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飲酒事故で学生遺族側と和解

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2014/05/01 21:29 毎日新聞
Photo: 「和解は成立しても息子は帰って来ない」と涙ながらに話す男子学生の両親=札幌市中央区で2014年5月1日午後3時8分、手塚耕一郎撮影 © 毎日新聞 「和解は成立しても息子は帰って来ない」と涙ながらに話す男子学生の両親=札幌市中央区で2014年5月1日午後3時8分、手塚耕一郎撮影

 小樽商科大(北海道小樽市)アメリカンフットボール部の当時1年の男子学生(当時19歳)が2012年、急性アルコール中毒で死亡した事故で、遺族側と大学、当時の上級生9人が4月30日、裁判外で和解した。大学・上級生側が遺族側に謝罪し、再発防止策に取り組むことなどで合意した。

 同部は12年5月、学内のグラウンドで1年生歓迎パーティーを開催。参加した部員74人のうち未成年者7人を含む9人が急性アルコール中毒などで病院に運ばれ、男子学生は17日後に死亡した。

 大学は同年7月、部員らを無期停学などの処分にし、部を廃止した。しかし大学側や有識者による第三者委員会(委員長・菰田尚正弁護士)は上級生による飲酒強要を否定する調査結果を出していた。

 両親は「息子は勝手に酒を飲んで死んだわけではない」と主張。3者間で代理人を通して協議を重ねた結果「心理的な飲酒強要があった」と認められた。また大学についても、飲酒を見過ごし適切な対応ができなかったとした。

 男子学生の両親は1日、札幌市内で記者会見。母親は「息子の名誉が守られてよかった」と話した。一方「息子はもう戻ってこないと考えると本当につらい」と涙を流し「二度と飲酒死亡事故が起きないようにしてほしい」と訴えた。【遠藤修平、三股智子】

 【ことば】小樽商大飲酒事故

 2012年5月7日、小樽商大アメリカンフットボール部の新入生歓迎バーベキューパーティーで、未成年者7人を含む9人が急性アルコール中毒などで病院に運ばれ、男子学生(当時19歳)が17日後に死亡した。大学側は上級生9人を含む部員50人を無期停学などの処分にするとともに、部を廃止した。

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