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2017年は“女優・前田敦子”飛躍の年だ! 『就活家族』で証明した演技の凄み

Real Sound のロゴ Real Sound 2017/02/17 株式会社サイゾー
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 前田敦子がとにかくすごい。2017年に入って、“女優”としての存在感をさらに増してきている。 参考:大島優子は脇に回ると強い! 『東京タラレバ娘』のテクニシャンぶり  現在、三浦友和が主演を務めるテレビ朝日系の連続ドラマ『就活家族 〜きっと、うまくいく〜』に富川家の長女・栞役でレギュラー出演しているほか、2月10日に日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」枠で放送された『銭形警部』では、鈴木亮平演じる主人公・銭形警部とともに事件の捜査に挑む警視庁捜査一課の桜庭夏希役を熱演した前田。『銭形警部』は、日テレ×WOWOW×Huluの3社にまたがる大型ドラマプロジェクトで、Huluで配信中の連続ドラマ『銭形警部 真紅の捜査ファイル』にも同役で出演しており、いま“女優・前田敦子”を目にする機会が増えている(ちなみに、WOWOWでは2月19日から『銭形警部 漆黒の犯罪ファイル』が放送されるが、前田はこちらには出演していない)。  『就活家族』は、大手企業の人事部長の父・洋輔、私立中学の国語教師の母・水希、宝飾メーカーに務める長女・栞、そして就職活動中の長男・光の富川家4人の日常が、ふとしたことで狂い始め、家族全員が就職活動をする羽目になってしまう模様を描いたホームドラマだ。前田が演じる富川栞は、宝飾メーカー・ジュエルDの商品管理部で働いていたが、セクハラに悩み、外商部一課へ異動するも、同僚・真壁雄斗との色恋沙汰が課長にバレ会社に居づらくなり、ついに退職を宣言するという役柄。昨日2月16日に放送された第6話では、そんな栞がファッション業界へ転職するため、数々の面接に挑むも、うまくいかずに失敗ばかりする模様が描かれた。  4人の家族全員が“就活”を行うという設定や、三浦友和、黒木瞳、工藤阿須加ら、演技派の実力派俳優が集まっていることから、少々重い印象を受ける『就活家族』だが、4人のストーリーをミステリアスに描きながらもユーモラスな視点を取り入れ、時にコミカルな展開を織り交ぜていることが、ホームドラマとしての魅力をより引き上げていると言えるだろう。前田敦子は、その最大の立役者となっている。  第6話では、前述のように就職試験で面接官にダメ出しをされる姿や、4人の家族が集まった家族団欒の席での多彩な表情に注目が集まり、TwitterなどSNSでは、豊かすぎる表情のバリエーションに絶賛の声が上がった。そんな第6話最大のトピックは、三浦演じる洋輔が、引越し前の新居を訪れたシーンだろう。  誰もいないはずの新居の玄関に並ぶ男女の靴。2階から聞こえてくる「脱ぐの早い〜。待ってってば。ヤ〜ダ〜」の声に誘われ2階に上がった洋輔の目に映ったのは、ブラウス姿で男と抱き合う娘・栞の姿だった……。  あまりにも突飛すぎる展開に吹き出しそうになってしまったが、この場面での前田の演技には目を見張るものがあった。大事な娘と“そういう関係”にある男への怒りが爆発し、「うちの新居で何をしてるんだ!」と、栞の彼氏・真壁の胸ぐらを掴む洋輔。脱いだ服で肌を隠しながらその様子を不安げな様子で見つめる栞。服や荷物を拾い上げ、そんな父に対して怒りをぶつけながら、追い出された彼氏の後を追う前田の演技を見ているうちに、思わず笑ってしまいそうになったことなど、とうに忘れてしまった自分がいた。  これまでも、黒沢清や山下敦弘、沖田修一など、名だたる映画監督の作品に出演し、映画ファンの間でも注目されてきた前田だが、1年前にこのような演技を披露することができたかというと、正直どうかはわからない。“大人な女性”として、説得力のある役を演じきれるようになったのは、昨年4月〜6月に放送された主演ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系)での経験が大きかったのではないだろうか。果敢なラブシーンにも挑んだ同作で着実に演技の幅を広げたことにより、今回の『就活家族』でのまさかの展開にも、説得力が加わったと言えるだろう。  さらに、女優・前田敦子の快進撃はとどまることを知らず、カンヌ国際映画祭の常連として知られる河瀬直美監督が手がけた、厚生労働省製作の短編映画『サポステ』に主演。2月9日から期間限定の特設サイトで公開されているほか、今後は、2014年3月に2夜連続で放送され好評を博したTBSのスペシャルドラマ『LEADERS』の続編にあたる『LEADERS II』で、佐藤浩市、内野聖陽、東出昌大、菅野美穂、山口智子、山崎努ら錚々たる俳優陣と共演。6月には、綾野剛と村上虹郎が共演する熊切和嘉監督の最新作『MUKOKU 武曲』の公開も控えている。自身のInstagramでは、作品名を出さずにクランクインやクランクアップの報告をしていることから、今後発表される出演作がいくつかあることも予想できる。2017年は、“女優・前田敦子”にとって、飛躍の年になりそうだ。(宮川翔)

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