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落ち着いた雰囲気に快適さも――「HP Pavilion 15-cc000」パフォーマンスモデルを試す

ITmedia PC USER のロゴ ITmedia PC USER 2017/09/08 18:55
落ち着いた雰囲気に快適さも――「HP Pavilion 15-cc000」パフォーマンスモデルを試す: HP Pavilion 15-cc001TX © ITmedia PC USER 提供 HP Pavilion 15-cc001TX

 以前にも同じことを言った気もするが、人がPCに求めるものはさまざまだ。「とにかく処理速度を高速に!」「そんなことより持ち運びやすく!」という具合に、やりたい事や使う場所によってニーズは千差万別となる。

 「普段は家で使って、たまに外に持ち出す」という使い方をする場合、14〜15型台のディスプレイを持つノートPCが最適解だ。

 今回はその選択肢の1つとして、日本HPの15.6型ノートPC「HP Pavilion 15-cc001TX」(以下「15-cc001TX」)をご紹介する。この機種は「HP Pavilion 15-cc000」シリーズのパフォーマンスモデルの1つで、HP Directplus(Web直販)の標準価格は10万9800円(税別)となっている。

●上品かつ落ち着いたボディーデザイン 使いやすさも随所に

 今回試用した15-cc001TXのボディーカラーは「モダンゴールド」だ。非常に落ち着いた雰囲気の金色で、つや消し加工がなされている。表面加工のおかげで汚れも付きにくい。筆者は体質的に「手に汗握る」ことが多いのだが、汚れの付きにくさは大いに評価したい。

 本体のヒンジには、ディスプレイを開いた際にボディーを持ち上げるリフトアップ機構が取り入れられている。この機構はキーボード入力をより快適にするだけでなく、本体の放熱効率を高める効果を持ち、より快適にPCを使う一助となっている。

 ディスプレイサイズの大きさを生かして、キーボードにはテンキーも付いている。表計算ソフトなど、テンキーがあると便利なシーンでは大活躍しそうだ。暗い場所で便利なLEDバックライトも備えている。

 ちなみに、日本語キーボードの方向キー回りの形状は他言語版とは異なる。これは日本のユーザーからの意見を反映したものだ。

 デザイン面では、ボディーの継ぎ目やネジを極力見せない工夫もなされている。スピーカーグリルの加工やイメージパッド(タッチパッド)周囲のダイヤモンドカット加工と合わせて、外観の優雅さを演出している。

 ボディーカラーはモダンゴールドの他に「ロイヤルブルー」も選択できる(今回レビューしたモデルのロイヤルブルー版の型番は「15-cc003TX」)。こちらも非常に落ち着いた色味で好印象だ。

●必要十分な拡張端子 光学ドライブも搭載

 ポート類は左側面にEthernet(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)端子、HDMI端子、USB端子、USB Type-C端子とイヤフォンマイク端子を、右側面にSDメモリーカードスロット、USB 3.1端子と電源端子を備える。Type-C端子を含め、全てのUSB端子は「USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)」準拠となる。ほとんどのユースケースで必要十分な数と機能を備えている。

 Wi-Fi(無線LAN)はより高速なIEEE 802.11acを利用できる。2×2 MIMOに対応しており、最大通信速度は867Mbps(対応アクセスポイントにおける理論値)となる。PC内蔵のWi-Fi機能としては必要十分だ。

 Bluetoothマウス・キーボードやワイヤレスヘッドセットの接続にも便利なBluetooth 4.2にも対応している。

 右側面には、DVD-R/RW、DVD+R/RWやCD-R/RWの書き込みに対応する「DVDライター」を備えている。DVD-Videoの再生はもちろん、画像や動画などのファイルのやりとりにも便利に使える。ただし、DVD-RAMと8cmのメディアは“非対応”となっているので注意が必要だ。

