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鉱工業生産4月は大幅上昇、自動車や機械などが押し上げ

Reuters のロゴ Reuters 2017/05/31

[東京 31日 ロイター] - 経済産業省が31日発表した4月鉱工業生産指数速報は前月比4.0%上昇となった。指数水準は103.8で08年10月以来の高水準。自動車や機械類、電子部品などが寄与した。

5・6月の予測指数も合わせて試算すると、4─6月期生産は5期連続の増産となる可能性が高い。ただ出荷の勢いは生産ほど強くなく、在庫は積み増されている。特に米自動車販売の動向次第で輸出に影響が出る可能性にも注意が必要と指摘されている。

4月の生産は3月の減産から一転、大幅上昇となり、生産の拡大基調は継続していることがうかがえる。特に乗用車や自動車部品などの輸送用機械、建設機械や半導体製造装置などの機械類、液晶やメモリなど電子部品といった主要輸出業種の生産増が押し上げた。

鉱工業生産4月は大幅上昇、自動車や機械などが押し上げ © REUTERS 鉱工業生産4月は大幅上昇、自動車や機械などが押し上げ

生産予測指数は5月が前月比2.5%の低下に転じる。大型連休中の谷間の自動車工場稼働停止などの影響もあったとみられる。6月は再び同1.8%の上昇となる計画。前月比は上下に振れるものの、指数水準は年初に比べて大幅に高まっている。予測指数を前提とした経済産業省の試算では、4─6月期は前期比2.7%のしっかりした上昇見通し。

経済産業省は生産の基調判断を「持ち直しの動きがみられる」として据え置いた。

一方、出荷の勢いはそれほどでもない。4月は前月比2.7%上昇と生産の同4.0%上昇に比べてやや弱い。自動車の船積みが遅れている可能性もあるが、それでも全体の在庫水準は5カ月連続で上昇、積み増しのテンポはやや速い。

SMBC日興証券の丸山義正・チーフマーケットエコノミストは、在庫増加の過半は自動車によりもたらされていると指摘。「米国において信用スコアの低いサブプライム層向けの自動車ローンの過剰供給が延滞増加として反転し、販売のみならず生産も押し下げている。先行きには注意が必要」とみている。

(中川泉 編集:)

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