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Galaxy S8とS8+、どちらを選ぶべき? 2機種の違いを検証する

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2017/05/26
Galaxy S8とS8+、どちらを選ぶべき? 2機種の違いを検証する: 左がGalaxy S8+、右がGalaxy S8 © ITmedia Mobile 提供 左がGalaxy S8+、右がGalaxy S8

 au(KDDI)が5月23日に「Galaxy S8」「Galaxy S8+」を発表したのに続き、5月24日には、NTTドコモも2017年夏モデルとしてGalaxy S8/S8+の投入を発表した。au版は6月8日から、ドコモ版も6月上旬から発売される見通しだ。

 Galaxy S8/S8+は、グローバルでも今夏の注目モデル。購入を検討している人は少なくないだろう。発売前日までに予約して購入した人全員に「Galaxy Gear VR with Controller」がプレゼントされるキャンペーンも実施されるので、早めに購入を決めるのがお得だ。しかし、画面サイズは異なるものの、機能や性能には大きな差がないと思われる両モデル。どちらを買うべきか迷うことになるだろう。

 両モデルの微妙な差分や、それによる使い勝手の違いに焦点を当てて、レビューしていきたい。まずは、両モデルのスペックを押さえておこう(いずれもドコモ版)。

●横幅を極限まで細めた「Infinity Display」を採用

 Galaxy S8とGalaxy S8+の最も大きな違いはディスプレイサイズだ。どちらもSuper AMOLED(有機EL)を採用し、左右のベゼルを極限まで細くし、エッジ部を曲面にした「Infinity Display」を採用している。画面サイズはS8が約5.8型で、S8+が約6.2型だが、画面解像度はどちらも1440×2960ピクセルなので、画素密度はS8の方が高い。同じ画面を表示した場合、S8の方が文字が小さく表示されるので、S8+の方が画面が広い分だけ視認性が高いといっていいだろう。

 Galaxy S8/S8+では、従来モデルに搭載していたハードウェアのホームボタンをなくし、ディスプレイ下部の表示されるセンサー型のナビゲーションキーに変更された。戻るキーとマルチタスクキーの配置を入れ替えることもできるので、Galaxy以外のAndroidスマホから機種変更してもスムーズに操作できそうだ。

 ちなみに従来モデルではホームボタンに搭載されていた指紋センサーは、背面カメラの右側に移された。片手で持って認証することを考えると、背面にあった方がバランスがよく、落下の心配も軽減されるだろう。加えて、Galaxy S8/S8+には虹彩認証と顔認証も搭載されている。実際に試してみたところ、顔認証が最もスピーディにロックを解除できるようだ。安全性を重視するなら指紋または虹彩、スピードを優先するなら顔認証と、使い分けられるのは利点だ。

●写真や動画を楽しむには「S8+」がオススメ

 Galaxy S8/S8+は「18.5:9」という画面比率を採用している。従来の「16:9」よりも縦長になったことが大きな特徴だ。縦に長いWebページや、TwitterなどのSNSを閲覧する際は、一度に多くの情報が確認できて便利そうだ。加えて、「約5.8型」「約6.2型」というスペックのわりには横幅が細いので、縦画面でWebページを閲覧した場合に、Webページ上の画像が小さく見えるほか、横画面で「YouTube」を見た場合に、動画の画面比率によっては、広い画面を有効に使えず、小さく見えることもありそうだ。

 Galaxy S8は縦に広い画面ではあるが、「約5.8型」というスペックから連想するほど大画面でもないので、写真や動画を見る機会が多い人は、実機で確認すべきだろう。約6.2型のGalaxy S8+でも、手にすると、さほど大きくは感じず、ファブレットではなくスマートフォンのサイズ感に抑えられている。画面を「見る」用途が多い人は、Galaxy S8+を選ぶべきだろう。

