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米議会、共和党員の公約果たさぬまま休会入り

Reuters のロゴ Reuters 2017/08/04

[ワシントン 3日 ロイター] - トランプ氏の米大統領就任後、何ら成果を出していない共和党員にとって、米議会の夏季休会中は心地よいものではないかもしれない。

米議会の休会は9月5日まで。その間、有権者からはオバマケア改廃案や税制改革、雇用創出につながるインフラ投資計画の行方について疑問の声が挙がりそうだ。

この声に対し、トランプ氏や共和党員からは「ほとんど成果無し」との気まずい答えが返ってくる。

共和党は2016年11月の大統領選挙で米政権、上下両院の実権を握ったにもかかわらず、最大の選挙公約を果たしていない。

米議会、共和党員の公約果たさぬまま休会入り © REUTERS 米議会、共和党員の公約果たさぬまま休会入り

米選挙におけるロシア関与の疑いに関する調査に気を取られているが、トランプ氏は1月20日の大統領就任以降、重要な法案をまだ出していない。

共和党員の一部は、現状のまま何もしなければ2018年11月の中間選挙で票を獲得できず、議会の主導権を失い、トランプ大統領の任期後半(2019─20年)に法案を通していくことが難しくなると懸念している。

民主党のトム・ダシュル元上院院内総務は最近のインタビューで、共和党がオバマケア廃止に失敗したことにより、「(共和党の)支持基盤に対する説得が難しくなっている」との見方を示した。

共和党員が提示する成果として、トランプ大統領が最高裁判事に指名した保守派判事ニール・ゴーサッチ氏の米上院による承認がある。

また今週には議会がトランプ氏に対し、ロシア、イラン、北朝鮮に対する制裁法案署名を迫ったほか、退役軍人の医療改善案や米食品医薬品局(FDA)の資金調達に関する見直しを可決。上院では新たな連邦捜査局(FBI)長官就任を承認したほか、オバマ政権時の14の規制を廃止した。

ただ、ティム・スコット上院議員(サウスカロライナ州)は記者団に対し、自身を含む共和党員には重要な法案を通過させる「牽引力が欠けている」とし、「大きな法案は通過させていない」と述べた。

9月上旬に議会が再開すれば、共和党員は税制改革を焦点とする意向だ。ただ包括的な税制改革の構想については、共和党内で意見が分裂しており、依然として詳細が明らかになっていない。

また道路、橋梁、空港、他のインフラ再建に向けた法案に関する動きはみられていない。

共和党員は10月1日から始まる新会計年度の予算決議を成立させたい考えだが、成立しなければ、米国の税制改革は進まないかもしれない。共和党内では長期的な支出水準について隔たりがある。

さらに暫定予算により10月1日の連邦政府機関の閉鎖を避けることに関する対立もある。また米政府の債務上限引き上げ問題もあり、予算通過に失敗すれば、米国のデフォルトにつながりかねない。

以上を含む様々な問題に関しては、来月に取り上げられる見通し。

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