古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

2代続けて監督素人が日本代表監督!野球日本代表侍ジャパン監督は稲葉篤紀で大丈夫か

サイゾー のロゴ サイゾー 2017/08/15
© Cyzo 提供

 7月31日、野球日本代表 侍ジャパントップチームの監督に、東京ヤクルトスワローズや北海道日本ハムファイターズで活躍した稲葉篤紀氏が就任したことが発表された。WBCでは2大会連続で準決勝敗退を喫した日本代表は、稲葉監督のもと2020年の東京五輪で頂点を目指すこととなる。

 侍ジャパン公式サイトの記事では、伊原強化委員長(NPB事務局長)のコメントとして「目標を20年五輪金メダルに絞った」とし、そのために「求心力」、「短期決戦対応力」、「国際対応力」、「五輪対応力」などの5つの条件をあげて人選を進めたと説明。【詳細画像はこちら】http://biz-journal.jp/2017/08/post_20208.html

 だが稲葉氏は、監督はおろかコーチとしての経験も第4回WBCで打撃コーチを務めた程度で、指揮官・指導者としての実績はほぼゼロ。ネット上では「なんで素人に監督をやらせるんだ」「どうしてろくに指導者経験ない人物を安易にトップに置くんだろ」「何で監督経験者にやらせないの?」といった疑問・心配する声が多くあがった。選手としてはともかく、指揮官・指導者であれば、稲葉氏を上回る実績を持つプロ野球関係者は数多く存在するなか、なぜ稲葉氏が監督を務めることになったのだろうか。野球ライターはこう解説する。「地元開催ですから、20年の東京五輪では是が非でも金メダルを獲得したいということで、これまで以上に慎重に人選が行われたと聞きます。その一例が1992年のバルセロナから08年北京五輪までの歴代の監督に行ったヒアリング。長嶋茂雄氏や中畑清氏、星野仙一氏などからも意見を収集。そこでは次期監督候補として、第2回WBC優勝監督の原辰徳氏の再就任をはじめとして、秋山幸二氏の名前なども挙がったそうです。

 経験豊富なプロ野球監督経験者を推す意見と、次代を担う若手を推す意見のせめぎあいを経て、最終的には後者で一本化することで固まったようです。稲葉氏は選手としては08年の北京五輪、09、13年にWBCに出場するなど国際戦の経験は豊富ですから、それらを踏まえたチーム作りに期待、ということでしょう。さらに稲葉氏の大学時代の恩師で、バルセロナ大会の日本代表監督も務めた山中正竹氏を強化本部長に据えました。山中氏はアマ野球の重鎮というだけではなく、横浜DeNAベイスターズの理事も務めるなど、プロアマ双方の事情に精通している。稲葉監督の心強いバックアップになるのではないでしょうか」

 首位打者やベストナイン、ゴールデングラブ賞など数々の個人タイトルを獲得し、2000本安打も達成。日本ハムファイターズの躍進にも尽力するなど、選手として稲葉氏の実績は間違いないところ。時おりプロ野球の放送で解説を務める際の口ぶりも爽やかかつソフトで、メディアやファンへの対応も丁寧なことで有名。実際、侍ジャパン監督が就任してからもスキャンダルや悪い噂が出ないことからして、人柄には特に問題がなさそう。

 一方で、現・日本ハムファイターズで打撃コーチの金子誠氏をヘッドコーチ格に、投手コーチには解説者の建山義紀氏を招くらしいと、一部スポーツ紙などでは報道されている。2人は稲葉氏の日本ハムファイターズの同僚だったこともあり、「お友だち内閣はやめてくれよ」「おいおいファイターズジャパンか」とまたもやネット上では批判が集まってしまった。コーチとしては若く、キャリアの浅い2人が初めて監督を務める稲葉氏をどこまで支えられるか、たしかに不安がつきまとうところだ。「お友だち内閣というと、北京五輪の星野仙一監督体制や、WBC第3回大会の山本浩二ジャパンもそうでした。気心知れた人物で固めたほうが気軽に意見を交換しやすく意志が統一しやすいというメリットがある一方、限られたコーチングスタッフの枠をお友だちで潰してしまうデメリットもあります。実際北京オリンピックでは、山本氏がほとんど経験のない三塁コーチャーを務めていたほどですから。

 ただ、五輪はWBCよりもスタッフ数が限られるので、稲葉氏と年齢的に近い若いスタッフのほうがフットワークはきくし、いくつかの役割を兼任する形にも対応できるという利点があります。時には裏方として選手の練習相手を務めなくてはいけませんから、体が動くコーチのほうが何かと便利です。ましてや東京五輪は真夏ですから、体調・体力面も軽視できません。もろもろ考えると、『お友だち』であることや『若い』という要素をうまく生かせれば、『経験』や『実績』を上回る可能性もあると思います」(前出の野球ライター)

 11月16日~19日に行われる24歳以下の(オーバーエージ3人)メンバーで戦う「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」で出航となる“稲葉ジャパン”。どんな野球を見せてくれるのか、期待したいものだ。(文=編集部)※画像は「野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト」より

サイゾーの関連リンク

image beaconimage beaconimage beacon