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米グーグル、台湾HTCの一部スマホ事業を11億ドルで取得へ

Reuters のロゴ Reuters 2017/09/21

[台北/サンフランシスコ 21日 ロイター] - 米アルファベット(GOOGL.O)傘下のグーグルは、台湾の宏達国際電子(HTC)(2498.TW)のスマートフォン事業の一部を11億ドルで取得する。両社が21日に正式発表した。

合意内容によると、グーグルは自社向けに「Pixel」スマートフォンを開発しているチームを獲得するほか、HTCの知的財産に関する非独占的ライセンスを受け取る。

全額キャッシュでの買収となり、HTC全従業員の約2割に相当する2000人がグーグルに移ることになる。両社はまた、将来的にその他の分野での協力を探ることでも合意した。

規制当局の承認が必要となる今回の一部スマートフォン事業買収は、2018年前半までに完了する見込み。

グーグルは、ハードウエア部門の強化を図っており、昨年にはモトローラの元幹部リック・オスターロー氏を同部門のトップに起用した。

グーグルは「今回の合意は、スマートフォンへの取り組みと新しいハードウエア事業への投資全般をさらに強化するものだ」と表明した。

HTCは、売却対象外のスマートフォン事業を引き続き経営する。

HTCは、以前からグーグルと提携している。一部のアナリストによると、PixelはHTCのスマートフォン出荷全体の20%を占める。

HTCの市場シェアは、アップル(AAPL.O)、サムスン電子(005930.KS)、中国勢との競争激化で、急速に低下。調査会社IDCによると、HTCの昨年の市場シェアは0.9%と、2011年の8.8%を大幅に下回っている。

グーグルのPixelは1年前に発売されたが、市場シェアは1%未満。

IDCのアナリスト、ライアン・リース氏は「HTCは大手のハードウエア設計会社として盛りを過ぎた」と指摘。「グーグルがスマートフォンだけでなく、ホームやクロームブックスなど他の事業でも、本格的にハードウエアを掌握するのでなければ、今回の取引は効果が見込めない」と述べた。

米グーグル、台湾HTCの一部スマホ事業を11億ドルで取得へ © REUTERS 米グーグル、台湾HTCの一部スマホ事業を11億ドルで取得へ

グーグルは、スマートフォン向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」を無償提供して、検索や地図などのサービスで稼ぐ戦略を展開しており、同社がハードウエア事業を強化すれば、他のアンドロイド端末メーカーとの関係が悪化するとの見方も出ている。

調査会社トレンドフォースのアナリスト、ミア・フアン氏は「グーグルはアンドロイド端末にイノベーションをもたらし、iPhone(アイフォーン)に対抗するのを後押しするには自らのハードウエアチームを持つことが必要だと分かったのだろう」と述べた。

*内容を追加しました。

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