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猫写真で見る、「キジトラ」と「キジシロ」の違い

ザテレビジョン のロゴ ザテレビジョン 2017/08/04
猫写真で見る、「キジトラ」と「キジシロ」の違い © KADOKAWA CORPORATION 提供 猫写真で見る、「キジトラ」と「キジシロ」の違い

もう取り壊されてしまった(たぶん)、高度成長期の団地で暮らしてたキジトラ。ちょっと警戒心が強くて不安げ(2014年6月 ニコン D600) もう取り壊されてしまった(たぶん)、高度成長期の団地で暮らしてたキジトラ。ちょっと警戒心が強くて不安げ(2014年6月 ニコン D600)  さて、猫の柄シリーズ「キジトラ」編をきちんとやりましょう。今回はキジトラ三昧。似たようなキジトラがいっぱいでてくるけど、ほとんど違うキジトラです。  猫の縞模様ってほとんどが「キジトラ」か「チャトラ」。どっちも茶色い縞模様だろう、って突っ込みたくなるけれども、一度覚えちゃうとはっきり違いがわかる。  色が違うのだ。焦げ茶とオレンジ色に明るい茶色。  次の写真、手前がキジトラ、奥がチャトラだ。 手間がキジトラ、後ろがチャトラ(たぶん)。千葉県のローカル駅のホームで撮影。猫が這いつくばってるのでこちらも這いつくばって見つめ合ってみた(2014年9月 オリンパス OM-D E-M1) 手間がキジトラ、後ろがチャトラ(たぶん)。千葉県のローカル駅のホームで撮影。猫が這いつくばってるのでこちらも這いつくばって見つめ合ってみた(2014年9月 オリンパス OM-D E-M1)  チャトラがボケてるのでわかりづらいけど、色の違いははっきり出てる。手前の茶色と言うよりは焦げた感じなのがキジトラ、後ろの明るい茶色がチャトラだ。  さらに最近は、キジトラ猫も「キジトラ」と「キジシロ」に分けて考えることが多いらしい。  全身キジトラだと「キジトラ」。シロがまじってると「キジシロ」。口元だけが白いなんてのはよくあるのでキジトラ(うちの「かふか」もそうだ)だが、おなかや手足が真っ白とか、頭と背中だけキジトラとか(あ、どっちも同じ意味か)、そういうのはキジトラ+シロってことで「キジシロ」と呼ぶらしい。  これなんか手前にいる、私のリュックを占領してるのが典型的なキジトラ。その後ろにいるのがキジトラ+シロでキジシロ。  このキジシロはシロの占める面積がほとんどなので「シロキジ」と言った方がいいような気もするが、それ言い出すと「キジシロ」と「シロキジ」の判断基準をどうするかで頭を悩ませることになりそうなので全部「キジシロ」にしていいかと思う。  厳密に定義された呼称ではないだろうし。 キジトラ三連星。手前が典型的なキジトラ。後ろの2匹はキジシロのシロ成分多め。兄弟……ではないにしろ血はつながってるんだろうなあと思う。目尻からすっと伸びるラインがおしゃれ(2015年10月 パナソニック LUMIX DMC-FZ300) キジトラ三連星。手前が典型的なキジトラ。後ろの2匹はキジシロのシロ成分多め。兄弟……ではないにしろ血はつながってるんだろうなあと思う。目尻からすっと伸びるラインがおしゃれ(2015年10月 パナソニック LUMIX DMC-FZ300) 記事掲載時、一部写真のキャプションに誤りがありました。お詫びして訂正いたします(2017年8月4日)  そういえば、逆キジシロっていないよね。おなかがキジトラで背中がシロ。そういうのってあり得るのか否か、遺伝学に詳しい人に聞けばわかるのだろうか。  なんて余計なことを考えつつ、キジトラシリーズ行きます。キジトラ猫の写真は数が多いのでどかどかと。  冒頭写真は都心部にある古い団地にいたキジトラ。この団地、取り壊し中だか取り壊し完了だかでもうこの風景は見られない。数ヵ月前に訪れたときはもう猫の姿も見えなかった。 近づいたら「にゃあ」と鳴いた。鳴くとき目をつぶるのがかわいい。大きな人気のある神社にいるだけあって、人を怖れない(2014年5月 ニコン Nikon 1 V3) 近づいたら「にゃあ」と鳴いた。鳴くとき目をつぶるのがかわいい。大きな人気のある神社にいるだけあって、人を怖れない(2014年5月 ニコン Nikon 1 V3)  続いてとある神社で出会った歌碑猫。歌碑(だと思う)のちょうど日陰になってるとこでくつろいでた。  口元がちょっと白いけどきれいなキジトラだ。 すーっと背筋を伸ばしてこちらを見てるキジトラ。