●マルチウィンドウの活用にも「S8+」が便利

 Android 7.0には、画面を2分割して2つのアプリを同時に利用できるマルチウィンドウ機能が標準搭載されている。Galaxy S8/S8+の縦長画面は、2分割表示にして、片方の表示で文字を入力できるなど、その利便性を生かせることも特徴だ。特定のアプリでは、表示の一部を切り取って、画面の上部に常時表示させておくといった使い方も可能。このマルチウィンドウをフル活用したい人にもGalaxy S8+が適しているといえそうだ。

●片手で軽快に使いこなしたい人には「S8」がオススメ

 操作性に注目した場合は、Galaxy S8に軍配が上がる。両モデルも片手でラクに持てるサイズ感ではあるが、S8+は横幅が約73mmあり、片手での文字入力はつらい。また、本体の高さは約160mmと、ドコモの夏モデルの中では最大だ。片手では画面の上まで指が届かず、通知パネルを開きたい場合は両手での操作が望ましい。

 エッジスクリーンを搭載した従来モデルから引き継ぎ、ディスプレイの端にアプリや連絡先のショートカットを表示したり、専用のウィジェットを利用できたりする機能も備えている。このエッジスクリーンを積極的に使いたい人も、片手で操作しやすいGalaxy S8のほうが有利だろう。

 Galaxy S8/S8+には、前モデルと同じく「デュアルピクセル」を採用した約1220万画素のカメラを搭載している。薄暗い場所でも素早くピントが合い、かなり明るく撮影できることがセールスポイントだ。カメラの性能は両モデル共通だが、コンパクトなS8であれば、ポケットから片手で取り出して、片手でシャッターを切ることができるが、S8+では手が大きい人でないと、片手での操作はきついだろう。

●バッテリー容量では「S8+」に軍配が上がる

 バッテリー容量は、Galaxy S8が3000mAhであるのに対して、S8+は3500mAhと、500mAh多い。当然、その分だけ連続待受時間や連続通話時間が長くなっている。ドコモが計測したバッテリー持ち時間は、Galaxy S8が約115時間、Galaxy S8+が約135時間なので、実際のスタミナもS8+が上回ると考えていいだろう。ただし、サイズ感から判断すると、S8でも十分に大容量といえるだろう。

●ドコモ版は、通信速度の違いにも注意!

 NTTドコモが発売するGalaxy S8+ SC-03Jは、下り最大788MbpsのPREMIUM 4Gに対応している。一方、Galaxy S8 SC-02Jは下り最大500Mbpsとなる。788Mbpsの通信には3.5GHz帯のキャリアアグリゲーションや4×4 MIMOなどが使われているが、Galaxy S8は3.5GHz帯用のアンテナを内蔵していないため。ただし、実効速度として、どのくらいの差が生じるかは現時点では分からない。ちなみに、au版のGalaxy S8/S8+は、どちらも下り最大590Mbpsとなっている。

●どちらが使いやすいかはスマホの使い方に依存

 Galaxy S8とGalaxy S8+のどちらが使いやすいかは、日常的にスマホをどのように使うか? どのように携帯するか? といった利用スタイルに依存するだろう。これまで、5型クラスのスマホを使っていて不便を感じていないのであれば、Galaxy S8に乗り換えると、使い方を大きく変えることなく、画面が大きくなった利便性を享受できるだろう。

 Galaxy Note Edgeなど、大画面のスマホを使っていた人は、より画面が大きいGalaxy S8+を選ぶべきだ。実は、スペック値としては、Galaxy Note Edgeが5.6型で、Galaxy S8(5.8型)より小さいのだが、幅はNote Edgeが約82mm、S8+が約73mmなので、S8+の方が逆に小さいと思うはずだ。

 もう1つ注意したいのは、Galaxy S8+は大画面ではあるが、決して「Galaxy Note」ではないといこと。2016年、Galaxy Note 7の発売が見送られたために、Galaxy Noteシリーズからの機種変更としてGalaxy S8+を検討する人もいるだろう。性能面では大きな進化を遂げているので、ほとんどの人は満足できるはずだ。しかし、Sペンでの操作には対応していないことが覚えておくべき。どうしてもGalaxy Noteを使いたい人は、次モデルを待つべきだろう。

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