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田中5連勝 同じボールの軌道で幻惑

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2014/05/10 17:32 毎日新聞

 米大リーグ・ヤンキースの田中将は9日、ブルワーズ戦で七回途中まで投げて7安打2失点で開幕5連勝。田中将は度々、マウンド上でぶつぶつとつぶやいている。「ここは絶対に抑える」などと言い聞かせているのだという。しかし、気持ちの強さだけで、1年目から開幕5連勝は飾れない。活躍を読み解くカギはボールの軌道に隠されている。

 田中将はメジャーで7試合に登板。対戦相手は持ち球などデータを集めて、分析している。各打者の頭の中にもすり込まれているはずだが、完全攻略するまでには至らない。

 田中将と対戦経験がある打者は「直球と変化球の軌道が同じだ」と言う。軌道が同じだと、投げた瞬間に打者は直球が来たと判断する。ところが、打者の手元に来て、球が曲がったり、落ちたりするから対応できない。

 ここまで不慣れな環境で調整、試合を繰り返している。開幕から1カ月しかたっておらず、投球フォームも固まっていないから制球も不安定だ。コースが甘くなり、痛打を浴びることも少なくない。

 「ここぞという場面で確固たる自信を持って投げられる球がなかった」と振り返った田中将。それでも一昨年から続くレギュラーシーズンの連勝を「33」に伸ばしたのだから、米国でも能力の高さを改めて示している。【田中義郎】

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