古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

組織全体の情報感度を企業の望む方向に上乗せできる「Anews」を体験してみた

ザテレビジョン のロゴ ザテレビジョン 2017/08/01
組織全体の情報感度を企業の望む方向に上乗せできる「Anews」を体験してみた © KADOKAWA CORPORATION 提供 組織全体の情報感度を企業の望む方向に上乗せできる「Anews」を体験してみた

 ビジネスでは、情報量が活きるシーンは多い。ネットがこの世のすべてではないものの、信頼できるソースの最新情報は頭に入れておいて損はない。しかし、その情報摂取ルートや頻度は完全に個人任せ。企業としては、もう少し勉強してほしい、と思ってもURLを社内SNSに投稿するくらいしか手はなかった。そこで登場したのが「Anews」。その組織に必要な情報をAIが毎日選定し、ナレッジシェアを加速してくれるサービスだ。今回は、この「Anews」を体験してみた。 企業がスタッフに摂取してほしい情報を提案し、ユーザーに効率的に見てもらえる「Anews」 企業がスタッフに摂取してほしい情報を提案し、ユーザーに効率的に見てもらえる「Anews」 Anews プラットホーム ウェブ、アプリ 企業名 ストックマーク株式会社 代表取締役 林達 設立 2016年11月15日(創業2015年04月01日) 取引形態 BtoB 利用料金 オープン価格、例:ライトプラン5名までで月額2万9800円から チーム全体の情報感度を上の方で揃えられる  情報感度は、ビジネスをするうえで武器の1つとなる。恐ろしく広い範囲の情報を網羅しており、どんな話題にも反応でき、それをうまく絡めて結果につなげたり、アウトプットして人をつなげたりできれば理想だ。とはいえ、そんな人の情報摂取方法を突然真似しなさいと言われても、無理がある。  一方、企業としては、従業員が日々の情報収集するのを期待したいところ。しかし、業界ニュースさえ疎く、営業や会議で出遅れる人もいる。勉強してとも言えないし、言ったとしてもやらない。社内SNSで周知したり、なんなら書籍を購入して配布しても効果が少ない。  こんな個人と企業の悩みに応える形で生まれたのが、ストックマーク株式会社の「Anews」だ。社名と同じ「StockMark」というブックマークサービスをコンシューマー向けにリリースしているが、そのビジネス版といった感じだ。  まずは筆者の経営する飲食店現場での利用を想定して、10アカウントを利用させてもらった。あらかじめ、管理ユーザーと一般ユーザーのメールアドレスを登録。続いて、表示するニュースのキーワードを選定する。今回はざっくりと「新店/繁盛店/集客/助成金/社員教育/メニュー/お酒」といったキーワードを登録した。  発行されたアカウントでサインインしてみると、シンプルなデザインのウェブマガジンのよう。1万を超えるウェブ媒体から毎日10万件のニュースを収集し、登録したキーワードに関連した記事を表示している。タイトルをクリックすると別タブが開き、元ネタのページを閲覧できる。  項目にはウェブサイトのサムネイルに媒体名、タイトル、タグ、そして右側には要約(Summary)が表示されている。興味がある内容かどうか、開く前にある程度確認できるというわけだ。関連(related)では、似たような内容の記事が提案される。 「Anews」のサインイン画面。全ユーザーが同じURLからサインインできる 「Anews」のサインイン画面。全ユーザーが同じURLからサインインできる サインインしたところ。ぱっと見は一般的なニュースサイトといった雰囲気 サインインしたところ。ぱっと見は一般的なニュースサイトといった雰囲気 飲食店に関わりのありそうなキーワードを設定してもらった 飲食店に関わりのありそうなキーワードを設定してもらった 右側には要約(Summary)が表示される。AIによる抽出だが、なかなか賢い 右側には要約(Summary)が表示される。AIによる抽出だが、なかなか賢い クリックすると、別ページでコンテンツが表示される クリックすると、別ページでコンテンツが表示される  確かに、なんとなく好みの情報が並んでいる。上から順に全部読みたくなるレベルだ。普段使っているアプリとは異なるチョイスなので、新鮮でもある。さらに、この並びはAIによって日々カスタマイズされている。これはコンシューマー向け「StockMark」で培った技術がもとになっているとのこと。  とは言え、これだけでは単なるニュースアプリだ。ビジネスシーンで使うための機能が多数搭載されているので、1つずつ体験してみよう。 チーム全体に読んで欲しい記事がAI選別のうえ配信される  基本的には、企業が契約するときに設定したキーワードに基づいて記事が配信される。まず、この時点で従業員に読んでほしい記事がそろっているわけで、一定の効果はありそう。  ただ、多数の記事の中でこれは必読! というものがあれば、「Pick Up」に追加したい。