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相葉雅紀『貴族探偵』奇抜すぎる作風に総ツッコミ! 今後の鍵を握るのは木南晴夏?

Real Sound のロゴ Real Sound 2017/04/17 株式会社サイゾー

 嵐の相葉雅紀が主演を務めるフジテレビ系ドラマ『貴族探偵』が、昨日17日21時よりスタートし、その奇抜すぎる作風に驚く声が、ネット上で多数あがっている。 参考:フジ月9、なぜ相葉雅紀に賭けた? 『貴族探偵』に漂う“ヒット作”の予感  『貴族探偵』は、フジテレビ「月9」の30周年を記念する作品だ。近年、視聴率の大幅な低迷が指摘される中でのスタートとあって、同局にとって真の勝負作と言って良い。主演の相葉雅紀を始め、武井咲、生瀬勝久、木南晴夏、滝藤賢一、中山美穂など、そのキャストの豪華さにも気合いが感じられる。麻耶雄嵩の同名小説を原作に、『謎解きはディナーのあとで』(2011年)、『すべてがFになる』(2014年)、『ようこそ、わが家へ』(2015年)など、近年のフジテレビのミステリードラマを多数手がけてきた黒岩勉が脚本を務める。  貴族であるということ以外は一切が謎に包まれ、自らは推理することなく事件を解決に導く「貴族探偵」の活躍を描く作品とのことで、どんな仕上がりになるのかと注目していたが、蓋を開けてみるとあらゆる名作ドラマのパロディーが散りばめられていることに、まずは驚く。生瀬勝久のどこか抜けた刑事役は、『トリック』の矢部謙三がそのまま抜け出てきたようで、事件をより複雑にこんがらがらせるという役どころも一緒だ。携帯電話の音声秘書アプリ「ギリ」の声を仲間由紀恵が担当しているのも、無駄に凝っている。また、貴族探偵を演じる相葉雅紀が、開口一番「ようこそ、わが家へ」と言い放ったのも、かなり大胆なパロディーといえよう。  物語が基本的に、武井咲演じる女探偵・高徳愛香の視点で進んでいくのも予想外である。ほとんど、彼女の方が主役と言って良いほどの活躍ぶりだ。しかも、その少しおっちょこちょいな性格にはなんだか近視感がある。『せいせいするほど、愛してる』(2016年/TBS)で、滝沢秀明演じるティファニー社の副社長・三好海里と“禁断の恋”に落ちた、栗原未亜がそのまま推理ドラマにやってきたかのようなのだ。そうかと思えば、『せいせいするほど〜』で、激しく“女の争い”を繰り広げた木南晴夏が登場。その関係性こそ恋敵同士ではないものの、木南晴夏演じる玉村依子はやはりサイコパスぶりを発揮し、本作の方向性を決定づけていた。どうやら本作は、彼らのトンチンカンなやり取りを楽しむドラマのようだ。  実際、貴族探偵の仕事ぶりはツッコミどころが満載だった。「推理なんて雑事は使用人に任せておけば良い」という貴族探偵は、殺人事件があったというのにマイペースで、事故現場に居合わせた婦人たちと釣りを楽しむことにしか興味を持たない。その上、普段の相葉のイメージとは裏腹に、事件時のアリバイを尋ねられると、「さて…どこの美女とアバンチュールを楽しんでいたでしょうか?」とキザなセリフを吐くのだから、つい笑ってしまう。主役なのに登場シーンも異様に少なく、たまに出てきても美女たちと遊んでばかりいるのだから、いったいこれは何のドラマなのだ? と疑問符が浮かんだ視聴者は少なくなかっただろう。  しかしながら、番組の最後に「適度にツッコミながらお楽しみください」とあったように、本作はそもそもツッコまれることを前提とした作品のようである。となると、どこまで視聴者の予想を超えて、狂った作風になっていくのかが、今後のポイントのひとつといえよう。狂気じみた演技に定評がある木南晴夏が、その鍵となりそうである。(松下博夫)

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