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ASUSTeK、“9シリーズ”マザーボード、一挙16モデル公開

ITmedia NEWS のロゴ ITmedia NEWS 2014/04/28 ITMedia
R.O.G.シリーズ「MAXIMUS VII HERO」 R.O.G.シリーズ「MAXIMUS VII HERO」

 ASUSTeK Computer(以下、ASUS)は、4月28日にインテルが未発表のチップセット「Intel Z97 Express」「Intel H97 Express」を搭載するマザーボード「ASUS 9シリーズ」のラインアップと製品名、そして、マザーボードに実装する機能や特徴、そして、マザーボードのサンプルを公開した。なお、ASUSは「これは製品発表ではない」としており、搭載するチップセットや価格については明らかにしていない。

 ASUS 9シリーズのマザーボードは、オーバークロッカーやゲーム向けの「R.O.G.」、耐久性能に特化した「TUF」、そして、汎用の「スタンダード」という従来と同じ3つのカテゴリーでラインアップを構成する。

●汎用キーボードもゲーミング仕様にする新機能を導入した「R.O.G.」シリーズ

 R.O.G.シリーズは、基板デザインは黒と赤のツートンカラーはそのまま継承しているが、ヒートシンクの形状とカラーリング、そして、基板とセットにした配色など変更を加えている。インタフェースでは、全モデルでM.2スロットを用意した(Type 1216から22110に対応)ほか、新機能として「KeyBot」「TrueVolt USB」を導入し、さらに、LANポート周辺のノイズ対策「LANGuard」とオーディオ関連機能を強化した。

 KeyBotは、基板に実装した専用チップで汎用キーボードに独自機能やキーアサインを利用できるようにする。初期状態で「F11」キーはOCモードで、「F12」キーはX.M.Pモードで、「DEL」キーはUEFI BIOSで、それぞれPCを起動する。また、F1〜F10までのファンクションキーにも、ゲームで使うキーマクロやアプリ起動、または、フォルダにアクセスするショートカットキー、メディアプレーヤーのコントロールにログイン入力も割り当てることがでいる。

 TrueVolt USBでは、フロントのUSBとバックパネルのUSBに給電する回路をそれぞれ独立して設けることで、安定した5ボルト供給を可能にして、電圧降下やノイズの発生を抑えて、USBに接続したゲームデバイスやUSB DACの動作を安定させる。

 LANGuardでは、品質の高いコイルを用いて信号特性を向上させたほか、静電気保護回路を組みこんで一般的なLANポートと比べて倍の静電気電圧に耐えるようになったという。これは、LANパーティー(個人宅に自分のPCを持参して集まってオンラインゲームを行う)で、LANポートの抜き差しが多く、その時に静電気で破損することが多いという海外のPCゲーマーからのフィードバックを反映している。オンラインゲームに特化したLAN機能としては、指定したアプリでLAN優先度を上げる「GameFirstIII」も実装した。

 サウンド周りでは、150オームのヘッドフォンまで対応する高性能アンプ「Sonic Sence」を専用チップとして実装したほか、銃撃戦、レース、格闘、スポーツの各ゲームカテゴリーにチューニングした音質補正をプリセットした「Sonic Stage」も導入した。また、音のした方向をゲーム画面に表示する「Sonic RaderII」も引き続き導入している。

●温度管理とファンコントロール機能が大幅向上「TUF」シリーズ

 ちりや高温など、PCにとって不利な環境でも安定して動作することを重視する「TUF」シリーズでは、多数搭載するファンの制御と温度監視のために専用のチップ「TUF ICe」を実装して、温度管理におけるCPUの処理負荷を軽減したほか、設定したタイミングと時間にファンを逆回転して、ほこりの付着を防ぐ「Dust de-Fan」の導入、また、12基の温度センサーと9基のファンを制御する「Thermal Rader 2」では、新たにグラフィックスカード(ASUSのGTXシリーズが対象)に搭載したファンも制御できるようになった。さらに、チョークコイルでも表面に凹凸をつけることで表面積を従来の18.5%増やして放熱性能を高め、ASUS測定で従来のコークコイルと比べてコイル表面の温度を9.35度低くできたとしている。

●SATA Express搭載モデルを拡大したスタンダードシリーズ

 スタンダードシリーズでも、M.2スロットをすべてのモデルで搭載した。また、“PRO”以上のクラスでは、SATA Expressも搭載している。なお、ASUSでは、SATA Expressを利用できる外付けユニット「Hyper Express」を用意して、M.2対応のSSDやSerial ATA 6Gbps対応のHDD、SSDなどを収容できる周辺機器の投入も計画している(ただし、その詳細は未定)。

 ASUS 9シリーズで導入するUEFI BIOSはユーザーインタフェースを一新した。また、ファンの最低回転数を自動で検出したり、参照する温度センサーを指定できたりとファンコントロールをより細かくできるようになった「Qfan Control」の導入、オーバークロック設定やRAID設定が質問形式で行える「EZ Tuning Wizard」、そして、X.M.PメモリやIRSTの有効向こうの切り替え実施など、簡単に設定を行うEZ Modeが大きく変わった。

 このほかにも、Windowsから使うユーティリティ「Fan Xpert 3」では、温度検出に利用する温度センサーが選択できるようになり、また、ファンの最低回転数を検出した値まで引き下げて使う「Extreme Quietモード」を追加した。さらに、サウンド関連では、デジタル回路とアナログ回路の基板を分離してアナログ回路へのノイズを軽減したほか、左右チャネルの回路配線もレイヤーを分けて干渉を最小限にする工夫をしている。

[長浜和也,ITmedia]

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