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auの新料金プランはどれだけお得? 従来プランと比較してみた

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2017/07/11
auの新料金プランはどれだけお得? 従来プランと比較してみた: 「auフラットプラン」 © ITmedia Mobile 提供 「auフラットプラン」

 auの新料金プラン「auピタットプラン」と「auフラットプラン」が7月14日から提供される。ピタットプランは使ったデータ量に応じて1GB〜20GBの5段階で料金が自動で決まるほか、ベースの料金も従来プランよりも抑えられている。フラットプランは20GBか30GBのデータ通信を選択でき、こちらも従来の「データ定額20/30」より安い。

 ただし新プランは端末代と通信料を分ける「分離プラン」という位置付けのため、毎月の利用料金から端末代を割り引く「毎月割」が付かない。そこで、新料金プランを契約して端末を購入したユーザー向けに、48回の分割払いを可能にし、割賦代金の半分を免除する「アップグレードプログラムEX」を月額390円(不課税)で提供する。

 とはいえ、アップグレードプログラムEXが、毎月割がなくなった分をどれだけカバーできるのかが分からない。ベースの料金が違うだけでなく、新旧プランを取り巻く条件が異なるため、「いくら安くなるのか」が見えにくい。

 そこで、3機種のauスマートフォンを例に、新旧プランで毎月の料金にどれだけ差が出るのかをシミュレーションした。価格は全て税別で、2017年7月11日時点のもの。

●シミュレーションの条件

 シミュレーションするのは、auの「Galaxy S8」「Qua Phone QX」を購入して新プランを契約した場合と、auの「iPhone 7(128GB)」ユーザーが、従来プランから新プランに変更した場合。なお、全ユーザーが対象にならないため、「auスマートバリュー」の割引は考慮していない。

 音声通話プランは、5分以内の国内通話が無料になる「スーパーカケホ」を選択した場合を想定した。

 新プランで2018年4月から月額500円がかかる「テザリングオプション」も、全てのユーザーが使うわけではないと考え、ここでは加味していない。

●おわびと訂正

※初出時に、Galaxy S8とQua Phone QXについては「端末購入を伴わず、新プランに変更するケース」を想定したシミュレーションを掲載していましたが、「アップグレードプログラムEX」は、端末を購入しないと適用されないため、条件を「端末を購入してから新プランに変更するケース」に変更しました。それに伴い、端末購入に伴って適用される「ビッグニュースキャンペーン」もシミュレーションに加え、本文も一部加筆しています。おわびして訂正いたします(7/11 23:45)。

●Galaxy S8を購入して新プランを選択する場合

 Galaxy S8の端末価格は8万4000円なので、新プランの48回払いだと月額1750円、旧プランの24回払いだと月額3500円となる。旧プランの毎月割は月額1583円(×24回)適用される。

 同じ(近い)容量のプランを比較したところ、全てのデータ容量で新プランの方が安いという結果になった。特に2GBまでの低容量プランの方が値下げ率は高い。一方、1年間のビッグニュースキャンペーン終了後、ピタットプランの4GB超〜5GBと5GB超〜20GBは297円しか安くならないので、テザリングオプションの500円を加算すると、旧プランの方が逆転してしまう。ただしビッグニュースキャンペーンで1000円を引けば、1年間のみだが新プランが安くなる。

●Qua Phone QXを購入して新プランを選択する場合

 ミッドレンジのQua Phone QXは端末代金が3万円なので、Galaxy S8と比べて大幅に安い。しかしその分、毎月割も625円と安く、毎月割の効かない旧データ定額1GBが最も安い。こちらも全ての容量で新プランが安いが、1年間のビッグニュースキャンペーン終了後、ピタットプランの2GB超〜3GBは330円、3GB超〜5GBは130円と差は小さく、テザリングオプションの500円で覆ってしまう。ただし2GBまでの低容量なら、こちらも値下げ率は高い。ビッグニュースキャンペーン適用なら、テザリングオプション料を加味しても、全ての容量で新プランが安くなるのは、Qua Phone QXも同じだ。

●iPhone 7(128GB)ユーザーが新プランに変更する場合

 iPhoneの場合、新規契約や機種変更のタイミングで新プランに変更できないので、ビッグニュースキャンペーンは受けられず、今回のシミュレーションは、より多くのユーザーに当てはまる内容となる。

 iPhoneで注意したいのが、auのiPhoneを購入しても、端末購入補助サービスのアップグレードプログラムEXも利用できないこと。従って、48回の分割払いもできず、割賦代金の半額免除を受けられない。

