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TITAN Xの2枚差しでほとばしるスプレマシー!! 前面ガラスケースの「MASTERPIECE i1710」がまさに至高

ITmedia PC USER のロゴ ITmedia PC USER 2017/01/12
TITAN Xの2枚差しでほとばしるスプレマシー!! 前面ガラスケースの「MASTERPIECE i1710」がまさに至高: 新ケースで生まれ変わった新「MASTERPIECE」。「G-Tune」ブランドの頂点に君臨するフラッグシップモデルだ © ITmedia PC USER 提供 新ケースで生まれ変わった新「MASTERPIECE」。「G-Tune」ブランドの頂点に君臨するフラッグシップモデルだ

●新設計のケースで生まれ変わった「MASTERPIECE」

 ゲーミングPCブランド「G-Tune」の中でも、フラッグシップとして君臨するのが「MASTERPIECE」シリーズだ。そのMASTERPIECEが新設計のケースで生まれ変わっている。従来通り、赤と黒を基調としたカラーリングを踏襲しつつ、外装にガラス素材を取り入れた演出で高級感をグレードアップ。さらにエアフロー設計も強化された。

 この新しいMASTERPIECEは、LGA2011-v3(Intel X99)のi1710シリーズと、LGA1151(Intel Z170)のi1610シリーズ、2つのプラットフォームで展開され、複数のベースモデルとBTOによるカスタマイズで幅広い用途に対応している。

 今回はLGA2011-v3プラットフォームを採用するMASTERPIECE i1710シリーズのベースモデルの中から、NVIDIA TITAN XのSLI構成にCore i7-6900Kを組み合わせた「プラチナモデル カスタム」の標準構成を評価機として入手した。最高峰のモデルの実力を見ていこう。

●ガラス素材で高級感を演出

 新設計のタワー型ボディは、存在感抜群。フロントマスクは、MASTERPIECEシリーズ歴代のイメージカラーであるレッドをフィーチャー。ヘアライン加工したアルミ素材、ガラス素材と異なる素材を組み合わせつつ、フラットなフォルムに仕上げている。

 ガラス素材には、熱処理で耐圧強度を高めたダーククロム強化ガラスを採用しており、表面はエッジまで丁寧に仕上げられており、割れてしまいそうだとか、エッジで手を切ってしまいそうだとかといった危なっかしさはまったく感じない。

 アルミ部分もエッジをカットしたサイドカット処理で変化をつけるとともに、サイドパネルの通気口もハニカムパターンのデザインを採用するなどディティールにこだわりつつ、全体としてシンプルでフラットに見えるフォルムに仕上げている。

 サイドパネルは、標準のスチール鋼板パネルのほか、BTOでスモーク加工した強化ガラスサイドパネルも用意されており、内部パーツをあえて見せる演出も可能となっている。

 内部構造も個性的だ。上部に電源搭載スペースを大きく確保しつつ、5インチベイを排除しているため、広々とした空間が広がる。底部はハニカムパターンで吸気口を広く開けている。暖められた空気は上昇する性質があるため、合理的に本体内部の熱を冷却、排熱できる。また、ホコリの侵入を防ぐためのフィルタも装備している。

 シャシーには、1.2mm厚のスチール素材を採用しつつ、丹念な板金加工により、剛性を高めている。大型の冷却装置を搭載した重厚なハイエンドパーツを共振の不安なくしっかり支えられる。

●ウルトラハイエンドのLGA2011-v3プラットフォーム

 基本システムには、Intel最上位のLGA2011-v3プラットフォームを採用し、CPUは「Broadwell-E」の開発コード名で知られるウルトラハイエンドプロセッサーを採用する。

 第6世代Core(LGA1151プラットフォーム)にはない6コア以上のメニーコアCPUに対応し、最大40レーンのPCI Express 3.0をサポートする広帯域がこのLGA2011-v3プラットフォームの特徴だ。

 今回の評価機では、8コアモデルのCore i7-6900Kを搭載していた。Hyper-Threadingにより16スレッドの同時実行に対応し、マルチスレッド処理性能を誇る。Turbo Boost Max Technology 3.0にも対応し、シングルスレッド性能も前世代(Haswell-E)に比べて強化されている。BTOでは最上位の10コア20スレッドのCore i7-6950X Extreme Editionも選ぶことが可能だ。

●NVIDIA TITAN XをSLI HBで搭載する究極構成

 ゲーミングPCブランドのフラッグシップだけに、グラフィックス機能は究極の構成が可能だ。ベースモデルはGeForce GTX 1060を搭載した構成から用意されているが、評価機は、現行最高性能を誇るNVIDIA TITAN X(12GB)を2枚利用したNVIDIA SLI(SLI HB)構成を採用する。

 NVIDIA TITAN Xは、NVIDIA最新のPascalアーキテクチャを採用した最上位GPUだ。GeForce GTX1080の1.4倍に相当する3584のCUDAコアを内蔵し、12Gバイトもの大容量グラフィックスメモリを搭載するモンスター級のGPUだ。それを2枚同時に使うという、現時点でこれ以上高速な選択肢は現存しないという構成である。

