古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

金堂の回廊間隔60mだった 橿考研発表

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2014/05/01 毎日新聞

 奈良時代に鑑真が創建した奈良市の唐招提寺で、かつて金堂の左右にあった回廊の間隔が約60メートルだったことが分かり、奈良県立橿原考古学研究所(橿考研)が1日発表した。西側回廊跡の北西角付近から、基壇の端に据える「地覆(じふく)石」が出土し、位置関係が確定した。持田大輔・橿考研主任研究員は「金堂創建当初の姿を復元する上で重要な成果」と話している。

 防災工事に伴い、金堂の西側など7カ所を調査。金堂の端から約12メートル西側で、南北方向に並んだ回廊内側の地覆石が見つかった。加工された切り石と自然石があり、完全な姿で出土した切り石は幅26.5センチ、長さ78.5センチ、高さ17.8センチ。金堂を中心に左右対称と想定し、東西の回廊の間隔を約60メートルと判断した。回廊の南端は分かっていない。

 現地は既に埋め戻されており、現地説明会はない。

 金堂の回廊は何度か地震の被害に遭い、1596年に全て壊れたと伝わり、江戸時代の絵図には回廊跡が描かれている。これまでの調査で、金堂から東西へ延びる回廊は幅約9メートルで、中央の壁の左右に通路を配する「複廊構造」と分かっていた。【矢追健介】

毎日新聞の関連記事

image beaconimage beaconimage beacon