 その結果、新プランでは〜1GB以外は、全て旧プランの方が安いという結果になった。32GBと256GBモデルでシミュレーションしてみても同様の結果に。〜1GBのみ新プランが安いのは、旧データ定額1GBには毎月割が適用されないため。

【訂正:2017年7月12日15時58分 初出時に「〜1GBのみ旧プランが安い」としていましたが、正しくは「〜1GBのみ新プランが安い」でした。おわびして訂正いたします。】

 KDDIが、iPhoneの新プランの対象に含めていないのも、ほとんどのケースでiPhoneが安くならないのだから無理もない。せめてアップグレードプログラムEXの対象に含めてくれれば、新プランが安くなるケースが増えるのだが……。

 「毎月のデータ量にムラがあり、旧プランで3GBを選んでいたが、実は1GBも使っていなかった」というケースなら新プランの方が安くなるが、かなり限定的だ。上記のようなライトユーザーを除き、iPhoneユーザーは新プランに移行しない方が得策といえる。

●その他の注目点

 他に、上記のシミュレーションでは触れられなかった、新プランのお得なポイントをまとめたい。

ピタットプランなら最適な料金に抑えられる

 ピタットプランは、利用したデータ量に応じて料金が自動で変動するので、これまで毎月のようにデータ量が余っていたという人は、よりお得になる。例えば、月のデータ量が2.5GBから1.5GBに減るだけで料金も1000円下がる。

 上記のシミュレーションでは変動するパターンは考慮していないので、毎月のデータ量にムラがある人ほど、お得になるだろう。

 一方、これまではプランの上限までで高速通信を我慢していたが、新プランでは思わず使いすぎて、気付いたら上限(5GB超)まで行っていた……というケースもあり得るので注意したい。各段階を超えそうになったらメールで通知する、または特定の段階で高速通信をストップするといった設定はあってもいいと思う。

通話の少ないユーザーが「シンプル」を選べる

 旧プラン(データ定額1〜30)と組み合わせられる音声プランは「カケホ」か「スーパーカケホ」のみだったが、新プランでは、かけ放題なしの「シンプル」を組み合わせられるのも大きな特徴。シンプルの料金はスーパーカケホより500円、カケホより1500円安い。30秒ごとに20円の通話料金がかかるが、通話の少ない人にはうれしい選択肢といえる。

 例えば、通話はほとんどしないのに、やむを得ずスーパーカケホを選んでいた人が、新プランでシンプルを選べば、上記のシミュレーションからさらに500円料金を抑えられる。iPhoneではほとんどお得にならないと述べたが、例えばカケホからシンプルに移れば1500円安くなるので、一部のデータ量で新プランの方がお得になる。とはいえ、カケホで通話が少なければ既にスーパーカケホに移っているはずなので、想定されるユーザーは少ないだろうが……。

新プランならアップグレードプログラムEXの加入は必須

 アップグレードプログラムEXは月額390円がかかるが、24回分(計9360円)を支払えば、端末代金の半分が免除される。例えばGalaxy S8なら4万2000円、Qua Phone QXなら1万5000円が免除されるので、高額な端末ほどお得になる。2年後は端末を下取りに出す必要があるが、KDDIが定めるau Androidスマホの下取り価格は、現時点で最大でも1万円相当なので、アップグレードプログラムEXで回収してもらった方がお得になる。

 なお、アップグレードプログラムEXは、対象端末(auのLTE対応Androidスマホ)を、新規契約や機種変更で購入したときのみ適用され、新プランに変更しただけでは適用されないので注意したい(7/11 23:45追記)。

5GBより多く使うなら「フラットプラン20」が安い

 ピタットプランで5GBを超えたときの月額料金は、実はフラットプラン20の方が980円安い。3GB超〜5GBまでの料金と比べても、フラットプランが20円高いのみ。毎月のデータ量が5GB前後の人は、フラットプラン20を選んだ方がいいだろう。

●まとめ

・Androidはデータが低容量なほど新プランがお得

・新プランでテザリングオプションの500円を含めると、旧プランの方がお得になる場合がある

・iPhoneはライトユーザー以外、新プランに乗り換えるべきではない

・通話をしない人ほど新プランの方がお得になる

・5GB前後使うなら「フラットプラン20」がオススメ

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