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総重量2.5kgのジャンボ餃子! デカ盛りの老舗で大食いプロドラマーが挑戦

エキサイト Bit のロゴ エキサイト Bit 2017/06/01 瀧本幸恵
© Excite Bit 提供

大食い、早食いのチャレンジに少しでも興味があれば一度は名前を聞いたことがあるだろう、東京・飯田橋にある中華料理店「神楽坂飯店」の“ジャンボ餃子”。テレビ番組などでも度々取り上げられており、店の看板にも“一升チャーハン ジャンボ餃子 百ケ餃子 挑戦者受付中!”とデカデカと表記。店頭ディスプレイにも原寸大のサンプルが並べられているので、店の前を通ったことがある人ならば気になって見たことがあるはずだ。

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そんな折、ロックバンド「LEGO BIG MORL」のドラマー・アサカワヒロ氏が、全国各地のデカ盛り店を巡り、そこで食べた料理を自身のファンクラブ限定で紹介しているということを知り、さらに、この「神楽坂飯店」の“ジャンボ餃子”に挑戦してみたいと思っているという情報を入手。そこでチャレンジャーになってくれないかとオファーすると、「やりましょう!」と快諾してもらった。

お腹を空かせた学生のために始めた大食いチャレンジ

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まずは餃子の出来上がりを待つ間に、店主・竹鼻さんにいくつか気になることを聞いてみた。開店から3年ほどだった、昭和42年(1967年)頃から始めたという大食いチャレンジ。今回挑戦する100個分の餃子を一つにまとめた“ジャンボ餃子”の他に、看板にもあった一升チャーハン、百ケ餃子、それからジャンボラーメン3杯という4種類のチャレンジメニューがある。

「店の周辺に大学が多いんですけど、当時、学食があまり充実してなくて、お腹を空かせた学生さんが多かったんですよ。そんなときに、体育会系の部活の先輩が後輩を引き連れて店に来て『餃子100個くらい食えるだろう』なんて煽って。それなら店側も『100個食べたらタダにしてやるよ!』って。もうノリですよね(笑)。その頃はまだこんなことをやってる店は少なくて、全国でもうちを含めて数店舗って感じでしたよ」

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お腹を空かせた学生にお腹いっぱい食べて欲しい、という愛ある想いからスタートしたこのチャレンジ。ゆえに制限時間も1時間。

「時間を短くすると無理をして食べようとするでしょう。限界が来たって脳が感じる前に、無理矢理入れてしまうと事故につながるから」と、これまた愛しかない理由。そのため、大食い界では初級とされていて、いわゆるフードファイター的な人であれば、100%成功してしまうのだとか。一般のチャレンジャーも学生や若いサラリーマンが多く、10人に1人くらいの割合で成功者が出るという。

とはいえ、それぞれの総重量は、ジャンボ餃子と一升チャーハンは仕上がりが2.5kg。但し、チャーハンは約800gのスープが付くので、計3.3kg。ジャンボラーメン3杯は麺の茹で具合によって若干の誤差が出るものの、スープを含めて3.6kg。値段は餃子が9,600円、チャーハン5,840円、ラーメン1,890円(2017年5月時点)。前金制で成功すると料金が返金され、証明書と中国酒がプレゼントされる。ただし、餃子は中身の餡を2日前から仕込んで、1日休ませ、当日、予約時間の2時間前から蒸して全体に火を通し、最後に焼き目をつけるため、どうしても時間がかかる。そのため、チャレンジの2日前までに前金を収めなくてはいけないのでご注意を。

それから、餃子の9,600円がひときわ高い印象もあるが、通常の一人前の餃子が5個で480円なので、100個にするとちょうど9,600円! チャレンジ用に料金が上乗せされているわけではない。

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チャレンジメニュー以外では、肉かけ焼きそば、麻婆チャーハンなどが人気。

「取材だとチャレンジメニューばかり取り上げて、食べられなかったことばかり注目されるけど、実際はチャレンジ以外の料理をちゃんと完食してくれる人がほとんど」(竹鼻さん)

チャレンジが厳しい方は、ディスプレイの餃子を目で楽しみながら、舌では50年続く老舗の味を堪能することをオススメする。

ついにチャレンジスタート!

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テーブルの上には餃子を食すには通常必要のない、ナイフ、フォーク、スプーンと、ジョッキいっぱいの水。これがないと食べられない代物なのだ。チャレンジャー・アサカワ氏も気合十分。前日の昼食以降24時間近く絶食し、チャレンジ前には胃を拡張させるため4リットルの水を飲んで来たとのこと。そこへついに“ジャンボ餃子”が登場!