●目にやさしいノングレア液晶

 15-cc001TXは、15.6型のフルHD(1920×1080ピクセル)液晶を搭載している。OSの文字サイズ比率が「100%」(拡大・縮小なし)のままでも、ある程度の視力があればしっかりと文字を読めるサイズ・解像度だ。動画コンテンツを楽しむ上でも良いバランス感を持っている。

 また、画面を非光沢(ノングレア)加工としているため、外光の反射を抑えられるだけではなく、長時間使っても目が疲れにくい。PCを使って文章作成や表計算ソフトを良く使う人にとっては朗報だ。

●快適さと容量を両立するデュアルストレージ構成

 Pavillion 15-cc000シリーズのパフォーマンスモデルは128GBのSSD(シリアルATA M.2接続)と1TBのHDD(SATA接続・5400回転/分)のデュアルドライブ構成となっている。出荷時の構成では、SSDが「起動ドライブ」として設定されており、HDDには「OEMパーティション(メーカー独自のリカバリー領域)」が設けられている。「起動は読み込み速度の速いSSD、バックアップやデータ保存は容量の大きいHDD」という合理的な使い分けをしている。

 今回使った15-cc001TXでは、Samsung製SSD「MZNTY128HDHP」と東芝デバイス&ストレージ製HDD「MQ01ABD100」を搭載していた。それぞれシリアルATA接続のSSD、HDDとしては申し分ないパフォーマンスを発揮している。

●外部GPUのおかげで3Dパフォーマンスが良好

 Pavillion 15-cc000シリーズが搭載するCPUは、スタンダードモデルがCore i5-7200U(2.5〜3.1GHz)、パフォーマンスモデルがCore i7-7500U(2.7〜3.5GHz)となっている。パフォーマンスモデルでは、外部GPUとして「NVIDIA GeForce 940MX」(グラフィックメモリ4GB)も搭載している。

 実際のパフォーマンスを調べるべく、総合PCベンチマークソフト「PCMark 8」と3Dベンチマークソフト「3DMark」(共にFuturemark製)で15-cc001TXのベンチマークを取ったところ、以下のような結果となった。

・PCMark 8 Home:3505(Accelerated)/2855(Conventional)

・PCMark 8 Work:4586(Accelerated)/3327(Conventional)

・PCMark 8 Creative:4427(Accelerated)/2941(Conventional)

・3DMark Sky Driver:5530

・3DMark Fire Strike:1449

・3DMark Time Spy:542

 以前レビューした、同じCPUを搭載する「HP 17-x116TX」と比較すると、満遍なくベンチマークを取る「PCMark 8 Home」テストでは若干スコアが劣っている。しかし、利用シーンを絞ったテストを行う「PCMark 8 Work」「PCMark 8 Creative」や、3DMarkの各テストについては15-cc001TXの方が良好な結果を得られた。

 ハイエンドなデスクトップPCやゲーミングノートPCにはかなわないが、そこそこの3Dゲームは快適にプレイできるはずだ。GPUアクセラレーションに対応する画像・動画編集アプリのパフォーマンス向上も期待できる。

●プライベート用途ならバッチリ よりパフォーマンスを追求するなら「16GBモデル」

 今回レビューした15-cc001TXは「基本は家の中・たまに外で使うノートPC」としては良い出来だ。バッテリーの連続稼働時間は約9時間(JEITA 2.0基準)と、少し外で使う分には十分な容量となっている。ただし、このモデルはメインメモリが「8GB×1」のシングルチャネル構成となっている上、本体の構造上後からのメモリ増設が難しくなっている点に注意が必要だ。

 「メインメモリがもっとほしい!」「ちょっとでもパフォーマンスを上げたい!」という場合は、メインメモリを「8GB×2(計16GB)」のデュアルチャネル構成にした「15-cc002TX(モダンゴールド)」「15-cc004TX(ロイヤルブルー)」も用意されている。Web直販の標準価格は13万1800円(税別)で、メインメモリ以外のハードウェア構成は15-cc004TX/cc003TXと同一となる。

 上質な見た目のノートPCがほしい人は、ぜひHP Pavilion 15-cc000シリーズを検討してみてほしい。

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