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驚異の10万円切り! 「VRおじさん」オススメ限定モデルを作ってもらったよ

ITmedia PC USER のロゴ ITmedia PC USER 2016/12/09
驚異の10万円切り! 「VRおじさん」オススメ限定モデルを作ってもらったよ: VR向けPCを格安で組む!! 20台のITmedia読者限定モデル © ITmedia PC USER 提供 VR向けPCを格安で組む!! 20台のITmedia読者限定モデル

 良い子の諸君! 「VRおじさん」ことPANORAの広田だ!

 みんなVRは楽しんでいるかな? 2016年といえば、Oculus RiftやHTC Vive、PlayStation VRが発売された「VR元年」で、最近メディアで盛んに取り上げられているため興味を持っている方も多いはず。簡単に言えば、ゴーグルをかぶるとまるで映像の中に入ったように錯覚してしまうのだ。

 なかでも、一番に飛び抜けた体験を提供してくれるのが、米Valveと台湾HTCが共同で開発したHTC Viveだ。2つのベースステーションを対角線上に置いて設定した空間を歩いたり、モーションコントローラーを使ってCGに触れたりと、「映像に入る」以上の驚きを与えてくれる。

 例えば、標準で用意されているミニデモ集の「the Lab」。左右のコントローラーを持って構えて、迫り来る敵を弓矢を次々と撃ち落としていく「Longbow」では、矢を弓に番て引くタイミングでコントローラーが振動して本当に打っているような気分にさせてくれる。

 グーグルのVRペイントツールの「Tilt Brush」を見たことがあるだろうか? モーションコントローラーを走らせて、平面的にではなく空間に立体的に絵を描いていけるのがめちゃくちゃ新しい。手を動かすことと描いているときの効果音がマッチしていて、筆を走らせているだけでも気持ちい。

 ほかにも、サンゴ礁や海底にワープして、海の生き物を眺めながらゆったりできる「theBlu」、両手を使ってさまざまなものに触れて、現実ではできないような投げたり壊したりといった好き放題することも可能な「Job Simulator」、コートを自動でワープして延々と1人でテニスのラリーを続けられる「Selfie Tennis」など、さまざまなジャンルのVRタイトルがリリースされてきている。

 そして忘れちゃいけない(!?)のが、アダルト方面だ。Kissの「カスタムメイド3D2」、イリュージョンの「VRカノジョ」など、詳しくは自分で調べてほしいが紳士も大満足なインタラクティブ性を実現している。

 趣味で作る側に回っても楽しいだろう。Unity 5、Unreal Engine 4といった、スマートフォンやコンソールのコンテンツ制作に使われるゲームエンジンが無料から使えるようになっており、創造主としてバーチャルの世界をデザインして自分の世界を作り込めるのだ。HTC Vive向けのアプリを配布している「Steam」を検索すると、800を超えるタイトルが出てくる。スマートフォン初期のアプリのように、「一発ネタ」でも目立てる可能性は十分にある。

●性能はマキシマムでも、価格はミニマムに!

 さて、そんなPC VRを始めるにあたって重要になるのがPCだ。HTC Viveは手元にあるどんなPCでも動くわけではなく、下記の推奨スペックを満たした、いわゆる「ゲーミングPC」を選ぶ必要がある。

・CPU:Intel Core i5-4590、AMD FX 8350、または同等クラスのCPU以上

・メモリ:4GB以上

・GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060、AMD Radeon RX 480、または同等クラスのGPU以上

 ここ数年、スマートフォンやタブレットが普及したおかげで、しばらくPCは同じものを使っていたという人もいるはず。そうした方々は買い替えが必要になるのだが、筆者の肌感覚ではVR向けPCならだいたい15万円前後はするイメージだ。ここに税込で10万7784円というHTC Viveが加わると、25万円を超えてしまう。

 面白いコンテンツがボコボコと登場している今このタイミングで、 ぐいっとVRを普及させるために、安価なPCを提供できないものか……。というわけで「VRが動くぐらいマキシマムな性能でも、お値段はミニマムに!」という無茶なお願いをするために、ツクモさんに直談判しにいったのだ!

●なんとか10万の壁を切りたい……!