ここに登録された記事は優先的に表示されるし、各ユーザーも最低限ここの記事だけは読まなければならないからだ。  管理者ユーザーのトップ画面にある「設定」アイコンを開くと、「Distribution」の設定画面が開く。ここに表示されている一覧の横にある☆をクリックすれば、Pick Upに登録される。ちなみに、ゴミ箱をクリックすれば配信から外すことができる。  トップ画面の右側には、検索フォームの下に機能が並ぶが、そのトップが「Pick Up」。その隣に数字が表示されているのが未読数だ。「Pick Up」を開けば、登録されている記事が一覧表示され、片っ端から読む必要がある。 「Pick Up」に登録されている項目は全ユーザー必読。右の数字は未読数を表している 「Pick Up」に登録されている項目は全ユーザー必読。右の数字は未読数を表している 「Pick Up」を開くと、登録されている一覧が表示される 「Pick Up」を開くと、登録されている一覧が表示される 管理ユーザーの「Distribution」を開き、「Pick Up」を指定する 管理ユーザーの「Distribution」を開き、「Pick Up」を指定する 「OK」をクリックして配信する 「OK」をクリックして配信する  さらに、活用したいのが「Clipping」機能。サービス上に上がらないメディアや記事も当然あり、ユーザーが別のところで役立つ情報を見つけることもある。そんなとき、URLを入力して、記事内に取り込めるのだ。もちろん、Pick Upに指定することも可能。これは一般ユーザーでも取り込めるが、このあたりを適当に運用すると情報が氾濫することにもなりかねないので、追加できるのはひとり1日1つまでといった、管理者からのルール作りも必要になるかもしれない。  閲覧した記事にはコメントを付けられる。要約部分をクリックすれば、コメントを書いたり、過去のコメントを表示したりできる。すでにコメントが書き込まれている項目であれば、最初からコメント欄が表示されていることもある。  コメントは、非常に有用だ。記事を読んでの一言コメントでも、その人がどう感じたかといったことがわかる。この手の施策に積極的に参加してくれるかどうかもわかる。ちなみに、SNSのように「@」でユーザーを指定し、会話することも可能。宛先に入れられたユーザーには通知が出るので見逃さずに済む。 右側のメニューの「Clipping」をクリックし、URLを入力する 右側のメニューの「Clipping」をクリックし、URLを入力する サムネイルなどを確認したら「OK」をクリックする サムネイルなどを確認したら「OK」をクリックする 最初のコメントを登録する 最初のコメントを登録する 登録したウェブページが全ユーザーのトップに表示された 登録したウェブページが全ユーザーのトップに表示された コメントで感想や意見を登録できる コメントで感想や意見を登録できる 記事を活用したりマッチ度を上げる機能を搭載  7月1日にいくつか新機能がリリースされたが、外部とのやりとりに便利そうなのが「COPY」機能だ。記事の内容をクリップボードにコピーし、メールや資料などに貼り付けられる。一覧の「いいね!」の右側にあるコピー用紙アイコンだ。  たとえば前回の「第34回 仕事を手助けしてくれるオンラインアシスタント「Caster Biz」を体験してみた」をコピーしたところ以下のようになった。 仕事を手助けしてくれるオンラインアシスタント「Caster Biz」を体験してみたASCII.jp2017/07/17 Monhttp://rss.rssad.jp/rss/artclk/AXcql.bHq6R1/f004b7da78e29a0c7fd5ebbb13d99b29?ul=IQGOA1mdcwTtsi1mK6B0kN.bEcvCLtUZ5W_CVR22r6UspFh1yJ.WT4pzqOn4aBBNBdtXq8rクラウドソーシングとは異なり、CasterBizが厳選したスタッフに仕事を頼めるのが特徴だ対応してくれるのは平日の9時から18時までで、13時から14時は休憩するとのことテープ起こしは音声を聞いてタイピングするだけなのだが、実は人によってものすごくクオリティーに差が出る  要約は一覧に表示されているものと同じだが、よくこの3行を引っ張り出してきたなと、賢いAIに感心してしまう。 コピーアイコンをクリックすると、タイトルやURL、要約などをコピーできる コピーアイコンをクリックすると、タイトルやURL、要約などをコピーできる  ほかには、管理ユーザーだけとなるが「JUNK」機能も活用したい。不要な記事をゴミ箱アイコンのクリックで指定すると非表示になり、似た記事の配信をストップするようになる。表示する記事のクオリティーを向上するためには、定期的にチェックしたいところだ。ただ、記事がそぐわないだけで内容がいいものもあるので「JUNK」という表記はきついかな、とも感じた。 