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米財政政策、経済への効果は限定的=サンフランシスコ地区連銀総裁

Reuters のロゴ Reuters 2017/05/26

[サンフランシスコ 25日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は25日、トランプ政権の財政政策が米経済にどのような影響をもたらすかについての考察により多くの時間を費やしていると述べ、現時点では短期的にわずかな効果があるものの、長期的な効果はほとんどない見込みだと指摘した。ロイターに語った。

総裁はまた、米失業率は4.4%で、雇用創出は新規労働参加者に雇用を提供するのに必要な水準の倍近くとなっており、米経済は「やや過熱」していると指摘。

経済の勢いを維持する最善の策は緩やかな利上げによって、経済を少し落ち着かせることだと述べた。

米財政政策、経済への効果は限定的=サンフランシスコ地区連銀総裁 © REUTERS 米財政政策、経済への効果は限定的=サンフランシスコ地区連銀総裁

ただインフレ率は連邦準備理事会(FRB)の目標の2%を依然として下回っており、最近鈍化したとし、自身や大方のFRB当局者が見込む年内にあと2回の利上げを超える引き締めの必要性はないとの認識を示した。

総裁は、政権の財政政策の方が大きな疑問だと指摘。「財政や他の政策の一部がより明確になることに幾分期待していたが、そうはなっていない」と言明した。

トランプ大統領は今週議会に提出した予算教書で、今後10年間で3兆6000億ドルの歳出削減を目指す方針を示した。予算教書は3.0%の持続的な経済成長を想定し、財政均衡化を見込んでいる。

ウィリアムズ総裁は3.0%の持続的な成長率について「一部の税率や政策を変更することから、達成するとは思わない」と指摘。

自身が現在持続可能と見なす1.5─1.75%をかなり上回る成長率を達成するには生産性の大幅な向上が必要だとし、「その見込みは全くない」と述べた。

FRBが年内に計画するバランスシートの縮小に関しては、詳細はまだ未定だとした上で、「数カ月以内」に示す方針を明らかにした。

バランスシートの縮小は予測可能で十分に理解されることが望ましいとし、緩やかに進めるべきで「基本的に自動操縦」であるべきだと述べ、いったん縮小を開始すれば、経済への深刻な衝撃がない限り、FRBがむやみに計画を調整することはないだろうとの見解を示した。

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