●メモリとストレージはBTOで柔軟な構成が可能

 メインメモリには、PC4-19200 DIMMを採用している。4本1組のクアッドチャンネルアクセスに対応し、メモリ帯域は76.8GB/sにも上り、メニーコアCPUのパフォーマンスをフルに生かすことができる。標準では8GBモジュール4本の32GB構成だが、最大では128GBまで選択できる。

 データストレージは、最大トリプルストレージに対応する。M.2 SSDと2.5インチSSD、3.5インチHDDをそれぞれ1台ずつ選ぶことができるようになっている。さすがにフラッグシップだけに、標準でも960GBと大容量の2.5インチSSDが搭載される。評価機のSSDは、SSDはA-DATAの「ASP550SS7-960GM」だった。

 また、光学ドライブとして、スロットインタイプのDVDスーパーマルチドライブを標準で搭載している。5インチベイは省かれているため、メモリーカードリーダーの追加などはできない。

 マザーボードはMSI製で、型番は「X99-S04」とされている。リテール向け製品にそのような型番の製品はないため、OEM専用モデルと思われる。背面にはType-CとType-A両方のUSB 3.1 Gen.2ポートを装備し、1000BASE-T対応有線LAN、8ch出力対応サウンド機能もオンボードで搭載している。プリインストールOSは、64bit版Windows 10を採用しており、エディションとしてHomeとProが選べる。

●見たことがないないスコアを連発! 驚愕の3D描画性能

 ベンチマークテストで性能をチェックしよう。評価機の構成は、CPUがCore i7-6900K、メモリが32GB(PC4-19200 8GB×4)、グラフィックスカードがNVIDIA TITAN X(12GB)×2(SLI)、データストレージが960GB SSD、OSが64bit版Windows 10 Homeという内容だ。テストは4K解像度(3840×2160ピクセル)環境で行なっている。

 NVIDIA TITAN X(12GB)のSLIという究極構成だけに、3D描画系性能は強烈で、3DMarkのゲームマシン向けの標準テストであるFireStrikeではを30000に迫り、4K UHD解像度でテストするFireStrike Ultraで12000超、DirectX 12ベースの最新テストであるTime Spyの約15000だ。FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマークでも4K解像度の最高品質で15000超え、もちろん評価は「非常に快適」だ。

 いずれもNVIDIA TITAN X搭載モデルのほぼ2倍、これまでに見たことも聞いたこともないスコアだ。並のハイエンドゲームマシンがフルHD環境で出すスコアを同等以上のスコアを4K環境でたたき出している。

 Grand Theft Auto Vのベンチマーク結果でも3840×2160ピクセルで各シーンの平均fpsの平均が約120fps。4K環境での高画質プレイが現実的であることを示している。

●総合性能もきわめて優秀、動作音も穏やか

 Steam VR Performance Testの結果も当然ながら「VRレディ」。90fps以下に落ち込むフレームは0で、再現度も完璧なテスト結果を示している。

 他のテストの結果も圧倒的だ。CINEBENCH R15のCPUスコアはCore i7-6700K搭載機の約2倍に相当する。PCで行なう一般的な作業をシミュレートする内容のPCMark 8もご覧のとおり。フラッグシップにふさわしい圧倒的なパフォーマンスだ。

 これだけのハイエンドPCになれば動作音も爆音クラスをイメージするかもしれないが、実際の動作音はそうしたイメージからはほど遠い。アイドル時低負荷時も動作していることが分かる程度の音はするが、3D系のベンチマークテストを実行しても穏やかに上昇する程度にとどまる。季節的に室温が低いこともあろうが、PCケースのエアフロー効率の良さも影響しているのだろう。

●至高のゲーム/VR体験を求めるユーザーに

 マウスコンピューターのWebサイトでの直販価格は、総額で70万5024円(送料/税込み)。NVIDIA TITAN X搭載カード2枚に8コアのCPUと、超のつくハイエンドパーツをぜいたくに組み合わせ、特別なボディに収めている究極のシステムであり、トータルで得られる体験はまさに至高。これだけの対価を払うに値する(もっとも、これだけの価格を出せるユーザーは限られているが)。

 他のベースモデルには、もう少し現実的な構成もある。NVIDIA TITAN Xカードを1枚搭載し、CPUが6コアのCore i7-6800Kとなる「プラチナモデル」ならば総額で42万4224円から購入できる。最強のNVIDIA TITAN Xと6コアCPUによるパフォーマンスに加え、高級感あふれる新設計ボディがもたらすトータル体験は、並のハイエンドゲーミングマシンとはひと味もふた味も違う。

 こうしたウルトラハイエンドのシステムは、陳腐化しにくく、ライフサイクルが長い傾向にあるため、ゲームマシンとして長く一線で活躍できる。ただのゲームマシンでは物足りない、長く活躍できるゲームマシンが欲しいと考えているならば、MASTERPIECEが提供する至高の域へ一歩踏み出すことを検討してみてもいいのではないだろう。

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