記事の下にあるゴミ箱アイコンをクリックすれば、JUNKに登録される 記事の下にあるゴミ箱アイコンをクリックすれば、JUNKに登録される メニューの「JUNK」から、リサイクルマークをクリックすると通常配信に戻せる メニューの「JUNK」から、リサイクルマークをクリックすると通常配信に戻せる  検索機能もユニークだ。単なるキーワード検索ではなく、同社の強みを活かし、配信済みの記事から関連度の高い順に検索結果を返してくれるのだ。今のところあまりニッチなキーワードには反応しないが、ネタ探しや関連情報を広く集める際には重宝しそうだ。 右上のフォームから検索できる 右上のフォームから検索できる チームの閲覧率を上げるための機能が充実している  企業側としては、チームがきちんと情報を摂取しているのかどうかが気になるところ。コメントしてくれればいいが、全員が書いてくれるわけでもない。そこで、ユーザーの閲覧率を上げるための機能がいくつか搭載されている。  まずはユーザーが自分の閲覧、いいね!、コメントをした記事や未読のPick Up記事を一覧できる。「Analytics」では、アクセス数や興味のあるワードなどをデータとして確認することも可能。ゲーミフィケーションのような感じでデータを積み上げていってもらえる。  さらに管理者は、全ユーザーの行動をチェックできる。アクセス数や閲覧数、いいね!の数、1回のアクセスでどのくらいのページを見ているのか、などをランキング形式で把握できるのだ。さらに「Unread」では、Pick Upに登録したページを誰が見ているのかどうかをチェックできる。Pick Upを読んでいない数の多いユーザーも一目瞭然で、目に余るようなら個別に指導すればいい。もちろん、管理者側も有益な記事をPick Upするように心がける必要がありそうだ。 ユーザー名をクリックするとメニューが開く ユーザー名をクリックするとメニューが開く 閲覧した記事を表示してみた 閲覧した記事を表示してみた 自分のアクセス数などを確認できる 自分のアクセス数などを確認できる Pick Upの既読率をチェック Pick Upの既読率をチェック 読んでいないユーザーの集計もわかる 読んでいないユーザーの集計もわかる iPhoneでも読めればメインの情報収集ツールにもなる  ライトプランはPCブラウザーからのみだが、スタンダードプラン以上であればiOSアプリも利用できる。App Storeで無料公開されており、PCと同じアカウントでサインインできる。もちろん、PCとiPhoneでの同時アクセスも可能だ。記事のコメントに書き込むことも可能で、通勤時間などの隙間時間も有効に活用できそう。 iOS版の「Anews」の画面 アプリ上でコメントを入力できる iOS版の「Anews」の画面 アプリ上でコメントを入力できる ほかのユーザーのコメントを一覧できる キーワードを選んで記事を絞り込める ほかのユーザーのコメントを一覧できる キーワードを選んで記事を絞り込める アプリ内ブラウザーで記事を閲覧できる。右下のアイコンからSafariで開いたり、ほかのアプリに送ることも可能 アプリ内ブラウザーで記事を閲覧できる。右下のアイコンからSafariで開いたり、ほかのアプリに送ることも可能  気になる価格は2017年7月現在オープンプライスで、まずは相談となる。参考価格を伺ったところ、ライトプランで初期費用が5万9600円、月額費用が2万9800円とのこと。キーワード数は5個まででユーザー数は5名まで。PC版のブラウザーのみ対応している。  プレミアム版はキーワードが10個、ユーザー数が10名となり、今回紹介した「Analytics」機能やiOSアプリが利用できる。特定のメディアを追加することも可能だ。ユーザー数の追加はどちらのプランも1人あたり月額2980円となる。  SOHOが利用するには少々高いが、ある程度の規模の組織であれば、チームの情報感度を上げるメリットは大きい。この手のサービスのキモになるのが、結局のところ一般ユーザーがきちんと読むかどうか。その点、情報収集ツールとして使いやすいので、AIの提案と管理者の運用がハマれば活用してくれそう。使わないユーザーも簡単にわかるので、手も打ちやすい。  同社は、7月14日に出たリリースで、経済産業省製造産業局航空機武器宇宙産業課がこの「Anews」を導入したと発表。すでに200社以上が利用しているそうで、今後の活躍が楽しみだ。 筆者紹介─柳谷智宣 1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。 ■関連サイト Anews

組織全体の情報感度を企業の望む方向に上乗せできる「Anews」を体験してみた

組織全体の情報感度を企業の望む方向に上乗せできる「Anews」を体験してみた
© KADOKAWA CORPORATION 提供

ザテレビジョンの関連リンク

ザテレビジョン
ザテレビジョン
image beaconimage beaconimage beacon