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Ryzen Threadripperの“初動買いケア”が始まるも「いろいろ引かれる」理由

ITmedia PC USER のロゴ ITmedia PC USER 2017/09/11
Ryzen Threadripperの“初動買いケア”が始まるも「いろいろ引かれる」理由: Intel「Core i9-7920X」 © ITmedia PC USER 提供 Intel「Core i9-7920X」

 先週、IntelからCore Xシリーズの上位モデル「Core i9-7920X」が登場した。これまでの最上位「i9-7900X」(10コア/20スレッド)の1つ上に位置づけられるCPUで、12コア/24スレッド、44レーン構成となる。クロック数はベース2.9GHz/ターボ4.3GHz。税込み価格は14万円弱から15万円弱の間となる。

 LGA 2066対応の最上位モデルとなるが、初動はいまひとつの様子。パソコンSHOPアークは「i9-7900Xなどが登場してまだ2カ月弱しか経っていませんし、先々にはさらに上位モデルの投入も予定されているので、なかなか手を出しづらいところなのかなと思います。価格や性能的にRyzen Threadripper対抗でラインアップしておく必要があるんでしょうけど」と淡々と話していた。

 対抗と目されているRyzen Threadripperのほうも動きがあった。既報の通り、日本AMDは、8月30日までに1950X/1920Xを初動価格付近で購入した人を対象に現行価格分との差額に相当するQuoカードを配布すると発表。1950Xなら1万8000円分、1920Xなら1万3000円分となる。受付期間は9月25日までだ。

 複数のショップでこの措置の告知が行われたが、全体的に反応は薄い様子。ドスパラ パーツ館は「元々詳しい人が買っていく製品なので、状況をつかんだうえで直接アプローチしているのかもしれません」と推測していた。

 ただし、思わぬところで不審も生じているようだ。別のショップは「告知している日本AMDのツイッターアカウントを疑う人がいるんですよね。ノベルティを撮影したような微妙なアイコンをつかっていますし、公式サイトのほうにはQuoカードの情報がありませんし。調べてみれば日本AMDときちんとひも付けされるんですが、確かに微妙です。価格改定に対する措置としても異例ですし、いろいろなところで“引かれて”いる感はあります。正直、私も同感です……」とこぼしていた。

●3.5インチHDDの最大容量を更新する12TBモデルが登場!

 ストレージで話題を集めていたのは、HGSTのサーバー向けHDD「Ultrastar He12 HUH721212ALE600」だ。税込み価格は7万5000円前後となる。3.5インチHDDの最大容量が更新されたのは、2016年4月に10TBモデルがHGSTとSeagateから同時に売り出されて以来となる。

 Ultrastar He12 HUH721212ALE600は1.5TBプラッタを採用したヘリウム充填タイプのHDDで、メーカー5年保証がつく。法人向けシリーズに属しており、やはり企業や研究組織の注目度が高い様子だ。

 入荷したTSUKUMO eX.は「大容量HDDはまず法人向けに投入されて、環境が整ってきたらコンシューマーに降りてくるという流れが一般的になると思います。いまは10TB HDDもNAS向けに個人の方が買っていくこともありますし、12TBもそのうちNAS向けくらいから広がっていくんじゃないかと思います」と話していた。

 同社からはNAS向けの10TB HDD「DESKSTAR NAS 0S04037」も同時期に登場しており、1台モデルが税込み4万4000円弱、2台パックが同8万6000円前後で売られている。

●Threadripper専用水冷キットや5万円のRyzenマザーなどが出回る

 冷却パーツでは、ENERMAXの簡易水冷キット「LIQTECH TR4」が目立っている。TDP 500W超のサポートをうたうなど強力な冷却性能を持つ仕様で、12cmファン3連の「ELC-LTTR360-TBP」は税込み1万9000円前後、2連の「ELC-LTTR240-TBP」は1万7000円弱となる。

 対応ソケットはSocket TR4/SP3のみで、現行ではRyzen Threadripper専用のクーラーといえる。ドスパラ パーツ館は「用途がはっきりしているので、刺さる人には刺さるという売れ方をするんじゃないかと思います。3連タイプでも組み込めるケースは増えていますし、最強の選択肢として店頭に並んでくれればいいですね」と評価していた。

 AMD系プラットフォームでハイエンドといえば、ASUSTeKから登場したRyzen向けのX370マザー「ROG CROSSHAIR VI EXTREME」も見逃せない。2基のM.2スロットとUSB 3.1(Gen 1/2)、Intel製ギガビットLAN、IEEE 802.11acなどを備える多機能モデルで、ゲーム向きサウンド機能「SONIC RADAR III」などを備えている。税込み価格は5万円強だ。

 各ショップの評価は高いが、その半面ヒットを期待する声は少ない。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「AMDユーザーはコストを抑えて組みたいという志向が比較的強くて、マザーの売れ筋は1万円台後半から2万円前後です。さすがに5万円は欲しくても手が出せない人が多いんじゃないかと思います。まあ、高根の花ですよね」とコメントしていた。

●4面強化ガラスで税込み1.7万円のケース「VIEW 71 TG」がデビュー

 PCケースは、サーマルテイクからATXケース「VIEW 71 TG」が登場している。左右側面とフロント、およびトップに5mm厚の強化ガラスを採用しており、前後面に1基ずつ「Riing 14 Blue LED」を組み込んでいるのが特徴だ。税込み価格は1万7000円強。また、搭載する14cmファンを1基増やし、256色発光タイプに変更した「VIEW 71 TG RGB」も、税込み2万3000円弱で同時に売り出している。

 入荷したオリオスペックの評価は高い。「これだけ作りのしっかりした4面ガラスのケースが2万円を切ってくるのは、素直に感心しますね。強化ガラスの値段が透明アクリルとほとんど変わらない領域まできたら、じゃあ導入してみようかという人も増えると思います」と高評価。ただ、「せっかくRGBタイプがあるなら先週出た1680万色の『Riing Plus』のほうがよかった」ともコメントしていた。

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