった。約1分45秒のmineo(Aプラン)も、昼(約2分30秒)と比べるとやや不調だ。

 U-mobile PREMIUMは今回も約10秒しか再生できず、スピードテストと通信速度モニターでも1Mbpsを割ってしまった。

●UQ mobileとLINEモバイルが優秀

 LINEモバイルとUQ mobileは昼も夕方も途切れなく動画を再生でき、優秀な結果となった。UQ mobileは、そもそもスピードテストの結果も以前から桁違いに速いが、YouTube動画も快適に視聴できることが証明された。

 ただし通信状況は刻一刻と変化するため、この状況が来月も続くかは分からない。今後も定期的にテストを実施していく予定だ。

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