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4万円弱の完全ワイヤレスイヤフォン「APOLLO 7s」は音質と軽さを両立している

ザテレビジョン のロゴ ザテレビジョン 2017/07/29
4万円弱の完全ワイヤレスイヤフォン「APOLLO 7s」は音質と軽さを両立している © KADOKAWA CORPORATION 提供 4万円弱の完全ワイヤレスイヤフォン「APOLLO 7s」は音質と軽さを両立している

 ERATO(エラート)のトゥルーワイヤレスイヤフォン最上位モデル「APOLLO 7」がマイナーチェンジを受け「APOLLO 7s」となって新登場。e☆イヤホン価格は3万9830円。価格的にも堂々たるハイエンドモデルと言っていい。  旧モデルとの違いは、同ブランドの開発による3Dサラウンド機能「ERATOSURROUND」の追加。片側4gの小型軽量設計や、5.8mmマイクロドライバーの搭載など、基本スペックに変更はない。  このマイナーチェンジにより、カラーバリエーションからゴールドを廃止。代わりに「ユーザーからの要望が多かった」というブラックが追加され、グレー、シルバー、ローズゴールドと合わせての4色展開となる。  旧モデルは音質の良さとプレミアム感で人気が高かった。低価格化が進むトゥルーワイヤレスイヤフォンの世界だが、であるがこそハイエンドモデルの存在感も増してくるはず。そこでAPOLLO 7sを試してみた。 防水性能を持つ小型・軽量イヤフォン  APOLLO 7sの特徴は、カナル型のトゥルーワイヤレスイヤフォンではいまだ最軽量クラスということ。重さは4g。そして外形寸法は15.4×22.2mm。このジャンルのスタンダードを作った製品「EARIN M-1」は、さらに軽い3.5gだが、APOLLO 7sと違いヘッドセット用のマイクを内蔵していない。  Bluetooth 4.1準拠で、音声コーデックは標準のSBCのほか、AACとaptXに対応。イヤフォン本体はナノコーティングされ、汗や水しぶきに耐える。そしてヘッドセット機能を持ちスマートフォンでの通話も可能、というのが基本的なスペック。  イヤフォン本体のバッテリー容量は50mAhで、小型軽量ながら連続再生時間は3時間を確保。付属の充電ケースを使って、フルチャージまでに要する時間は2.5時間。充電ケースにも300mAhのバッテリーを内蔵し、これで外部電源のない状態でもイヤフォン本体を2回充電できる。イヤフォン背面の金色の部分が充電用の接点になっており、ケースに収納するとイヤフォン本体の角度に関わらず通電する仕組み。   このケースの外周はマット仕上げのアルミスリーブで覆われ、スライド式収納部と合わせてコンパクトにまとまっている。サイズは62.5×40×25.5mm、重さは52g。EARINの円筒形ケースと違ってコロコロ転がらないのはいいが、気になったのはUSB端子が収納部を引き出す方向に付いていること。不用意にUSBケーブルを引っ掛けて、蓋が開いてしまうことが何度かあった。本体外周にあるボタンは耳に負担をかけない 小型イヤフォンとしては、操作が楽な点もいい。写真の黒い突起部分がマルチファンクションボタンで、ハウジング外周部に付いているので「つまんで」操作できる。このため耳に不自然な負担をかけることがない。操作はワンクリック、ダブルクリック、2秒長押し、5秒長押しの4種。これで音量や選曲操作、通話など操作する。 大抵のトゥルーワイヤレスイヤフォンは、このボタンがハウジング側面に付いているおかげで、ボタンを押す度にイヤフォン全体を耳に押し込む形になる。あれは耳を圧迫するようで、あまり気持ちのいいものではない。 本体が軽いこと、そして先細りのハウジングの形状もあってフィット感は上々。装着安定性を上げるためのスタビライザーも付属するが、よほど激しい運動をするのでもなければ、必要ないように思えた。シリコン製イヤーピースとスタビライザーがSMLそれぞれ各1ペアずつ付属するほか、COMPLY社製のフォームチップ(600シリーズ)もSMLサイズ各1ペアずつ付いている。見た目を上回る低域と音場感の良さ 再生能力については、まず左右信号の位相差からくるフェージングが感じられないのは立派。ここがダメだとステレオ再生装置として評価しづらい。惜しいのは、動画再生時の映像と音声のズレ。MVをストレスなく鑑賞できるレベルまでには、あともう一歩というところ。 APOLLO 7sで追加された3Dサラウンド機能は、同ブランドのMUSE 5に搭載されたものと同等のようだ。効果は「3Dノーマル」と「3Dワイド」の2種類。これをマルチファンクションボタンの4連打で、3Dノーマル→3Dワイド→サラウンドオフを循環的に切り替える。 効果の程はと言えば、あってもいいけどなくても全然構わない程度のものでしかない。トゥルーワイヤレスとしては解像感が高く、DSPがなくても立体的な音場感が楽しめるところに、このモデルの良さがある。小型軽量の本体から想像するよりは、はるかに低域のレスポンスは豊富で、音場感のリアリティーを増す方向に働いている。 ハイエンドモデルを求めるようなユーザーは、おそらく3Dサラウンドをオフで使いたがるのではないか。 同じ5.8mm径のドライバーを使っている同ブランドのMUSE 5と比べてみると、低域がややタイトなので、相対的に中高域の成分が気になる場合もある。が、イヤーピースを付属のコンプライに交換すると解決する。フォームチップが高域の成分を吸収し、低域の音圧感を補強してくれるので、うまくバランスが取れる。付属品として3サイズも付いてくるということは、メーカー側でもこれを試してくれということだろう。 旧モデルも含め、APOLLO 7sがハイエンドたる所以は、もちろん価格だけではない。Bluetoothデバイスとして基本性能が高く、音質も犠牲にしないイヤフォンが、このサイズと質量で成立しているところ。その点で同価格帯にライバルが存在しなかった。いち消費者としては、そろそろライバルも現れて欲しいところだが、果たして?■関連サイトERATO APOLLO 7s著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ) 1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

4万円弱の完全ワイヤレスイヤフォン「APOLLO 7s」は音質と軽さを両立している

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