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米国家安全保障局のハッキング先、日本にも

ITmedia NEWS のロゴ ITmedia NEWS 2016/11/06
米国家安全保障局のハッキング先、日本にも: NSAはツールをGitHubに公開するなどプログラミングコミュニティへの貢献を訴えている(Image/ITmedia) © ITmedia ニュース 提供 NSAはツールをGitHubに公開するなどプログラミングコミュニティへの貢献を訴えている(Image/ITmedia)

[AP通信] 「Shadow Brokers」を名乗るハッカー集団が、米国家安全保障局(NSA)から盗み出した高度なハッキングツールに関連する情報だとして、新たに重大なデータを公開している。米政府によるオンラインスパイ活動についてさらに詳しく知る手掛かりとなりそうなデータだ。

 データを精査した複数の専門家によると、今回リークされたデータには「Jackladder」や「Dewdrop」といったNSA式のコードネームのほか、日本や中国、韓国を中心とする多数の組織のIPアドレスなどの情報が含まれるという。

 英サイバーセキュリティコンサルティング会社Hacker Houseの共同創業者であるマシュー・ヒッキー氏は、こうしたサーバはオンライン盗聴の出所を分からなくするための中継地点として使われた可能性が高いとの見方を示す。NSAにとってさらに憂慮すべきは、今回のリークが、まだ公開していないハッキングツールをNSAから盗み出したというShadow Brokersの主張を裏付けていることだ。

 ヒッキー氏は電話取材に応じ、「こうしたデータを作り出すのは難しい。こうしたツールを全てねつ造するにはかなりのコストがかかる」と語った。

 NSAが使用しているというハッキングツールをShadow Brokersが最初にインターネットで公開したのは、今年8月のこと。それ以来、諜報関係者やサイバーセキュリティ専門家はShadow Brokersの動きを注意深く追っている。Shadow Brokersによるリークの重大さは、セキュリティ各社がこの流出で明らかになった自社のソフトウェアのセキュリティホールを大急ぎで修正したことでも確認された。

 調査報道サイトThe Interceptがその後、リークされたデータを、まだ公開されていないNSAの極秘マニュアルと照合し、Shadow Brokersが公開したハッキングツールが本当にNSAのものであることを確認した。The Interceptは、NSAの元契約職員であるエドワード・スノーデン氏が流出させたNSAの未公開の極秘文書を保有している。

 新たに公開された情報が本物かどうかはすぐには判明しない可能性もある。ヒッキー氏は、ねつ造だとすればあまりに手が込んでいるとの見方だ。

 10月31日にコメントを求めるメールをShadow Brokersに送ったが、返信は届いていない。NSAはコメントを断っている。

(日本語翻訳 ITmedia ニュース)

(C) AP通信

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