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福山雅治×秋元康、シンガーソングライターの在り方を語る 「設定を借りることで心情を吐露できる」

Real Sound のロゴ Real Sound 2017/09/16 株式会社ブループリント
© Real Sound 提供

 福山雅治をホスト役に迎えた音楽番組『ウタフクヤマ』(フジテレビ系)が、9月15日に放送された。同番組は、蒼井優がママを務めるバー「スナック泣かせて」を舞台に、福山やリリー・フランキーをはじめとするスナックの常連客たちによるセッションや、酒を交えた大人のトークをオンエアするというもの。ゲストには秋元康、是枝裕和、ヒャダイン、広瀬アリス、広瀬すず、三沢またろうが出演した。参考:福山雅治が語る、音楽人生で大切にしていること「自分が最初に興奮して感動する人でなきゃ」 福山はシンガーソングライターの在り方について持論を展開。リリーが「女性言葉で歌ってる福山くんは、俺が知っている福山くんに近い感性。『私』の主語でやっている福山くんの方が、本人に近い歌詞を知らないうちに言ってしまっているんですよね」と福山の表現方法に触れると、福山は「それはあると思います。その設定を借りることで心情を吐露できるというのはあると思います。女言葉になった時の方が、『この歌詞は俺が言っていることじゃなくてこの登場人物が言っていることだから』っていう」と語った。 また、福山が「秋元さんは、一人称が『僕』っていうのでこれが秋元さんの少年性だなっていうのを感じる」と投げかけると、「僕らは誰かのために歌を書くわけじゃないですか。当て書きですよね。この人が歌うには何がいいかなというのを考えます」と話しながら、中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」の歌い出し<私は泣いたことがない>という歌詞を絶賛した。すると福山も「なかなかシンガーソングライターではそこいかないですね。自分で歌詞書いていて、<私は泣いたことがない>って言えない。たぶん、泣いたことあるんで。<泣いたことがない>と書けるかどうか」と熱弁。秋元も、「<私は泣いたことがない>とシンガーソングライターが書くと、キャッチーで狙い過ぎになる」と返すと、福山も「そうなんです」と共感し、「非行演出の度が過ぎるとシンガーソングライターの生々しさが削がれる」と語った。 そのあと、福山は自身の10枚目のアルバム『残響』に収録されている「ながれ星」を歌唱。愛に疲れていて、一人で生きていこうとする30代の女性が、好きになってしまった人に今は思いを伝えられないという心情を、女言葉で作詞した楽曲を披露した。歌い終わると、楽曲の中に登場する“イヤな男”は、自分自身であることに気づいたと福山がつぶやく。「リリーさんがおっしゃったように、逆に自分の歌で『俺はお前のこと好きじゃないけど、嫌いじゃないよ。タイプじゃないけど、俺が頭撫でて無口になってるの見てるの好きなんだよ』とは歌えないんですよ。根性なしなんで」と熱く語ると、秋元はそれに「これは内なるプロデューサーの福山雅治が、シンガー福山雅治が歌わせているんですよ」と返した。 さらに、番組内では収録中に生まれた“言葉”を紡ぎ即興で作詞、作曲をしていった「おさがりの制服」をセッションした。(向原康太)

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