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Intel新世代CPUの売れ行きや評判は? アキバ自作街の反応

ITmedia PC USER のロゴ ITmedia PC USER 2017/01/10
Intel新世代CPUの売れ行きや評判は? アキバ自作街の反応: 「Core i7-7700」シリーズ。末尾KのみCPUクーラーが同梱しない © ITmedia PC USER 提供 「Core i7-7700」シリーズ。末尾KのみCPUクーラーが同梱しない

 1月6日、「Kaby Lake-S」ことIntelのメインストリーム向け第7世代CPUが一斉に発売された。登場したのは以下のモデル。全体的にグラフィックス性能が向上し、DDR4メモリの対応速度が上がりDDR4-2400までサポートするようになるなどの特徴を備える。

 いずれもLGA1151に対応し、BIOSアップデートすればZ170/H170/B150マザーにも載せられるなど前世代のSkylakeとの高い互換性を保っている。ただし、対応OSは64bit版Windows 10のみとなる点には注意が必要だ。

 発売直後の売れ筋は、どこのショップも最上位の「Core i7-7700K」を挙げていた。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「Skylakeからの劇的なアップデートはないので、買われていくのは、相対的に最新CPUをいち早く試したいというコアな人が目立っています」と話していた。2015年8月以来の新世代CPUながら、他店でも「じわじわと主流を受け継いでいくのでは」などの冷静なコメントが目立っている。

 なお、未発売モデルとしては、Core i3で初のKつきモデルとなる「Core i3-7350K」(4.2GHz/TDP 60W/税込み2万4000円前後)や、「Pentium G4600」(3.6GHz/TDP 51W/税込み1万1000円前後)も控えている。特にCore i3-7350Kはオーバークロッカーに注目されているが、発売時期は未定。多くのショップが予測するところでは、「順調にいけば1月下旬」ということになりそうだ。

●Intel 200シリーズ搭載マザーも一斉デビュー!

 Kaby Lake-Sにあわせて、対応チップセット「Intel 200シリーズ」(Z270/H270/B250)を搭載したマザーボードも各社から登場している。初回のラインアップが最も多いZ270マザーは税込み1万円台後半から2万円台のモデルが多く、高付加価値帯になるとASUSTeK「ROG MAXIMUS IX FORMULA」(税込み5万5000円前後)のような製品も店頭に並んでいる。

 H270マザーは同1万円台中ばから、B250マザーは同9000円前後から選べる。また、ASRockからはmini-ITXサイズの「Z270M-ITX/ac」(同2万2000円前後)と「H270M-ITX/ac」(同1万8000円弱)も初回から登場している。

 Intel 200シリーズはZ170/H170/B150などのIntel 100シリーズの後継にあたり、PCI Express(3.0)レーン数が増え、M.2スロットが構成しやすくなったなどの特徴がある。前世代との互換性も維持しており、Skylake世代との組み合わせも可能だ。ただし、対応OSは64bit版Windows 10のみ。

 TSUKUMO eX.は「初回から幅広いラインアップが登場したので、Core i7-7700Kと組み合わせて使うという人から、小型マシンを組みたいという人まで幅広いフォローできる感じですね。正常進化という感じなので順調に以降していくと思います」と話していた。

 なお、今回はCPUやマザーボードを単品で買う人が多くのショップで目立っているそうだ。ドスパラ パーツ館は「互換性が高いので、とりあえずどちらか気になるものを試してみようという人が多いのかもしれません」と話していた。

●ASUSTeKとASRockの二大ブランド化が進む?――マザーベンダー情勢

 なお、一斉に登場したマザーボードだが、ベンダー単位でみた勢力図の変化に言及するコメントも多い。パソコンSHOPアークは「ASUSTeKはいつも通り盤石ですが、ASRockも勢いがありますね。上位モデルにはSLI Bridgeを同梱しているものもありますし、ASRockならではの強みを多く盛り込んできた印象があります」と評価していた。

 他店でも売れ筋候補にこの2メーカーの製品を推す声が多く、ASUSTeK「PRIME Z270-A」(同2万6000円前後)やASRock「Z270 EXTREME4」(税込み2万5000円前後)がどこも定番候補になっている様子だ。

 他メーカーについては「GIGABYTEとMSIはグラフィックスカードの勢いと比べるとちょっと弱い印象があります」(某ショップ)といった声を耳にした。その中で、コンシューマー市場に本格参入したスーパーマイクロについては「サーバ市場との違いをどこまで把握して、自社の強みを打ち出せるかでしょう」(同)と見定め中といったコメントを聞いた。

●新プラットフォームで対応外になったWindows 7と8.1――アキバの反応

 今回登場したKaby Lake-SとIntel 200シリーズは、ともに対応OSが64bit版Windows 10のみとなっている。これまでサポートされていたWindows 7/8.1、およびWindows 10の32bit版はデュアルブート環境でも使えなくなる公算が高い。Kaby Lake-SをIntel 100シリーズマザーに載せたり、SkylakeをIntel 200シリーズマザーに載せたりする場合でも事情はほぼ同じだ。

 某ショップは「MicrosoftとIntelがサポートしていないだけなので、メーカーやサードパーティがドライバを用意してくれれば動かせないこともないでしょうが、いまのところは無理と考えたほうがいいかもしれません」と話す。実際、各店のマザーボード売り場やCPU売り場には、「Windows 7/8.1はサポートしません」といった注意書きが目立っている。

 果断な対応だが、各ショップの反応は冷静だ。パソコンSHOPアークは「Skylakeの時点で64bit版Windows 10が完全に主流になっていましたから、そこまで大きな混乱はないですね。旧バージョンのOSの在庫具合を考えたりは必要ですけど。まあ、Windows XPの二の舞にはしたくないということなんでしょう」と語る。

 Windows XPは2009年ころから市場在庫がなくなるウワサがあったが、サポート期限である2014年3月末に近づいてもスポット入荷が見られ、期限後もしばらくは存在感を保ち続けるなど、切り替わりには長い期間を要した。そうした事態を避ける方向に舵が切られているわけだ。

 それでも7や8.1が使いたいという場合は、旧世代となったSkylakeやIntel 100シリーズの組み合わせ、あるいはX99マザーやAMD系で組むといった手段が残されているが、それも時間の問題という声が多い。

 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「2017年はWindows 7が終わる年になるかも。どうしても7や8.1が使いたいという場合は、いまのうちに保守パーツも含めて確保しておいたほうがいいでしょう」と話していた。

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