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白井、苦手のあん馬を攻略 床は「シライ」で突破

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2014/05/09 23:21 毎日新聞
Photo: 決勝進出を決めた白井の床運動の演技=小川昌宏撮影 © 毎日新聞 決勝進出を決めた白井の床運動の演技=小川昌宏撮影

 最後の種目に得意の床運動を残していた。その時点で順位は50位台。昨年は53位で予選落ちしている白井だが、慌てることはなかった。「(5種目で)70点も取れている。絶対に大丈夫」。ラインオーバーのミスはあったが、最後は自らの名「シライ」も冠した後方伸身宙返り4回ひねりで締め、決勝への扉を開いた。

 17歳のスペシャリストの成長ぶりは、得意の床運動と跳馬ではなく、残りの4種目に表れている。最初の種目は3月の全国高校選抜で落下している苦手のあん馬。他選手と比べれば点数は低かったが、ミスなくまとめた。「(あん馬を)乗り越えたのは大きい」と手応えをつかんだ。

 技の難易度を示す演技価値点(Dスコア)は、昨年に比べて4種目の合計で2.0点も向上。Dスコアを0.1点増やすには技の難度を一つ上げる必要がある。地道に苦手種目の克服に向き合ってきたことは明らかだ。この日は6種目全てで昨年を上回った。

 もちろん、まだ個人総合では世界選手権代表を勝ち取るレベルにないことは自らも認める。だが、「まだまだ遠いが、少しずつトップ選手に近づいている」と前向きだ。2年後のリオデジャネイロ五輪は「個人総合で狙いたい」。定めた照準が、ぶれることはない。【田原和宏】

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