 ツクモさんに指定された秋葉原のとあるビルに足を踏み入れ、階段をのぼってオフィスを訪れると、そこは過去にリリースされてきた数々のPCパーツに囲まれた「楽園」だった。

 商品企画部の森さんによれば、なんでもお客さんから問い合わせがあったときの動作検証のために、お宝レベルのパーツも残っているとのこと。また、新商品の構成もこの場で検証して世に送り出しているそうだ(詳しくは見せてもらえなかったが……)。

広田 というわけで単刀直入にいいますと、日本にVRを広めるために高性能なPCを安く提供していただきたいのです!

森 ちょ(笑) 「高性能で安く」って、いきなり矛盾してませんか。

広田 そこをなんとか

森 具体的にはいくらぐらいを目指してるんでしょうか?

広田 やっぱり10万円は切りたいですね(キリッ

森 10万円!?

広田 やっぱりケタがひとつ違うってインパクトがあるじゃないですか!

森 確かにそうですが、どっちかっていうと売る側の利益にインパクトが大きい気が……。

広田 この前、某社でデモをする際にツクモさんの「G-GEAR」を貸し出していただいたんですが(本当)、あれ小さくていいですよねぇ……。

森 ……。

広田 オンラインショップで「Vive推奨モデル」を拝見させていただきましたが、G-GEARに11万6800円というのがありますね。

森 あれもVR向けPCでは、かなり安くてお得なモデルですよ?

広田 そういえば2016年は、ツクモさんのネットショップ開業から20周年を迎えられたそうじゃないですか。

森 はい。

広田 そんな御社にとって記念すべき年と、なんと「VR元年」が重なっている! そしてもう2016年も終わりに近づいているわけです。これはボーナスシーズンに向けて何かすべきなんじゃないですかね!?

森 えっ、それってたまたま……。

広田 じゃあどこを削れば10万円を割るのか見ていきましょうか。

●HTC Viveを買ってもほぼ20万円という驚異の価格

 ……という一方的な意見交換があった結果、ツクモさんに10万円を切るPCを作ってもらえることに! 後日上がってきた主要スペックは以下の通りだ。

●「VRおじさん」オススメモデル

・CPU:Core i5-6500 プロセッサー

・マザーボード:H110 Express チップセットマザーボード(ASUS製)

・メモリー:DDR4 8GB(4GB×2枚)

・GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060(3GB)

・ストレージ:Samsung製 500GB SSD

・筐体:G-GEAR mini ITXゲーミングケース

・電源:500W 80PLUS BRONZE認証電源

・OS:Windows 10 Home 64bit版

※キーボード、マウス、モニター、HMDは別売

 ちなみに、先に挙げられていた11万6800円のモデルというのは、Core i7-6700、メモリー8GB、Radeon RX 480、240GB SSD──という構成だ。

 PC VRの環境で最も重要になるのがGPU。最近ではオンボードのグラフィックスも多いものの、VRではここは絶対に譲れないので、今年の8月末ごろから流通している、価格と性能のバランスにすぐれたミドルクラスの「NVIDIA GeForce GTX 1060(3GB)」を選んでいる。

 その代わりCPUはVRを遊ぶ分にはある程度抑えても問題なしということで、i7からi5に変わっている。電源もPCI Express x16スロットが1基なので、500Wでも十分だろう。よくわ分からないのは、メモリ容量が据え置きなのはいいとして、ストレージ容量がなぜか240GBから500GBとほぼ2倍に増えていること。これって大丈夫なんでしょうか……(ドキドキ)。森さん、がんばりすぎだよ!

 実際の性能を調べるためにベンチマークを取ってみたが、HTC viveだけでなく、Oculus Riftの動作基準も満たしていることが分かる。

 さて、一番重要なのは価格だが、いくらになったかといえば、なんと税込で9万4800円! ……ってえっ、税込!? 森さん、間違えてないですよね? これならHTC Viveを買ってもほぼ20万円じゃないか(歓喜)。さらに通常は2000円かかる配送料を無料にしてくれた。

 NVIDIAのグラフィックスカードは今年、アーキテクチャ世代がMaxwellからPascalに変わって大きな性能向上を果たしている。そうした観点で見ても、今、デスクトップPCを買い替えるというのはタイミングがいい。そしてVRのコンテンツが体験できるのはもちろん、普通のゲームも快適に動作するのもポイントだろう。

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