口元がちょっと白いタイプ。逆光だったのでプラスの露出補正で(2016年8月 オリンパス OM-D E-M1) すーっと背筋を伸ばしてこちらを見てるキジトラ。口元がちょっと白いタイプ。逆光だったのでプラスの露出補正で(2016年8月 オリンパス OM-D E-M1)  お次は都内の大きな公園で出会ったキジトラ。  キジトラは私が立っているより一段高くなってるとこにいて、目が合ったらすっと背筋が伸びたのですかさず撮影。  耳がカットされてる地域猫。  顔の模様がきれいにシンメトリーになっててカッコいい。  キジトラがカッコいいのは柄がきれいに左右対称になっているからかもしれない。 色に違和感があったらホワイトバランスをいじる 古い廃墟かと見まがうようなおうちの前にひょこっと現われた長毛のキジトラ。ふさふさしてて暖かそうであるが、長毛とキジトラって似合うよね。よりトラっぽくない(2017年5月 富士フイルム X-T2) 古い廃墟かと見まがうようなおうちの前にひょこっと現われた長毛のキジトラ。ふさふさしてて暖かそうであるが、長毛とキジトラって似合うよね。よりトラっぽくない(2017年5月 富士フイルム X-T2)  ちょっと珍しいところで長毛のキジトラも。長毛だと野生っぽさがでてきてよいですな。日没直後くらいの暗い場所だったのでISO感度をぐぐっと上げて撮影。 どこからが首なのかよくわからないがっしりした貫禄がいい。カメラ目線の写真もあったけど、参道をじっと見つめてるこの写真の方がカッコよかったので採用(2017年1月 オリンパス OM-D E-M1) どこからが首なのかよくわからないがっしりした貫禄がいい。カメラ目線の写真もあったけど、参道をじっと見つめてるこの写真の方がカッコよかったので採用(2017年1月 オリンパス OM-D E-M1)  続いて貫禄のキジトラ。アゴがないくらい首元が豊かなのが貫禄なのですな。ここまで寄っても動じない泰然自若っぷりがカッコいい。  千葉県で出会った人なつこいキジトラでありました。  で、キジトラを撮るコツは……特にありません。  キジトラくらいになるとカメラ任せでもきれいに撮ってくれるので。  ただし、日陰や夕暮れ時(いわゆるマジックアワー)には気をつけるべし。理屈は端折るけど、どうしても実際より青っぽくなりがちなのである。  そうすると、赤成分が足りなくて、キジトラの特徴である「キジ色」、つまり茶色がグレーっぽくなっちゃう。具体的にはこんな感じ。 オートで撮ったキジトラっぽい色が出なかった。かなり青っぽいのである(2017年1月 オリンパス OM-D E-M1) オートで撮ったキジトラっぽい色が出なかった。かなり青っぽいのである(2017年1月 オリンパス OM-D E-M1)  ひとつ前の千葉県で出会ったキジトラである。  これ、夕暮れ時の日陰。日陰は色温度が高い(青っぽい)ので、こうなりやすいのだ。  カメラのオートホワイトバランスのクセや、背景との兼ね合いで変わるので一概には言えないが、キジトラって焦げ茶と茶色の縞なので、もともとそんなに鮮やかではなく環境光の影響を受けやすいのだ。  撮るときにちょっと背景の角度を変えてみたり、ホワイトバランスをオートじゃなくてマニュアルで曇天や日陰にしてみてもいいし、そんな細かい設定してるヒマなんかないやってときは撮ったあとで調整してやるといい。  ホワイトバランスをちょっと調節して彩度を上げてやるとキジトラっぽい色になるはず。  最後は寝てるキジトラを。 尾道の赤い屋根でお昼寝猫。曇天下だったけど、屋根の色とキジトラの色がマッチしててなかなか可愛いのであった(2015年9月 富士フイルム X-T10) 尾道の赤い屋根でお昼寝猫。曇天下だったけど、屋根の色とキジトラの色がマッチしててなかなか可愛いのであった(2015年9月 富士フイルム X-T10)  尾道を歩いてるとき、屋根がつながったV字型の凹みで猫が気持ちよさそうに寝てたのだ。  それを猫と同じ目の高さで撮ってみた。尾道って急斜面に家々が立ってるので、坂の途中から撮ると屋根と同じ目線を得られるのだ。  こうしてみると子猫っぽいけどそこまではよく覚えてない。  そこかしこでこうして猫がくつろげるような街はいいですなあ。 筆者紹介─荻窪圭 老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
 

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