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TVアニメ『銀魂』EDテーマ歌う正体不明バンド XYが話題に “特殊能力”が生み出すサウンドとは

Real Sound のロゴ Real Sound 2017/05/07 株式会社サイゾー
© Real Sound 提供

 テレビアニメ『銀魂~よりぬけ!銀魂さん~』(テレビ東京系)のエンディングテーマを務める正体不明のバンド・XYが、銀魂ファンの間でジワジワ盛り上がりを見せている。 参考:XY「We Gotta Fight」MV  BEAT CRUSADERS、MAN WITH A MISSION、amazarashiなど、正体を明かさずに人気を獲得するアーティストが増加傾向にある昨今。ネクストブレイクアーティストのホットスポットとなりつつある“正体不明バンド”には、音楽ファンからも熱い視線が注がれている。  そんな中、前述した人気バンドたちも所属するソニー・ミュージックレコーズからメジャーデビューしたXY。5月3日に1stシングル『We Gotta Fight』が配信され、謎に包まれた設定や近未来SFをイメージしたMVにも注目が集まっているが、楽曲に対する評価も高い。  従来の正体不明バンドと一線を画すのは、特徴的なプロフィールだろう。メンバーは“特殊音楽型進化脳”という特殊能力を備えた“子ども”で、音楽を奏でると大人の姿になってしまうーーそれが特殊能力幼児変動型バンド・XYの正体だという。「We Gotta Fight」のMVを観れば、楽曲と共にバンドの成り立ちや世界観を大まかに理解することができる。  SF要素を全面に押し出したMVは謎に満ち溢れている。子供から大人へと変貌していく非現実的な様子を、VFXやCGといった映像エフェクトによって表現。彼らが所属する特殊機関のテクノロジーと、激しく演奏するメンバーの映像が交差することで、より一層ドラマチックな楽曲へと変貌していく。  演奏していない時は普通の子どもという設定上、SNS上では「ライブはしないのか?」という不安の声も上がっている。しかし、謎を残すことでファンの興味を煽り、既存の価値観では予想もできない世界に誘うのも、正体不明バンドの面白さと言えよう。先述した覆面アーティストも様々な形でライブを実現させてきたので、XYもどのような形でライブを行なうのか期待したい。  『銀魂』の主題歌はアニメファンの間でも注目度が高く、DOESやSPYAIRのように『銀魂』をきっかけに知名度を上げたアーティストも少なくない。そんな銀魂ファンを唸らせているのが表題曲の「We Gotta Fight」だ。  骨太なギターと繊細なピアノが重なり合い、エモーショナルなバンドサウンドへと発展していく同曲。エモやラウド系のエッセンスを取り入れた激しくも切ない曲調と、弱者が不条理に立ち向かっていく姿を描いた力強い歌詞が絡み合い、じわじわと聞き手の胸を打ってくる。CHiCO with HoneyWorksのOPテーマ「今日もサクラ舞う暁に」がポップな『銀魂』を表しているのであれば、「We Gotta Fight」は『銀魂』のシリアスな側面を見事に表現している。  一方、シングル『We Gotta Fight』のカップリング曲「他力が本願」と「武骨者」ではまったく違ったXYの表情が見えてくる。「他力が本願」は、メロディアスなギターやタンバリンのリズムが心地いい爽やかな楽曲だ。「We Gotta Fight」とは正反対のアプローチと言える。「武骨者」はダンスミュージック要素を取り入れ、他の曲にはないアーバンな雰囲気から、サビにかけてロックサウンドへと転調していくフックのある曲に仕上がっている。プロフィールだけでなく、ジャンルに縛られることのない音楽性も、XYの武器になりそうだ。  そして、ここで活きてくるのが実験体という設定だ。実験である以上、枠にとらわれないジャンルレスな音楽を披露するのにも頷ける。普段は子どもという縛りはあるものの、その音楽性は自由そのものだ。  MVでは「CACE1. We Gotta Fight」と明記されており、これからも音楽面の実験を繰り返していくことが予想できる。バンドメンバーの今後の行方も気になるところだが、ファンの予想をいい意味で裏切る楽曲も楽しめそうだ。(泉夏音)

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