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「すっごいわ!」と、知ってはいたものの実物の迫力に声を上げるアサカワ氏。「俺の前に置くと小さく見えるのかな?」と気にしているので、普通サイズの餃子とiPhone 7を並べてみると、普通の餃子がかわいいミニチュアに見えてくる。

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そして、すでに肉汁が溢れているジャンボ餃子にナイフを一刺しすると、肉汁が染み出るというより、ドクドクと流れ出てくる勢い。と共に、「いい匂いがするわ~。めっちゃいい匂い~」とアサカワ氏も絶賛の食欲をそそる匂いが店内に充満していく。

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口に入れる前に、断面を計測させてもらうと、高さは約8cm! そのうち皮は約1cmなのだが、実は以前はもっと厚かったのだそう。しかし、そのせいでなかなか成功者が出ず、少しでも薄くしようとなんとか中の肉を支え、餃子の形を保てるギリギリの厚さを試し、現在の1cmになった。またもや店側の優しさが伺えるエピソードだ。

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「いただきます!」とまずは、皮と肉を合わせて一口。

「皮がもっちもちで、餡も美味い!」

すぐに二口目と美味しそうに食べるアサカワ氏を見て、竹鼻さんも「基本的に材料は普通の餃子と変わらないからね。ちょっとバランスが悪いだけ(笑)」と嬉しそう。その後も「美味い、美味い」と言いながら食べ進める。10分を経過したところで満腹具合を尋ねると、「まだ全然平気。でも、めっちゃ汗かいてきました(笑)」と、流れ落ちる汗を拭きながら、餃子の皮だけをはがしてこちらに見せてきたりと、楽しそうに食べる。

残り半分のところで次第に手が止まる……

20分経過でもう一度様子を尋ねると「胃的にはまだ全然大丈夫です」と回答。実はチャレンジ後、本人に聞くとこの“胃的”というのがネックで、20分経過したくらいから、味の単調さが負担となっていたそう。

とはいえ、残り30分を切る前に、きっちり半分を食べ終える。単純計算だと残りの30分で半分なので余裕のペース。

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「行けそうですね!」と声を掛けると、なぜか苦笑いのアサカワ氏。すると、同行者として現場に来ていた、同じLEGO BIG MORLのメンバー・ヤマモトシンタロウ氏が「(アサカワは)先行逃げ切り型。後半は手は動いてても口まで行かない」と、あまり嬉しくない情報をくれた。そして、その言葉通り、残り半分になってから急激にペースダウンしてしまう。

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皮と餡を分離させてみたり、時折、胃の辺りを叩いてみたり、ただただ餃子を眺める時間が出てきたり、明らかにこれまでと違う様子を見せるアサカワ氏。「味を変えれば行ける!」と言うので、しょう油、ラー油、酢など、配分を変えながら味を変え、とりあえずは得意の肉=餡から攻めて行く作戦を実行するが、すぐにフォークが止まってしまう。さらに、残り20分となると、通常のチャレンジでは許されない席を離れるという行動に……(今回、取材ということで特別に許して頂きました)。

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戻ってきたアサカワ氏に具合を尋ねると「まだ胃は半分くらいで……パフェならあと1kg食べられる」と言う。

その言葉に違和感が頭をよぎったが、チャレンジ直後には美味しそうにソフトクリームを食べていた。

怒涛のラストスパート!

その後も一向に戻る様子のないペース。リミッターという名のベルトを外し「行けるところまで行きましょう!」と、気合いを入れる声は上がるのだが、残り10分の段階で、餡は普通の餃子20個分くらい、皮はまるまる半分残ってしまっている。外の風に当たって深呼吸をしてみたりもするのだが、餃子を前にすると、フォークは動かしているものの、口まで運ばない。

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残り3分。もうチャレンジ失敗は明らかな状況になるが、最後に気合を見せる! と、フォークをスプーンに変え、がむしゃらに餡を口に入れ込む。怒涛のラストスパートを見せ、餡を残していた半分ぐらいまでは食べきったものの、そこで時間終了。チャレンジ成功はならなかった。

しかし、アサカワ氏はここで「せっかくチャレンジさせていただいたのに悔しい」と、とにかく食べられるところまで食べると言い出す。結果的に失敗なので「もういいですよ」とは言ったのだが、結局、約1時間半をかけて餡をすべて食べきったところで「ギブです……ごちそうさまでした」とスプーンを置いた。

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チャレンジ後、敗因を聞くと「皮が……」と一言。皮は本当にもちもちしていて美味しいけど、とにかく腹に溜まるそうで、今回の失敗も実は「半分食べたところで気づいていた(苦笑)」とのこと。量もさることながら、腹持ちのいい皮がネックになるそうなので、もし今後チャレンジをする方はご参考に。

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またこの“ジャンボ餃子”はチャレンジ以外にも、餃子という文字が“食”“交”“子”と書くことから、なんとなく縁起がいいと、結婚式の二次会などのパーティ用に注文する人もいるそう。見た目にも斬新で目を引くし、味は保証済みなので、一人で食べるのは無理だけど気になる!という方は、そういった使い方をしてみるのもいいかも。但し、冷めると皮が固くなってしまい、この大きさを温められる器機がなかなか一般にはないので、その辺りを考慮してご注文してください、とのこと。

<店舗情報>

神楽坂飯店

03-3260-1402

東京都新宿区神楽坂1-14

<チャレンジャー プロフィール>

アサカワヒロ

ロックバンド「LEGO BIG MORL」のドラマー。その食欲の旺盛さを活かし、同バンドのファンクラブサイトでも、全国各地の大食い店を巡る企画『大の食いしん坊万歳!』を連載中。バンドとしては、3月29日に5thアルバム『心臓の居場所』をリリース。6月からは全国ツアー「Tour 2017 『心臓の居場所』」を開催する。

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