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IIJmio、月額1880円〜の「コミコミプラン」をトライアルで開始 その狙いは?

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2017/08/23 00:00
IIJmio、月額1880円〜の「コミコミプラン」をトライアルで開始 その狙いは?: 「IIJmioコミコミセット」 © ITmedia Mobile 提供 「IIJmioコミコミセット」

 IIJ(インターネットイニシアティブ)は、個人向けモバイルサービス「IIJmio」にて、8月24日から11月30日までの期間限定で「IIJmioコミコミセット」を開始する。

 コミコミセットは、「スマートフォン」「音声SIM」「通話定額オプション」の3つをセットにしたもので、端末代金(割賦代金)を合わせて、1年目は月額1880円(税別、以下同)からの料金で利用できる。

 端末は「VAIO Phone A」「ZenFone Live」「AQUOS SH-M04-A」「arrows M04」の4機種から選択できる。初期状態で、音声SIMのデータ通信は「ミニマムスタートプラン(3GB)」、通話定額オプションは「誰とでも3分、家族と10分」がセットになっているが、変更できる(詳細は後述)。

 コミコミセットでは1年目に大きく料金を割り引いており、VAIO Phone AとZenFone Liveは月額1880円から、AQUOS SH-M04-Aとarrows M04は月額2480円から利用できる。割引対象となるのは音声通話と通話定額の月額料金で、音声通話は月額400円〜500円を、通話定額は月額600円を割り引く。例えばZenFone Liveの場合、1年目は音声通話が月額230円、通話定額が月額0円に割り引かれる。

 2年目は通話定額が月額45円〜100円割り引かれるのみで、1年目から各機種で1000円値上げされ、月額2880円または月額3480円になる。3年目以降は、端末代の支払いが終わるため、どの機種も月額2200円に再び値下げされる。

 端末代金は24回の分割払いが基本となるが、2カ月目に残りの割賦代金をまとめて支払うこともできる。

 端末代と通信料をコミコミにしたプランは、他社では「Y!mobile」「UQ mobile」「FREETEL」「楽天モバイル」などが提供しており、これらに追随した形になるが、IIJ MVNO事業部 MVNOセールス・プロモーション部 副部長の今井健氏によると、他社が始めたからというよりも、あくまでユーザーの動向を見て判断したという。

 「2〜3年前は、Webでいろいろな情報を仕入れて、自分に一番合うであろう通信サービスを選んでいる人が大半だったが、ここ1年〜半年ぐらいの流れを見ていると、そうでない人たちも買いに来ている。特にここ半年で、スマートフォンとSIMをセットで買う比率が3〜4倍に高まった」と今井氏。

 また、セット端末の購入者は「音声SIMと音声定額を一緒に申し込む率が高い傾向にある」(今井氏)という。そこで「セット端末の購入者は月の容量やオプションもセットにしてほしいと考えている」という仮説を立て、SIMや端末を個別に買う人ほどリテラシーの高くない層に向けて、今回のコミコミプランを導入する。

 IIJとしては、新たなユーザー層を開拓することで、さらなる契約者拡大を狙う。一方で、コミコミプランが本当にユーザーから支持を得られるかどうかは、IIJ側も図りかねているので、まずはテストマーケティングという形で、約3カ月間提供する。申し込みはドコモ回線を使ったタイプDのみ、オンライン限定となる。

●他社のコミコミプランとの違い

 IIJのコミコミプランならではの利点として同社は、1〜3年目で料金が変動し、最も高いのを2年目“のみ”にしていることを挙げる。他社だと1年目のみ安く、2年目以降に料金が上がるパターンが多く割高感が残るが、IIJの場合は2年目をピークに3年目は料金が下がるので、うまい見せ方だといえる。

 Y!mobileやUQ mobileのように端末代金を割り引かなかったのは「深い意味はない」(今井氏)そうだが、「3年目(の料金)を下げるためには、端末を値引くよりも音声を値引く方が、ロジカル的に作りやすかった」ため。

 1年目のみ割引を手厚くした点については「あまり詳しくない新しい購買層に対して、いったん入り口を低くしたかった。少し使ってだめだったら、傷が浅いうちに乗り換えられる」と今井氏は説明。1年目は純粋な値引きになるが、IIJ側が多少の血を流してでも、新しいユーザーを獲得したいという狙いが見える。

 IIJmioのユーザー数は2017年度第1四半期になってやや鈍化しており、勝栄二郎社長は「(Y!mobileやUQ mobileなど)サブブランドの影響があった」と要因を話していた。今回のコミコミプランは、サブブランドに対抗するためのテコ入れ策ともいえそうだ。

 後からデータ通信と通話定額のプラン/オプションを変更できることも、同社は利点に挙げている。例えばデータ通信は6GBまたは10GBに、通話定額は「誰とでも10分、家族と30分」に変更することもできる。その際、3GBから6GBだと620円、通話定額の誰とでも5分から10分だと230円の差額を支払う形となる。

 12カ月以内に解約をすると、音声SIMの解約調定金として最大1万2000円が発生するのは変わらないが、契約の自動更新はなく、13カ月目以降なら、いつ解約しても解約料は発生しない。この点もIIJは利点に挙げる。

 今井氏によると、テストマーケティングでは「3桁の後半ぐらい」の契約数を目指すという。この目標値を超え、ビックカメラやイオン、またIIJmio独自の販路である郵便局や大学生協など実店舗での取り扱いや、タイプAへのサービス拡充にも期待したい。

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