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AirPods以外のワイヤレスイヤフォンを選ぶなら、低音と遮音に優れた「MUSE 5」

ザテレビジョン のロゴ ザテレビジョン 2017/07/22
AirPods以外のワイヤレスイヤフォンを選ぶなら、低音と遮音に優れた「MUSE 5」 © KADOKAWA CORPORATION 提供 AirPods以外のワイヤレスイヤフォンを選ぶなら、低音と遮音に優れた「MUSE 5」

 AppleのAirPodsに代表されるトゥルーワイヤレスイヤフォンも、気が付けば優れた製品が目白押し。すでに選ぶのも迷うほどの状態だ。  その中でもERATO(エラート)の「MUSE 5」は、あえて小型軽量を狙わず、実用的性能に注力した製品。アーリーアダプター向けのガジェットから、オーディオ機器としての性能向上、扱いやすさを狙った製品である。  ERATOブランドの中ではミドルレンジにあたり、下位機種にスポーツタイプで長時間再生可能な「Ri0 3」、上位機種に小型高音質の「APOLLO 7s」がある。  オーディオに関わる部分では、5.8mmマイクロドライバー、DSPによる3Dサラウンド機能、音声コーデックは標準のSBCのほかに、AACとaptXにも対応するなど、APOLLO 7sと共通するところも多い。  この製品の音質や使い勝手は、トゥルーワイヤレスイヤフォンのひとつの基準になるのかもしれない。それがしばらく使ってみた印象で、詳細をご報告したい。 カラーはブルー、ブラック、ホワイト、ローズの4色が選べる(写真のテスト機材はブラック)。価格はAmazonで1万8154円 カラーはブルー、ブラック、ホワイト、ローズの4色が選べる(写真のテスト機材はブラック)。価格はAmazonで1万8154円 連続再生4時間のバッテリー容量  MUSE 5の実用面での良さは、まず連続4時間というバッテリーの持続力だろう。トゥルーワイヤレスで小型軽量を狙ったものは、2時間程度の再生時間が多いが、もし通勤通学で片道1時間以上かかるとすれば、帰りに電力が尽きてしまう。  そこでMUSE 5はバッテリー容量を拡大した。イヤフォン本体は片側8gで、小型軽量なAPOLLO 7sの4gに比べると倍重い。しかし、バッテリー容量もAPOLLO 7sの50mAhに対し、100mAhと倍ある。これで4時間の連続再生時間を得たわけだ。  イヤフォン本体の充電は、バッテリー内蔵の充電ケースで、フルチャージまでに2時間。ケースの内蔵バッテリー容量は700mAhで、USBケーブルを使って、やはり2時間でフルチャージ。これでイヤフォン本体を2回以上充電できる。  この充電ケースのフタはヒンジ式ではなく、上フタ全体が外れる構造。ケース側とイヤフォン側の接点を吸着させるためのマグネットはないが、フタをかっちり閉めておけば問題ない。  イヤフォン本体は、雨や汗の害を防ぐため、ナノコーティングによりIPX5相当の耐水性能を持つ。Bluetooth 4.1に準拠し、マイクを内蔵して、再生中のスマートフォンの着信、通話に対応するヘッドセット機能を持つなど、トゥルーワイヤレスイヤフォンに求められる実用的機能は、当然のように一通り揃っている。 やや重ながらフィット感上々の理由  本体重量8gという若干重い重量を支えるために「FitSeal」と呼ばれるパーツが付いている。このパーツ、実は特に珍しいものでもなく、最近レビューしたトゥルーワイヤレスイヤフォンでは、VAVA MOOVが似たようなパーツを装着していた。  ただ、その効果は高く、本体の重量を支えて安定性が増すのみならず、耳孔の外周部を塞ぐことで遮音効果も上がる。イヤーピース、FitSealともに、S/M/Lの3サイズが付属する。うまく組み合わせてフィッティングさせれば、一石二鳥の効果が得られる。 ノズル部分に襟巻のような形で装着されているFitSeal ノズル部分に襟巻のような形で装着されているFitSeal 手前はFitSealとイヤーピースを外した状態のMUSE 5 手前はFitSealとイヤーピースを外した状態のMUSE 5 ハンデを感じさせない音質  左側がプライマリー側。右側の電源を入れなければ左側単独でも使える。側面のロゴマーク面がマルチファンクションボタンで、再生、停止、着信などの操作ができる。  先にも触れたがドライバーは直径5.8mmと小型。だがうまくチューニングされているようで低域の再生能力は侮りがたい。それも無理にブーストしたウソっぽさや、平板な感じを与えず、ダイナミックレンジの広さを感じられる。  カナル型にありがちな中高域のピークやディップもよく抑えられている。全体の帯域特性も、底づき感のない低域から再生限界の上限までスムースにつながって、耳障りなところがない。オーディオ的な再生能力は、トゥルーワイヤレスのハンデを感じさせない。  ただ、3Dサラウンドの効果だけは大したことがない。イヤフォン独特の頭内定位をある程度緩和できるので、それが嫌な人には試してみるべきと思うが、3Dサラウンドをオフにしたほうが解像感があって好ましい。  ちなみにこの3Dサラウンド機能、デフォルトでオンになっている。切る場合は、短いタイミングで4回マルチファンクションボタンをプッシュし続けなければならない。 AirPods対抗の本命か?  惜しいのは動画再生時の音ズレだ。MVなどの視聴ではプレイヤーの手さばきと音が合わないことにストレスを感じる。が、欠点らしいものはそれだけで、電波に関わる部分で不満を感じる場面はなかった。  電波状況が変わる場面ではドロップは起こるが、ほかの機種に比べれば頻度は少ない。ステレオ音像が揺れ動くイヤなフェージングも気にならなかった。このあたりの性能で満足できるものは、まだそれほど多くない。  価格もなかなかいいところを突いている。発売当初の今年2月は2万円前半だったが、いまは税込で2万円を切る。国内代理店のバリュートレードによれば、円高差益還元による値下げとのことだが、これでAirPodsと同価格帯となり比較しやすくなった。  AirPodsも扱いやすく優れた製品だが、もしMUSE 5と比べて悩んでいるなら、カナル型ならではの遮音性、そして低域の再生能力で、MUSE 5は圧倒的に優れている。この2点が最優先なら、迷う必要はないのではないか。 ■関連サイト ERATO MUSE 5 著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)  1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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