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TOKIOはいかにして真のエンターテイナーとなったか? 農業・建設・音楽で見せる“職人”の姿

Real Sound のロゴ Real Sound 2016/10/22 株式会社サイゾー
© Real Sound 提供

 TOKIOのファンクラブ会報の内容が「農家過ぎる」と話題だ。ジャニーズではアーティストごとにファンクラブがあり、コンサートなどのチケット優先申込のほかに、不定期で会報が届く特典がある。メンバーの最新情報を届けるの会報も、グループによって個性が出ているようだ。 (関連:TOKIO、キンキ、V6…J-FRIENDSの“大乱闘”再び! 『Mステ』で見せたグループ超えた団結力)  TOKIOは『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)で、2000年からDASH村を作り始め、じつに16年の農業キャリアを誇る。2012年からは、DASH島と名付けた無人島の開拓を手がけ、基地となる舟屋やトロッコの線路などを建設した。今回の会報では、DASH島の水路完成の報告をメインに、メンバーから台風で稲刈りに影響が出ないか心配する声や、冬に向けてブロッコリーやキャベツを…といった言葉がつづられていたとのこと。季節を意識した充実な内容に、ネット上では「農家のファンクラブかな?」「地元の新聞みたい」「アイドルが副業?」「TOKIOのファンクラブに入りたい」と盛り上がりを見せている。  一方で、TOKIOファンにとっては「いつも通りの内容で違和感なかった」「客観的にみるとやっぱり普通じゃないのかな」と戸惑う声も。確かに、今やTOKIOが難しい農業や工事をしていても、当たり前のように安心して見てしまっている。ジャニーズのアイドル、しかもバンドとしても高い評価を得ているアーティストたちなのだ、と改めて考えるとすごい。  それを再確認することができたのが、10月16日にオンエアされた『DASH×イッテQ!はじめての交換留学2時間SP』(日本テレビ系)だ。世界中で過酷なロケを敢行することでおなじみの人気番組『世界の果てまでイッテQ!』と『ザ!鉄腕!DASH!!』が初めてコラボした特別番組。『イッテQ!』から、お笑い芸人のイモトアヤコと、ジャニーズ事務所の後輩でもあるNEWSの手越祐也が交換留学生として登場した。  TOKIOの城島茂と山口達也と合流し、桐の名産地である福島県三島町のPRを行なうことに。城島と山口は美しい年輪模様を愛でながら、三島町の寒暖差のある気候が細かい年輪を作り出すこと、軽くて加工のしやすさ、海外の木材との違いなどを専門家顔負けの知識を披露。手越は「会話の半分以上がわからない。英語のほうがわかる」と困惑するのだった。  この桐を使って、巨大ブーメランを作ることになった一同。木材と工具を前に「誰か教えて」とパニックになる手越とイモトに対して、黙々とノコギリを取り出して板を加工し始める城島と山口。「ええ、もう切るんですか?」と驚く『イッテQ!』チームに、「いつもそんなに過保護なの?」と番組中“棟梁”と呼ばれる山口は叱咤激励。  さらに巨大なブーメランを作り上げたあと、発射台を組み立てる際も職人さんに混ざって手を動かすTOKIOのふたり。「何をしたら…」と右往左往する手越に「作業は自分で考えろ! 自分で何か探すの、仕事を!」と叱咤する“棟梁”の姿もあった。指示される前に、何ができるか考えて動くこと。その姿勢が、TOKIOを“職人”へと育てたのだろう。  番組では、ほかにも城島が島の秋の味覚を探しに森の中へ入り推定8年ものの、巨大なキノコ(サルノコシカケ)を発見する。素人は何に使うのか検討もつかないが「最高のお茶が作れるぞ」とニヤリ。タラの芽の木の皮を1週間干して煮出したタラノキ茶と足して、疲労回復&免疫力UPができる特製のお茶を作ってみせた。また、島の廃材と海の漂着物を器用に組み合わせて高下駄を作り、江戸時代に流行した下駄釣りに挑戦する姿もオンエアされた。  TOKIOのすごいところは、どんな作業も楽しんいるということ。新しい知識を積極的に体験し、知恵にする。農業でも建設でも、そしてもちろん音楽でも、何に取り組んでも観客を魅了する真のエンターテイナーなのだ。生きる姿そのものが、まさにロックである。 なんとなく毎日を生きる現代人にとって、季節を肌で感じ、ひたむきに生活と向き合う姿がまぶしくもある。もし、今誰かに「無人島に何か一つ持っていけるとしたら?」と尋ねられたら、迷いなく「TOKIO」と言ってしまいそうだ。(佐藤結衣)

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