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逮捕劇の舞台となったカナダは華為を受け入れ-同盟国と対照的

Bloomberg のロゴBloomberg 2018/12/07 15:48 Natalie Wong

(ブルームバーグ): 国家安全保障を巡る懸念から、中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)製品を締め出す動きが世界的に広がる中で、同社の孟晩舟最高財務責任者(CFO)がカナダで逮捕された。だが、そのカナダは華為を受け入れている。

  オーストラリアとニュージーランド(NZ)はすでに、自国内の第5世代(5G)移動通信ネットワークでの華為製品使用を事実上禁止した。英国やドイツなども、スパイ活動に使われる懸念を理由に豪州とNZに追随する可能性がある。カナダに孟CFO逮捕を要請し、身柄の引き渡しを求めている米国も華為に対する取り締まりを強化している。

  こうした欧米諸国とは対照的にカナダでは、電話会社も政府も大学もこぞって華為の5G技術開発を支援。華為の方もカナダ国内で信頼される法人としての地位を確立しようとアイスホッケー競技のテレビ番組や映画祭のスポンサーになるとともに、研究開発に多くの資金を投じてきた。

  トロント大学ムンクスクール(国際問題・公共政策)のクリストファー・パーソンズ研究員は電話インタビューで、「われわれの同盟国が示している懸念は重要であり、注意深く留意する必要がある」と説明。「通話の内容やデータだけでなく、センサーのデータを捕捉したり、そうしたデータを操作する可能性はとてもリアルな懸念だ」と述べた上で、セキュリティー問題は双方向であり「もちろん、他国の政府にも欧米のスパイ活動能力を意識し懸念する同等の理由がある」と指摘した。

  ブルームバーグが集計したサプライチェーンのデータによれば、カナダの3大ネットワーク事業者の一角でバンクーバーに本社を置くテリュースにとって華為は3番目に大きなサプライヤー。他の2社も昨年、5Gのパイロットプログラムで提携した。ブドウ園運営を支援するインターネット・オブ・シングス(IoT)の試験的プロジェクトで、華為はBCE傘下のベル・カナダとも手を結んでいる。

  テリュースと華為の担当者に電話と電子メールでコメントを求めたが返答はなかった。

  トルドー首相は国内での5Gについて華為製品の使用を阻止するよう米議員側から促されており、関連テクノロジーに関する計画をカナダは検証している。同首相は6日、カナダの対応についてコメントを控えた。

原題:Canada Has Rolled Out Welcome Mat to Huawei, Even in Hockey (1)(抜粋)

(最終段落にカナダ政府の対応について追加して更新します.)

--取材協力:Josh Wingrove.

記事に関する記者への問い合わせ先:トロント Natalie Wong nwong133@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:David Scanlan dscanlan@bloomberg.net, Jacqueline Thorpe、Chris Fournier

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