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LAMP IN TERREN、未来への希望に満ちたリキッドワンマン 「みんながいたから続けられた」

Real Sound のロゴ Real Sound 2016/10/25 株式会社サイゾー
© Real Sound 提供

 LAMP IN TERRENが、ワンマンツアー『GREEN CARAVAN TOUR』セミファイナル公演を、10月15日に恵比寿リキッドルームにて開催した。同ツアーでは6月から全国7カ所で公演を行なってきており、これがLAMP IN TERRENにとって、2度目のワンマンツアーとなる。

(関連:LAMP IN TERRENライブ写真はこちら)

 鳥のさえずりをBGMにメンバーがステージに現れ、松本大(Vo./Gt.)がツアータイトルにも用いられている「キャラバン」の1フレーズをアカペラで歌い出すと、観客がはっと息を飲み、フロアに心地よい緊張感が走る。続く「林檎の理」では「歌える?」と松本が呼びかけ、緊張感をほぐしていった。そのままカウントし、川口大喜(Dr.)の軽やかなドラムと中原健仁(Ba.)の弾むようなリズムに乗せて、「ランデヴー」、よりロック色の強い「Grieveman」と次々に熱気あふれるパフォーマンスを見せた。

 MCでは松本が、バンド創設メンバーである大屋が昨年10月24日に復帰して1年経つという感慨深さを語ると、バンドの魅力の一つである松本の優しく色気のある歌声を披露していった。イントロを2度弾くというハプニングもありながら、「魔法のような思い出を作りたい」とMCで語った通り、1曲1曲に熱い思いがこもっていることが伝わるパフォーマンスが続く。中でも「ボイド」では松本の叫ぶような歌声や、大屋真太郎(Gt.)の力強い演奏も見られ、ギラギラとした思いがぶつかってきた。

 ライブ中盤では、会場限定シングルに収録した「heartbeat」「pellucid」を披露。「heartbeat」というタイトルには、「パソコンの信号」と「心臓の鼓動」という2つの意味が込められている。映画『何者』で劇中歌として菅田将暉が歌唱する「pellucid」は、あまり学校に行っていなかった自身の高校時代を思い出して書いた、松本なりのラブソングだという。

 「(前に東京でワンマンライブを開催した)クアトロの景色とまた違う。色々な表情の人がいるなぁ」と中原が嬉しさを抑えきれない表情で語りかけると、音楽へのとめどない思いを吐き出すように「メイ」「緑閃光」とエモーショナルな演奏を見せていく。そして、「人生の中で戦わないといけない時があると思います。そんな時の勇者に捧げる曲です」と松本が話し、「innocence」を披露。<この日々が定めから放される事はない それでも この意志は消えたりしない>ただ真っ直ぐなだけの応援歌ではない、迷いながらも進み、戦っていくLAMP IN TERRENだからこそ歌える歌だ。

 「演奏する側と、聴く側、どちらが欠けてもダメ。だから、みんなに聴きたいと思ってもらえるものを作らなきゃと思った」と松本が新たなる決意を見せ、その後「この1年、苦しいことも多かったけれど、みんながいたから続けられました。ありがとう!」と改めてファンへの感謝を伝える一幕も。そして、観客の合唱とともに、ライブ冒頭にも披露した「キャラバン」を歌い、本編は幕を閉じた。

 アンコールでは、飛び跳ねるような演奏から、ライブが楽しくてたまらないという様子が伝わってきた。松本がマイクを通さず生声で歌唱する場面もあり、バンドも観客もテンションは最高潮に。最後に松本は叫ぶように「ありがとう!」と言い、ステージから去っていった。

 鳴り止まぬ拍手にメンバーが再びステージに登場すると、ライブはアンコールへ。「新曲がいっぱいあるから、早くみんなに聴かせたい!次のワンマンではみんなが知らない曲もたくさんやります!」という松本の言葉から、早くも11月19日に赤坂BLITZで開催するワンマンライブへの期待がのぞいた。

 LAMP IN TERRENにとってこのワンマンライブはあくまでも通過点なのだろう。MCで松本が「4年後には人生の半分バンドをやっていることになる。その時にはツアーをやろう!」と話していたことからも分かるように、彼らはもうずっと先を見据えていた。自分たちの音楽への自信と、未来への期待。LAMP IN TERRENは、まだまだこんなもんじゃないーーそんなメッセージが伝わってくるような、これからへの闘志を見せつけたライブだった。11月1日からは新たに、11月に11公演を行なう対バンツアー『TOUR "11" L.A.P』がスタートする。対バン相手と切磋琢磨することで、彼らがバンドとして新たな一歩を踏み出していくことに期待したい。(村上夏菜)

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